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にゃんぴーす!~黒猫海賊団が現れた!~
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「ううっ……寒い」
佐藤 瀬莉
はぶるりと震えると、マフラーの位置を手直しして首を埋めた。
「こんなに寒いなんて、思わなかった……」
春が近いとはいえ、気温が下がる日もある。ちょうど今日がそんな日で、冬に逆戻りしたような、しんしんとした空気の中、瀬莉は歩いていた。
十二歳。それほど幼くもないが、一人で出歩くような時間でもない。ふと目が覚めて、朝の散歩をしようと家を抜け出したのだ。休日ゆえ、家族の起床時間はいつもより遅い。それまでに戻ればいいだろうと、瀬莉は判断した。
ベージュのコートにオレンジがかったマフラー、それに白いニット帽は瀬莉によく似合っていた。コートと同じ色のブーツの爪先を眺めていた。買ってもらったばかりのお気に入りだが、来年は小さくなって履けないだろう。
そう思ったから、何となく目が覚めたこの日、瀬莉は家を抜け出したのだ。ただ歩くために。
ふふっ、と微笑む瀬莉の息は白い。
――と、その足が止まった。
顔を上げ、眉を寄せながら首を巡らす。
ある方向から、猫の鳴き声が聞こえてくる。それも一匹や二匹ではない。
こんな寒い日に猫の集会? と瀬莉は首を傾げ、そちらに足を向けた。
白石 龍樹
は、キャットロードにやってきていた。
目的は、この通りにあるガチャガチャだ。
本来なら旧市街の善場模型店に行きたいところだが、小学生の龍樹には遠すぎる。
朝早くやってきたのは、この時間ならいいものが出るかもしれない、という根拠のない期待からだった。
しかし、予想に反して先客がいた。
何台も並ぶガチャガチャの前に座り込んで、じっと考え込んでいる。
「どれ回すか、迷ってんの?」
声をかけられた先客は、飛び上がらんばかりに驚いた。――実際に、三センチほど浮いていた。
「お、驚かさないでよ……」
立ち上がった拍子にずれた眼鏡をかけ直し、先客――
東門 巧
は、ほっと息をついた。
「ガチャガチャ、回しに来たんだろ? オレより早い人がいるとは思わなかった」
「ゆっくり考えたかったんだよ。こっちだって、まさか人が来るとは思わなかった」
「考えるって、何を?」
ガチャガチャである。運を天に任せて、適当に回す以外に何が必要だというのだろう?
「後悔したくないから。どれを回すかじっくり考えたい」
巧の言うことが理解できず、龍樹の頭には「???」と?マークが三つぐらい浮かんでいた。
「善場模型店は人が多くて考えられないから、こっち来たんだけどなあ」
「兄ちゃんち、旧市街? わざわざこっち来たの? 何で?」
「だから、ちゃんと考えたくて。最初の一機は、納得いくものにしたいだろ?」
とたんに、龍樹の顔がぱっと輝いた。
「兄ちゃん、カプセルギア、初めて?」
「う、うん、まあ」
ゲームの類には目がないが、第三者と戦う――他人と関わるのがネックとなって、これまでは敬遠してきた。だが、日々カプセルギアの情報を見るにつけ、取り敢えず持ってみようと昨夜、決心したのだった。
人の多い善場模型店より、朝のキャットロードならば誰もいないだろうと考えたのだが、こうして龍樹と会ってしまった。
「オレも、カプセルギア持ってるんだ! ムテンっていうんだ、ロックだろ?」
龍樹はジャンパーのポケットから、猫型のカプセルギアを取り出した。
「兄ちゃんも作ったら、ムテンと戦おうぜ!」
「――まあ、いいけど」
他人と戦うのなんて真っ平ごめんと思っていた巧だが、相手が自分よりはるかに背の低い子供だったため、――迷いはしたが――その挑戦を受けることにした。
「じゃあ、そうと決まればこれ! これ回そう!」
「何でこれ?」
「何となく!」
龍樹はきっぱりと言い切った。巧は苦笑したが、決めかねていたのでちょうどよかった。自分が選んだのではないから、外れても仕方がないと思える。巧は、龍樹が指差した二台目にお金を入れた。
がちゃがちゃと音を立ててハンドルを回し、ぽとんとカプセルが飛び出してきた。
その時、巧のスマートフォンがぴこんと鳴った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
泉 楽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年10月30日
参加申し込みの期限
2020年11月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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