this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
凍土に立つは巨影、吹きすさぶは雪風
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
「小手先の技じゃ埒が明かねぇ! まずは足を止めるぞッ! 続け、ナディスッ! うぉおおおーーッ!」
「了解ですっ、いきますよーーッ! でえぇぇやああーーッ!」
荒い息を整えると二人はアイシクルゴレムスの両足へそれぞれ左右から攻撃を仕掛ける。
左右から同じ軌道で攻撃を仕掛ける二人の行動にアイシクルゴレムスは地面を叩くと氷の槍を地表から空に向かって顕現させた。
鋭い氷の槍に腕や足を裂かれるが轟とナディスの勢いは止まらない。
炎を纏った二人の拳がほぼ同時にアイシクルゴレムスの両足を打ち抜いた。
ダメージの蓄積でひびの入っていたその足は衝撃に耐えきれず崩壊し、アイシクルゴレムスはその場で膝立ちの状態となる。
しかし次第に氷塊が集まり、再びアイシクルゴレムスは足を形成しようとしているようであった。
「ちくしょう、あいつ再生能力までもってるのかよ……それならナディス、でかい炎の準備を頼む! 高温の炎で一気に決めるんだ!」
「で、でもアレはまだ完成にはほど遠くて成功率も低くて……私じゃ……きっと失敗して……」
肩をバシッと掴んで真直ぐに彼女を見据えて轟は言う。
「いいか、ヒーローってのは救世主なんだ。皆を照らす光にならなくちゃならねぇ……どんな苦境に立ったとしてもな。だからやる前から諦めるな、大丈夫だ、お前ならきっと出来るさ!」
「ししょー……ッ!」
轟の言葉にナディスの表情は暗いものから明るいものへと変化する。
弟子が暗い闇に囚われそうな時、それを照らすのも師匠の役目なのだ。
ナディスの詠唱時間を稼ぐ為にアイシクルゴレムスに対峙する轟の背中を見ながらナディスは思う。なんて大きな背中なのだろうと。
それは物理的な大きさではない。まだ追いつけそうにない大きな師匠の背中……ナディスはそれを見て気合を入れ直す。
「うん、頑張らなきゃ。私を信じてくれたししょーの為に!」
轟はナディスの詠唱時間を稼ぐ為にアイシクルゴレムスの攻撃を一手に引き受けた。
身動きが取れなくなったと言ってもその巨体の上半身はほぼ稼働状態であり、氷塊を作り出して投擲する攻撃は一層激しさを増している。
氷の巨大な槍となって投擲されたその氷槍を燃える拳で轟は弾き返す。
(ナディスは人々の光だ。この世界を救う勇者として立つ日が来る……だからこそ、今、こいつをナディスが倒して皆に見せてやらなくちゃならねえ、勇者ここにありってな!)
振り下ろされたアイシクルゴレムスの剛腕を腕を交差させて轟は防ぐ。その衝撃はずしんと彼にのしかかり、地面をへこませた。
その直後、轟の足元から氷槍が無数に飛び出し彼の身体を刺し貫いた。腕や足、腹部や胸部などあらゆる部位に耐えがたい激痛が走る。
「ごほっ、へへ……動きを止めてからって考えるのはお前も一緒か……だがよ……」
口の端から血を流しながら轟はにやりと笑う。
アイシクルゴレムスは今度こそ完全に彼を潰そうと両腕を振り上げて思いっきり振り下ろした。
風を切る剛腕の一撃が振るわれるが轟はそれを自らの両手でしっかりと受け止める。氷槍の刺さった箇所から血が滲み激痛が走るが彼はそれを歯を食いしばって耐えた。
「弟子の晴れ舞台、師匠である俺が……頑張らなくてどうするよッ! ぬぅうぉおぉおぉぉおおおおーーーッ!」
轟はろっこんの進化能力を発動し、その身を炎の様に赤く染め上げる。
ザ・ストレイト・バーストトランス。彼の身体能力をさらに向上させるその力は彼に揺るぎない力を与えるのだ。誰かを守る為の力を。
自らを盾として弟子を守る轟は絶対に倒れない。
なぜならばそれは彼がヒーローであるが故に。
苦境に立ってもくじけない、限界が来ても倒れない、倒れても何度でも立ち上がる。それが英雄の条件であり、ヒーローの条件なのだ。
彼を倒せば何か企んでいるナディスを倒せる、アイシクルゴレムスはそう感じていた。
だが何度打ち据えようとも轟は倒れるどころか明確に戦意を向上させている。
追い込めば追い込む程に強くなる敵にアイシクルゴレムスは焦りと恐怖心を覚えていた。
今ここで倒さなくては。そう思うアイシクルゴレムスは何度も。何度も拳を振るう。
だが目の前の小さい人間は倒れない。
どれだけ血反吐を吐こうとも、身体中が傷だらけになろうとも轟はその全てを受け止めて立っているのだ。
轟が耐えている間、ナディスは目を閉じて意識を集中させる。その口から紡がれる言葉は彼女の周囲に見た事もない様な文字を浮かび上がらせ、赤い光が彼女の周りを飛ぶ。
「悠久の遥か遠き地にある神の炎よ……我が言葉に導かれ、いざここに……全てを焼き尽くす浄炎とならんッ! ししょーいけますっ!」
「よし、いくぜ、デカブツッ!」
アイシクルゴレムスの腕を弾き飛ばし、その体勢を崩すと轟は素早くその背後に回った。
腰を深く落とし轟はフレイムナッコウの噴射機構を最大状態で展開させ、勢いよくアイシクルゴレムスへと殴りかかる。
「うおぉおおおーーッ!」
アイシクルゴレムスの体表に衝突したフレイムナッコウはなおも炎を噴射し彼の拳の威力を紅蓮の炎と共に増加させていた。
腕で踏ん張り、アイシクルゴレムスは吹き飛ばされまいと自身の身体を支える。
最大出力で展開され続けた噴射機構は限界を迎え穴が開きあらぬ方向へと炎が噴き出した。だが連続で繰り出される轟の拳の勢いは止まらない。
フレイムナックルの装甲が剥がれ落ち、機械部分が見え火花を散らす。
それでも轟の拳の勢いは止まる所か増していた。
一際大きく振り被り轟はありったけの力を込めて最後の一撃を放つ。
「食らえッ! 熱拳炸裂! バアァァニングゥゥウッ! クラアァァッシュ・スマッシャアアァァアアーーーッッ!!」
壊れながらも最大火力を纏いながら放たれたフレイムナッコウの一撃は巨体であるアイシクルゴレムスをナディスの方側へと殴り飛ばした。
空中で受け身も取れず、その巨体は成す術もなく吹き飛んでいく。
「はぁはぁ、命中率が悪いって言うならな、当たりそうなトコまでそいつを持っていけばいいだけだ! やっちまえナディスッ! 決めて見せろッ!」
「ハイッ! 神々の炎よ……吹き荒れろッ! ブゥウレイジングゥウウ・バァァスタアァァアーーーッ!」
両手で獣の顎のような形を作ったナディスの手の平から紅蓮の炎が放たれた。
一筋の太い光の様に伸びたそれはアイシクルゴレムスを飲み込んでそのまま伸び続け、空に向かって雲を貫いた。
凄まじい衝撃波が辺りに轟音と共に響き渡り……それが戦闘の終了を知らせる合図となったのである。
ここにアイシクルゴレムスの撃退は成功し、村の人々の平和が訪れたのであった。
◆
村人達は救われた事を祝し、ささやかな宴を開いた。それは世界に新たな勇者が生まれた事を祝うという意味もあった様で村人達は笑顔に溢れていた。
お茶を飲み、ゆっくりと一息をつく蛇那伊はナディスを見かけて声をかけてみる事にした。轟の弟子という事で気になったのである。
「あら、貴女ナディスちゃんね? 轟ちゃんのお弟子さんの」
「えっと……あなたは?」
「ふふ、あたしは
尾鎌 蛇那伊
って言うのよ。轟ちゃんの……まあ、友達って所かしら」
ナディスの動きがぎこちなかったのを見抜いた蛇那伊は彼女に座るように指示しその腕をとって手で触れる。撫でるような手つきはマッサージの一環だ。
「結構無理してるわね? 貴女、まだ身体の使い方わかってないんじゃない? いい、格闘系の武術っていうのは呼吸法と歩法が大事よ。そのどちらが欠けても上手くいかないものなのよ」
「そういうものなんですか? なんとなくでしかまだわからないもので……」
「初めはそういうものよ。あとで轟ちゃんと一緒に訓練するんでしょう? その時にあたしも一緒に見て呼吸と歩法ってものを教えてあげるわ。それに訓練後のケアも必要でしょうし」
話しながらも蛇那伊は的確にナディスの少し疲労が溜まっている部分のコリをほぐしていく。それは熟練の技であり、人体の壊し方を知る彼だからこその癒しである。
ある程度回復したナディスは深々とお辞儀をしてお礼を言うと轟の元へと駆けて行った。
「本当に礼儀正しい子ね。轟ちゃん、いい子を弟子に持ったわねぇ」
ナディスの背を見送りながらしみじみとそう言いつつ、蛇那伊はそろりそろりと逃げ出そうとしている小さな背中を掴み上げる。
逃走に失敗したちーあはひょいっと持ち上げられ、じたばたともがいている。当然、逃げられるわけがない。
「離してなのですぅううッ! いやぁああぁぁー!」
「逃げられると思ったのかしらぁ? ふふふ……ちゃぁんと貴女には入念にマッサージをしてあげないとねぇ……!」
ちーあをベッドに転がすと蛇那伊は下着以外の衣服を脱ぎ去る。逞しい筋肉と肉体美が披露された。
震えながら戦慄するちーあを押し潰す様に覆い被さると自身の汗をすり込みながら彼はマッサージを始める。
本来であれば痛くない様に配慮するのだが、今回ばかりは頭を焦がされたお仕置きとしてあえて痛いツボを攻めていく。
「むぅうぎゃぁぁああ!? 痛いいぃっ痛いのですよぉおお! ふぎゃぁぁあああーーーッ!?」
「ふふふ、まだまだ始まったばかりよぉ? ほら、ここなんか疲れてるんじゃなぁい?」
「んぎゃあああっぁああーーッ!」
蛇那伊に組み敷かれたちーあは手足をばたつかせて暴れるが勿論、蛇那伊はそれではびくともしない。
彼の汗にはすり込む事で疲労回復の効果があるのだが疲れている部分のツボ押しは当然ながら痛い。悶絶する程に。
頭を焦がされた蛇那伊の静かな逆襲は続くのであった。
その傍ではたらふくイヴァのシチューを堪能した真白が一息ついている。
ふと彼女はイヴァの傍に置かれている大鎌に目を落とす。それは鋭利で巨大な刃物と長い棒で構成された技量を要する武器であった。
「あの、イヴァちゃん? えっとこれって私でも使えるかな」
「え、これですか? そうですね……うーん、少し難しいと思いますよ。これって魔力に感応して重量を軽くする物ですからね。魔力を持たない人間では難しいんです」
「だよね……あーあ、皆みたく私も必殺技とかあればなぁ……」
落胆した様に溜息をつく真白を見かねたイヴァは立ち上がると自身の魔力で棒状の物体を作り出す。それはぱっと見は樫の木でできた棒に見えた。
それを二つ作ると片方を真白に渡し立つ様にイヴァは促す。
「必殺技、とまではいかないですが基本の棒術なら教えられます。そこからどう必殺技に発展させるかは真白さん次第ですが」
「私次第か……うん、やってみるッ! イヴァちゃん、相手お願いッ!」
それから数十分、皆から離れた広い場所で二人は練習に励んだ。
イヴァの教え方がいいのもあってか、真白は基本とされる技をすんなりと体得していった。
「そうそう、飲み込みが早いですよ。教えられる事は教えました。必殺技と言うのは命のやり取りで芽生えるもの……ここからは私を倒す気で来てください、私もそうしますので」
そういうと真白の目の前にいるイヴァの纏う雰囲気ががらりと変わった。
静かに構えているがそのどこにも隙は無い。それどころか一歩でも此方が隙を見せれば一撃で殺されるかという如く、その殺気は肌で感じる程に凄まじい。
(さっきまでと全然違う……でも、私もがんばらなきゃっ!)
真白は棒を低く構え、すくい上げる様に下から先端を突き出す。だがそれはイヴァにいなされ、カウンターとばかりに重い突きの一撃が真白の胸部を打つ。
一瞬、呼吸が止まる程に強いその一撃に怯んだ真白の隙を見逃さずイヴァは棒を掴む右腕、踏ん張る左足と続け様に打ち据えた。
激痛が各部に走り、膝を折りその場で棒を支えに肩で真白は息をする。まだ打ち合って短時間だというのに体力の消耗が驚く程に早い。
次の一撃を受けない様に真白は根性で立ち上がると上段から打ち下ろす様なイヴァの攻撃を辛うじて防御する。
容赦なく何度も振られるイヴァの攻撃に真白は防戦一方となっていった。
「貴女はこの程度なんですか!? その程度で膝を折るなら必殺技など夢のまた夢ですよっ!」
イヴァはふらつく真白を何度も打ち付けた。真白は既に疲労困憊でありまともな防御はできていない。
だが彼女は自分から言い出した手前もあり、なんとかイヴァに食らいつき続けていた。
あと一撃でももらえば昏倒するといった所で真白の動きに変化が訪れる。
それは極限まで疲労した肉体に訪れる『疲労しない最適な動きを取る』といった行動であった。
ゆらっと動いた真白はイヴァの突きをぎりぎりで避けると身を翻し遠心力を付けながら彼女の棒を打ち払う。
そのまま回転を増し打ち上げる様に上段突きを放った。
まるで竜巻の様に回転したその一撃はイヴァの持っていた棒を弾き飛ばし、彼女の手から棒を離させる。
「お見事です、真白さん。まだまだ荒い所はありますがそれを昇華していけばきっと必殺技になると思いますよ」
「あはは、やった……ふぅ、それにしてもイヴァちゃんきっついよ、さっきのっ」
「すいません。本気でやらないと閃きってのは来ない物ですからね」
座って一息つく真白はふと気になって聞いてみた。それはなぜ棒術を薦めたのかという事である。
イヴァはカップを口に運び、少しだけお茶で喉を潤す。
「それは簡単ですよ。真白さんの力は物を硬くする。それならば適当な棒状の物を武器にする事もできるはずと思ったんです。得物の確保が現地調達の場合ってありますし」
「なるほどねぇ……確かに棒切れでも硬くすれば立派な武器か。よーし、手応え忘れない内にもっかいお願い!」
「わかりました、私でよければとことん付き合いますよ」
必殺技の開発に心を燃やす真白から少し離れた暖炉の傍で御剣は口を開けたツクヨにシチューの入った木製のスプーンを運ぶ。
そう、これは惑う事なき『あーん』である。村の男連中から羨みと妬みが混じる視線が飛ぶが二人は気にしていない。
「たまには食べさせれるのもいいもんですねぇ」
「だろう? まだあるから遠慮なく食べてくれ」
ツクヨの回復魔法と看病によってすっかりよくなった御剣は感謝も込め、彼女にシチューを食べさせている。
自分の運ぶシチューをぱくりと笑顔で食べるツクヨがとても可愛く思えた御剣自身もつられて笑顔となった。
「そういえば回復魔法使えたんだな?」
「ええ、使えますよぉ。簡単な物だけですけどねぇ」
「簡単でもそれがあるなしじゃ結構戦闘も違うって」
「今まで拷問ぐらいにしか使ってなかったですからねぇ……ちゃんと誰かを回復したのって初めてなんですよぉ」
「え、拷問……?」
聞き慣れないというか、回復魔法とは対極の位置にありそうな言葉が飛び出した事に御剣は驚きの表情を浮かべる。
だがツクヨはそれを気にせず、話を続けた。笑顔でさも楽しそうに語る。
「そうそう拷問ですよぉ。死にそうな敵さんに情報を吐く様に言うんですけどぉ、基本喋らないじゃないですか。だからぁ、刺したり貫いたりして死なない様に回復しつつやるんです。最終的にはみなさん、もう許してくれって言いながら情報を教えてくれるんですよぉ」
「……なんか聞いちゃいけなかったような……回復魔法ってそういう使い方もあるんだなぁ……」
嬉々として拷問の方法の数々を話すツクヨの言葉を聞く御剣は遠い目をするのであった。
温かいお茶を飲みながら轟とナディスは語り合っている。それは彼女の将来についてであった。
「見えるか、ナディス。この人々の笑顔は他ならないお前が守ったんだ。この光景しっかりと心に刻むんだ。この先、目を背けたくなるような事態だってあるかもしれねえし、良かれとして行動した結果が残酷な結末になるってこともあるかもしれねぇ、でもなお前が守ったこの笑顔はお前がやらなくちゃなかったもんだ。それだけは忘れんな」
「はい、ししょー……絶対に忘れません、このあったかい人々の心からの笑顔を」
お茶を口に運びながら轟は笑う。彼は思う、今日の出来事でナディスは一歩また成長できたのだろうと。
弟子を取るという事に最初は困惑した彼であったが今となってはその困惑は微塵も残っていない。
異世界を救う為に過酷な戦いに身を投じる事になるナディス。
一見すればか弱い彼女の肩には普通では想像もよらない程の思い重圧が圧し掛かっているのだ。
それは避けられない運命、誰にも代われない運命。
逃げる事の許されない茨の道である。
勇者とヒーローは決して同じではない。立場も違えば、背負うものも違う。
だがそれでも同じ方向を見ていけるはずだと轟は思うのだ。
それ故に彼は自身で示す。どうあるべきかを。
そしてどうすればいいのかを行動で示してきた。
一人のヒーローとして。
一人の師匠として。
それはこれからも続いていくのだろう。
「ああ、それでいい。いつか今日感じた思いが心が折れそうな時にお前を支えてくれる。勿論、俺も支えるぞ。弟子を支え、一人前にするのは師匠の役目だからな!」
「はいっ! こ、これからもよろしくお願いします! ししょーッ!」
楽しそうに轟の前で笑うナディス。彼女は勇者だ、いい事ばかりでなく暗い現実や辛い事態にも遭遇する事だろう。
それが闇の中で人々を照らす『勇者』という英雄であり、光なのだから。
だが今日の出来事を経た彼女は決して折れないだろう。
彼女を支える大切な『師匠』がいる限り彼女は光であり続けるのだ。いつか師匠に追いつく為に。
こうして宴に沸く、村の夜は更けていくのであった。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
凍土に立つは巨影、吹きすさぶは雪風
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
5人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月25日
参加申し込みの期限
2020年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!