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FINYALFANTASY7 RE Ep.2 「骨太のお嫁」
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【暗躍する者達】
「ふふふ。可愛い子が多かったけど、やっぱり私が一番可愛いね」
フジコ・マッスルアームは、少し、いやかなり独特なセンスを持った乙女(?)だった。
勝利を確信した彼女(?)は会場を離席し、お手洗いを済ませ、また会場に戻るために邸の廊下を歩いていた。
「それにしても、豪華なお屋敷ね」
フジコは廊下のあちこちに設置された石造やら大きなツボやらを見て呆れたように息を吐く。
と、そのとき――
「うわっ……!?」
「あら?」
フジコは、何者かとぶつかり、うっかり吹き飛ばしてしまうという運命的な出会いを果たした。
オサムは、フジコとの運命的な出会いを演出するために、廊下でぶつかる演出をしようとして曲がり角を曲がった。
そこで、不覚にも彼女(?)に吹っ飛ばれてしまった。
(ば、馬鹿な……俺は男――いや、向こうも男か……ん? いや、ちょっと待て……)
オサムは尻もちをつきながら危うく混乱しそうになり、そこで深く考えないことにして、平静を取り戻した。
「あら、ごめんなさい。少し考え事をしていて、立てるかしら?」
フジコはそう言って、紳士的に手を指し伸ばしてきた。
(普通逆だろう……!)
オサムは心の中でそう突っ込んでいたが、それはおくびにも出さずにフジコの手を借りて立ち上がった。
「いや、こちらこそ余所見をしていてすまかった。キミはオーディションの参加者かい?」
「いいえ。優勝者よ」
(そう来たか……!)
オサムは驚きを表情に出さないようにすることに苦労した。それにしても、その根拠のない自信はどこから来るのか。いっそ見習いたいところである。
「そうか。いや、キミほどに美しい女性(?)なら、そうに決まっているな」
「あら。あなた、わかってるじゃない。それに、よく見るとイイ男ね」
オサムが事前にソウタロウ氏から入念な聞き取りを行ったところから導き出したフジコが好むであろう言葉を選んで積極的にアプローチしていくと、彼女(?)はおもむろにくねくねしはじめた。
(よし。これは彼女(?)が好意を抱き始めたサイン! このまま一気に畳みかければ……)
そこで、一瞬だけオサムは我に返る。そのまま一気に畳みかけた結果、不測の過ちが起こってしまった場合はどうなるのだろう。
オサムの脳裏にひどく具体的な映像が浮かびかけ、彼は慌ててそれをかき消した。
(ええい! 迷うな、俺! あとはなるようになれだ!)
それは元より覚悟の上であり、その逡巡は本当に一瞬のはずだった。
しかし、その一瞬の逡巡を見逃さないナニカがいた。
『ウホッ! 全てのいい男は私はモノよっ!』
刹那、廊下に飾られていたツボの陰に潜んでいた黒いゲル状の何かケダモノのような動きでドリル状に変形し、オサムの尻に突進した。
「なにっ!?」
「どきなさいッ!」
その瞬間、フジコはオサムをかばうように一歩前に出ると、ゲル状の何かの後ろに高速の回し蹴りを叩き込んだ。
『アーーーーーッ!!!』
絹を裂くような、それでいてちょっと気持ちよさそうな声が響いて、黒いゲルは霧状に霧散するして消えた。
「……あ、あれは……」
オサムは「それ」を神猫の極秘レポートでのみ見たことがあった。
詳細は知らされていないが、ただもしあのまま襲われていたらヒドいことになっていたことだけはわかった。
「……あ、ありがとう」
オサムはフジコに礼を言おうとしたが、フジコはさっさと歩き出してしまった。
「……ごめんなさい。私、弱い男はタイプじゃないの」
そう言って、フジコは会場の扉をくぐった。
「……もしかして、俺はフラれたのか?」
直後、ヒドい敗北感がオサムを襲ったのも、無理からぬことである。
同じ頃。
「うおーーー! 放せー!! 俺はオーディションの参加者じゃねえええーーー!」
邸の外で暴れていたゲンゾウは、コウタ率いるニャルネオの武闘派の部下達によって多勢に無勢で捕らえられていた。
「……ようやく捕まえたか。いいから言う通りにしろ。神猫の人間が邸で暴れたという風評が立ってはあとが面倒だ」
コウタが小さくため息を吐くと、そこに部下がオーディションの結果を伝えにやってきた。
「……ああ、もう終わったか。いや、構わない。それで結果は? そうか。選ばれたのは――タケミ・シバか」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月02日
参加申し込みの期限
2020年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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