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凍土に立つは巨影、吹きすさぶは雪風
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「うおっ危ねぇっ!? あれは……ちーあ? おいおい、目の色がやばいぞ! なあ、ツクヨあいつちゃんと正気なのか!?」
「うう、た、多分正気だと思いますよぉ……あぅ……っ」
時折噴射されるちーあの火炎放射器の炎を避けるように走りながら
御剣 刀
は刃引きの刀でスノーベアに斬り掛かる。
ツクヨの放つ赤い鎖と交差する様にスノーベアに何度も刃の一撃を加える。
だがその刃硬いスノーベアに大して効果があるように思えない。彼は手に伝わる手応えからそれに気づき、即座にろっこんで加速すると再び速度を生かした一撃を振り下ろす。
スノーベアが反応するよりも数段早く御剣は自らの刃を振るう。一度斬り裂き、再び返す刃で二撃目を加える。
それでも倒れないスノーベアに対して御剣は空気を足場に跳躍し高空へと飛び上がった。
「ツクヨ、頼む……奴の動きを! 最後は俺が決めるッ!」
ツクヨは普段と違い防寒装備に身を包みながらもがたがたと震えている。
普段であれば彼女は率先して敵陣へ突っ込むのだ。だが今の彼女はほぼ動かない。その傍には焚き火が燃えている。
御剣の意図を汲み取ったツクヨは袖口から無数の赤い鎖を伸ばすとそれらでスノーベアを縛り上げた。
「これで終わりだッ!」
上空から下に刃を向け、両手で柄をしっかりと握った御剣はスノーベアを急襲する。
ツクヨに縛られ動けないスノーベアはその攻撃を回避する事などできず、刃引き刀の切っ先で頭部を貫かれ……活動を停止しただの雪塊へと変わった。
雪の塊から刀を抜いた御剣は背後からの殺気を感じ、咄嗟に前方へと跳んだ。
直後、彼のいた位置を大柄なビッグスノーベアが粉砕する。直撃していれば一溜りもないだろう。
刀を構え直し、ビッグスノーベアと御剣が対峙した瞬間、ビッグスノーベアは口から雪煙を吐き辺りを白一色に染め上げた。
視界を奪われた御剣は音で相手の位置を探ろうとするが吹雪の音とちーあの火炎放射器や他の者が戦う音が邪魔になり上手くいかない。
そうこうしている内にに彼の側面から突如ビッグスノーベアの腕が現れ、彼を斬り裂こうと襲い掛かる。
「っ!! く、これじゃ位置がわからない……ッ!」
目と耳を塞がれた状態での戦闘は非常に厳しい。これはどの様な達人であってもこの状況下で勝利するのは難しいと言えるだろう。
雪煙の中から突如として現れる攻撃を何とか防ぎつつ、御剣は反撃の糸口を探っていた。
「目は使えない……ぐっ、耳も駄目だ……後は何が残る……!」
前方から振り下ろされた爪が彼の肩口を斬り裂き、鮮血が白い大地を赤く染める。
痛みを堪えながら御剣は刀を構える腕を下ろさない様に心掛けた。寒さが痛む肩の感覚を鈍化させているのが救いかもしれない。
「どうする、奴は俺が見える……くそ、こんな状態じゃ感覚に頼るしか……ん、感覚……そうかっ!」
御剣はあえて刀を鞘に納め、目を閉じて意識を集中させる。
目でもなく。
耳でもなく。
頼るのは自身の感覚……剣士としての本能。
おぼろげだが右後方から接近する存在を感知し御剣はそれに向かって鞘から剣を抜き放つ。
白い剣閃が雪煙の中で煌めき、確かな手ごたえを柄ごしに御剣は感じる。
大きい物がどさりと倒れる音が響き、次第に雪煙が晴れていった。するとそこにはビッグスノーベアが横たわっていた。首筋を一撃で斬り裂いたようである。
身動きしないその大きな雪の熊は徐々に溶けていき、ただの雪の塊と化した。
「はは、なんとかなるもんだな……あれ」
進もうと歩いたはずの御剣であったがぐらりと視界が回転する。彼は次の瞬間、雪の中に倒れてしまった。赤い色が彼の肩口から雪を真っ赤に染めていく。
立ち上がろうとするが上手く体に力が入らない。視界はどんどんと暗転していく。まずいと思うが抗う事ができない。
薄れゆく視界の中で御剣はツクヨをみる。必死な顔で何かを言っているようだが聞こえない。
そのまま御剣の意識は闇へ落ち、気絶するのであった。
それからしばらくして御剣が目を覚ますとそこは村の小屋であった。傍には椅子に座ったツクヨが若干涙ぐんでいた。
「あれ、ここは……そっか、俺、戦闘中に倒れて」
「この、バカタナぁッ! 何してるんですか!? あんな寒冷地で血を失うのがどれだけ危険かわからないわけではないでしょう!?」
「ははは、ごめん。まさか気を失う程、血が流れてるなんてな……でもバカタナって」
「自分の事もわからず戦い続ける様な人はバカタナでいいんですよぉッ!」
まったくもうと言ってむくれるツクヨの姿に御剣は笑みを零す。
単純に心配してくれる彼女の思いが御剣は嬉しく思えたのである。
ふと御剣はベッドわきにあった自分の刀へと目を向けた。
今回、表皮が厚く硬い相手に対してなかなかに無理をさせてしまった所がある故に刀の状態が彼は気になったのである。
ツクヨがトイレに行くと席を立った間に少し手に取って刃の状態を見ると特に損傷という損傷は見受けられなかった。
彼女が戻ってくる前に御剣はベッド脇に刀を戻す。
そしてツクヨが戻ってきた後、彼は自分の身体の状態を確認した。
まだ体のあちこちが痛むし包帯の巻かれた傷口はずきずきと痛い。
それでもまだ戦闘音が遠くで聞こえる為、彼はベッド脇に置いた自分の『刃引き刀』へと再び手を伸ばす。
だが今度はツクヨの鎖によってぱちんっと弾かれるように防がれてしまった。
「なぁにしてるんですぅ、バカタナぁ? その傷で戦おうとでもしましたぁ?」
「皆が戦っているなら俺が休んでいるわけには……うおっ!?」
しゅるしゅるとツクヨの身体から伸びた赤い鎖が御剣をベッドに縛り付け、彼を身動きできなくした。御剣は必死にもがくが全く動けない。
「イヴァからも言われてますしぃ、戦闘が終わるまでカタナはここで待機ですよぉ。けが人は大人しくしてましょうねぇー?」
鎖で縛られ、身動きもできない御剣は流石に諦め傷の療養に努めるのであった。
一方……ナディスと
風雲児 轟
はこの吹雪の原因でもあるアイシクルゴレムスと対峙していた。
轟の鋭い蹴りと拳が続けざまにアイシクルゴレムスへと叩き込まれ、間髪入れずに炎を纏わせたナディスの拳がアイシクルゴレムスの足を殴り飛ばす。
二人は時折投げられる氷塊を足場代わりにしていた。雪を足場にするよりも固形物である氷塊の方が幾分かましなのである。
徐々に村から引き離す様にアイシクルゴレムスを誘導している二人は当然、体力の消耗も大きい。その証拠に既に肩で息をしている状態であった。
だが二人は弱音を吐かない。それが英雄……ヒーローとしてのあり方であるかのように。
「ナディス、まだいけるな! アイツの動きが鈍るまで堪えるんだッ!」
「はいっ! ししょーッ! まだまだいけますッ!」
アイシクルゴレムスは氷を巨大な槍状に精製するとそれを轟達目掛けて投擲する。
二人は左右に別れて跳び、それを避けると間髪入れずにアイシクルゴレムスが投げた氷塊が二人を上空から襲う。
氷塊は轟達の頭上で砕けると無数の尖った氷片へと変わる。
無慈悲な雨のように降り注ぐ尖った氷片を避けながらナディスは小さな火球を手の平に精製し飛ばす。
真直ぐ飛んだ火球はアイシクルゴレムスの肩に命中し軽く燃え上がらせるがすぐに消えてしまい効果は薄いようであった。
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担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
5人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月25日
参加申し込みの期限
2020年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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