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寝子島高校
琥珀色の霙降る日 ――出会いを取り戻せ――
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序:改変を阻止せよ
港へ向かう道は閑散としており、一人ジャンパーを羽織って歩く少年の姿を見つけることはたやすかった。
(あれが、27年前……ちょうど高校1年生ぐらいの牛瀬先生か)
最初に見つけた
八神 修
が、わずかに目を丸くする。今目の前にいる
牛瀬 巧
は、知っている巧よりも鋭い目をしており、顔も年相応か少し大人びている程度に見えた。背も10センチほど低いだろうか。
声をかけようとした修だったが、それよりも先に
曖浜 鴻
が港を見て表情を険しくした。彼は一同に港を見るように言うと、2,3台の高そうな車と15台ぐらいの、明らかに改造されたバイクがたむろっている。脛に傷のあるだろう男たちが、獲物などを手に何者かを待っているように見えた。
巧も気づいていたが、ため息を1つ吐いただけで足を止めない。
「おい、お前本当に行く気か?」
つい、鴻が巧の肩を叩き問いかける。と、巧は立ち止まり、怪訝そうな顔で振り返った。
「なんや、おいちゃん。ワイは人を待たせとんのや」
「見ただろ、あれ。どうみても……」
鴻が港の様子を首で示すも、巧は「想定外だったけどしゃあなかろ」とそっけなく呟く。
(彼は何か決断しているのかもしれまセーン)
しばらく見守っていた
深縹 露草
が、巧の様子に不安を覚えるも、傍らにいた
虚栄 心
はすでに戦闘のことを考えていた。
「敵の人数は確かに多いわね。でもしょせんただの『ひと』でしょ?」
「そうやな。そう思っていっちょやったるわ。4,5人ぐらいで来ると思っていたさかい、アレには呆れたんやけど」
と、巧は肩をすくめて歩きだす。
(迷い込んだのは、27年前の京都で、先生は今から沢山の不良と喧嘩するために向かってる? ちょっと、これってどうみても……)
羽生 碧南
は彼からどこか飄々とした中にも冷たい覚悟を感じながら歩いていく。だが、巧は大きなため息を吐いた。
「なんでワイに付いてくるん?」
「ほおっておけないからだ」
巧の問いに、修が助太刀する、と告げる。と、巧は煩わしそうに頭を振った。
「助太刀はいらん」
「何言ってるんだ。あの人数だぞ」
鴻が港を見ながら言えば、巧はどこか達観した目で同じ方向を見た。
「ま、負けるやろな。でも、それでもええ。ワイがおらんようになったら叔父さんの家も楽になるやろ。武(たける)の事だけ見ればええんやし」
(それって……)
その言葉に、一同は息をのむ。が、考察する間もなく巧は歩き出す。
「すまんな。見ず知らずの人にこないな事言うてしもうて。……ほな」
と、へらっ、と笑って一礼する。だが、最初に踏み出したのは露草だった。彼は諸事情で中学時代の一時期、グレていた事がある。
普段の柔らかい眼差しが、わずかに研ぎ澄まされる。彼は自分の心にまだ自制を促しつつ、巧に言った。
「それはできない相談デース。ねぇ?」
露草がさりげなくそういえば、修たちが頷く。心はくすっ、と笑って巧を見る。
「私たちにかかれば、造作もないことよ。大船に乗った気でいて」
彼女の言葉と、露草たちの表情で立ち退かないと感じた巧は、わずかにたじろいだものの、ため息交じりに「まぁ、ええわ」と呟いた。
一方、その頃。
「ええええ~?! 動画サイトにアクセスできないぃ~!!」
と、路地で頭を抱えている
響 タルト
の姿があった。
恵御納 夏朝
は
ミラ・ペプロメーノ
をだっこしたままタルトの様子を見ていた。
「ここが27年前の京都だから、でしょう。不思議な力であなた方同士の通話は可能な気がしますが……」
ミラが申し訳なさそうに言えば、とてとてと
テオドロス・バルツァ
が姿を現した。
「テオ、何しに行っていたの?」
「イオリという女を探していた。この路地に近い商店街の方でウロチョロしていたぞ。接触するなら今じゃねぇかな」
テオの言葉に、夏朝は「ありがとう」と礼を述べ路地を抜けようとした。が、タルトのスマホがなる。相手は修のようだ。
「こっちはそろそろ港に到着する。そっちはどうだ?」
「ん? 夏朝ちゃんがイオリさん対策の方に動くっぽい。僕はもうちょっと待機してから港へ向かうよ! 動画が使えないから他の何かで策を練れないか検討しているんだ」
タルトが通話している間に、夏朝は彼女に黙礼し路地を抜ける。タルトが小さく手を振れば、夏朝は笑顔でうなづいた。次の瞬間には、タルトは修との会話に集中する。
「……相手はヤクザと暴走族、ざっくり30人以上いるなぁ……。長引く可能性もある。場合によっては公衆電話にかけ込んで、本当に警察を呼んだ方がいいかもしれない。港からは死角だが、近くにあったんだ」
「わかった!」
タルトが頷いた横で、テオは小さな鼻をひくひくさせてつぶやいた。
「変な臭いが近づいてやがる……胸騒ぎがするぜ」
「私も、です」
ミラもまた小さな鼻をひくひくさせ、不安そうにあたりを見渡す。タルトはそんな2匹に、
「大丈夫だよ! 僕たちに任せて」
とかるく胸を叩いてみせるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年09月11日
参加申し込みの期限
2020年09月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年09月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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