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朧冬の蜃気楼/a hazy mirage of winter
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まみ子が撃たれたとの報は、
星山 真遠
にももたらされていた。
「な……っ」
電話を持つ手が震えている。
店長
アーナンド・ハイイド
の文章は短く要領を得ないが、それでも言いたいことは伝わっている。
寝子島の発砲事件、それがニュース速報で流されたのはほんの少し前のことだ。物騒だねえ、と速報を聞いた当時呑気に構えていたのが嘘のよう。まさかその被害者が、自分の顧問先従業員だったとは。
保存アイコンを押してパソコン上のテキストエディタを終了する。PBW(プレイ・バイ・ウェブ)ゲームマスター『久慈たから』の仕事は今日はここで切り上げよう。書き出しにかなり悩んでようやく数行書き始めたばかりところだったが、もうPBWのリアクションを書いていられる状況ではないしそんな精神状態でもない。
まさかこんなことが――!
晴天の霹靂というにしてもほどというものがあるだろう。
以前、『プロムナード』の
泰葉
に付きまとっていた半グレどもの仕業か? 連中は再起不能の重傷を負ったというが、仲間に報復を頼んだのか?
銃がからんでいることからそんな想像も出てくる。だがそれなら狙われるのは泰葉のほうにちがいない。
ともかく店長に続報を求めた。電話でもいいが、おそらく店長はまともに話すことのできる状況ではあるまい。メッセンジャーソフトを使っている。これなら同じグループ(『プロムナード』関係者)に一斉送信できるという利便性もある。
間もなく
あんな
や
夕顔
らからたくさんの質問が飛んできたが、数分待ってようやくアーナンドからの回答が来た。
やはり誤字が多くいささか整理できていない文章だったが、まみ子を撃った犯人は不明だということ、彼女は偶然通りかかった町役場職員に発見され救急病院に搬送されたということだけはわかった。
がしゃっと音が立つ。テーブルのコーヒーカップに手を伸ばすも、勢い余って倒してしまったのだ。だがコーヒーはほとんど残っておらずこぼれることはなかった。
間違いない。動揺している。
「ああっ、Don't Think. Feel!」
自分に言い聞かせようとするもすぐ気がついた。
「ちがうだろ、逆! 感じるんじゃない考えるんだ落ち着け俺!」
言葉に出すことで冷静になれた気がする。PC上に熱帯魚入りの水槽シミュレーターを表示させ、その映像を眺めながら深呼吸する。
よし、気が鎮まった。
やるべきことをしよう。
携帯を取ると真遠は、懇意にしている弁護士に電話を入れたのである。
「悪いな急に。寝子島のニュース速報、見るか聞くかしたか? そう、あの発砲事件だ……」
弁護士は真遠の紹介で、泰葉の相談役というか顧問を努めている。
可能性は低くとも例の半グレどものセンは捨てないでおこう。当然警察は捜査対象に泰葉を入れる。法的支援の手は多い方がいいだろう。
その点、泰葉の弁護士なら最適だ──真遠は自信を持ってそう言える。何しろ彼女自身が元キャバ嬢で、事情に通じているからDVや風俗関係の刑事事件に強いから。
そういえば以前彼女に、その華麗な経歴を活かして本でも書けばいいのに、と真遠は勧めたことがある。
そのときの彼女の回答がふるっていた。
だったら星山さんが書いて下さいよ、ゴーストライターとして。
ときたものだ。本業の宣伝になるから本の印税は全部差し上げますとまで言う。
PBWのライターってそういうものなんでしょう? そう彼女は言った。
いやそういうものではない……まあ、全然の見当外れとまで断言はできないが……なんとなくしどろもどろで、そう返した記憶がある。
そんなやりとりをふと思い出したが、すぐに真遠は事件の話に注力する。
「……ということだ」
「わかりました。店で行われる従業員への事情聴取には私が立会いましょう」
「おう、説明する手間が省けた。話が早いな」
「プロですから。お互いに」
カウンセラーが必要になるかもしれませんね、と彼女は言った。
「俺も考えていた。嬢たちの中には動揺している者もいるだろうからな……。こちらのほうも、自分の知り合いに連絡して確保するつもりだ」
「意外ですね、星山先生」
彼女は必ず真遠を『星山先生』と呼ぶ。まあ一応士業の先輩ではあるものの年齢はほとんど同じ、親の事務所に勤めるだけのローカルな自分が、自分の事務所をもち敏腕弁護士として名を上げつつある彼女にそう呼ばれるのはなんだかくすぐったかった。
その感情は押し隠しつつ真遠は聞き返した。
「意外? どういうことだ」
「先生が顧問司法書士として以上の役割をこなそうとしておられるから。それほど大口のお客さんではないんでしょう?」
なるほどその質問になら、自信を持って答えられる。
「こう見えて人情家なんでね。それに俺は『プロムナード』の客でもある。あそこがなくなったら寂しい」
軽く笑うと彼女は、店長をはじめとする『プロムナード』関係者との打ち合わせの時間を取りたいと言ってきた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月22日
参加申し込みの期限
2020年07月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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