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唐突な使命
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ふんふんふん、と上機嫌に鼻歌を歌いながらスキップする少女。
四月、桜の咲く入学式の日。彼女もまた、新たな高校生活に胸を躍らせる新入生のひとりなのだろう。
……とすれ違う誰しもがそう思い微笑ましげな視線を送るのだが、残念ながら彼女は新入生ではない。
「いやー、まさか留年しちゃうとはなー」
やっぱり出席日数かー、とつぶやく声はあくまでのんびりしている。
そう、彼女――
極楽寺 かむり
は、本日二回目の一年生を迎えたのであった。
「しょうがないしょうがなーい。今年は真面目にいきましょう」
うーん、と伸びをひとつしながら言う様子には、高校なのに留年という悲壮感はまったく感じられない。それどころか「入学式は出なくていいから、今日は余裕だなー」と、早くもポジティブに考えている。
伸びをして閉じていた目を開いたとき、遠くの空から何かが落ちてくるのが見えた。
方角は――ちょうど寝子島高校、講堂のあたり。
「うわ、なんでしょうアレは! 隕石? UFO? うーん、でも……」
その割には音がしなかったな、と極楽寺は首を傾げる。
見間違いだったのかな? と首を傾げ考える極楽寺の耳に、ひとつの悲鳴が飛び込んできた。
「きゃあああ! だ、誰か!」
そのただ事ではない若い女性の声に、考え込んでいた極楽寺ははたと顔を上げる。
辺りを見回しつつ聞こえてきた悲鳴の主を探していると、路地裏の方で若い女性が男性に腕を捕まれているのが見えた。
ゆるーい性格とはいえ極楽寺は風紀委員。学外といえど周りの人に迷惑をかけるような悪人を見過ごすことはできない。
助けなきゃ、と柔らかな顔立ちを引き締め、極楽寺は路地裏にずいと一歩踏み出した。
「ちょっとそこのあなた、嫌がってるじゃないですか!」
その女の人から手を離しなさ……い……。
勢いよく飛び出したはいいものの、極楽寺の言葉はすぐ尻すぼみになる。
「おおぉっ、可愛いお嬢ちゃんじゃないか!」
変質者の瞳が鈍く光る。その興味は目の前の女性から明らかに極楽寺に移ったようで、彼女はまるで蛇に睨まれた蛙のようにうぐ、と思わず一歩後ずさる。
が、助けに来た手前、自分が逃げ出す訳にもいかない。その変態的な目つきに内心で怯えながらも、極楽寺は襲われていた女性に勇ましく告げた。
「い、今のうちに逃げてください! 早く!」
極楽寺に急かされ、じゃあ私は助けを呼んできますね! と女性は足早にその場を後にした。
そんな極楽寺の様子に、目の前の男はニヤリとアブない表情でにじり寄ってくる。
「へへへ、偉いねぇお嬢ちゃん……そんなにおじちゃんと二人きりになりたかったのかな」
「う、こ、来ないでください! きゃあああ!」
なんかさっきより変質者度が増してないですか!?
先ほどの威勢はどこへやら。バッと飛び掛かってくる変質者から間一髪逃れると、悲鳴をあげて逃げ出した。
「た! 助けてください! 変な人に追いかけられてて……」
通りかかったサラリーマンに助けを求める極楽寺。
「なんだって? それは大変だ、さあ早くこっちに!」
これで助かった……と思いきや。
「こっちに来るんだよお嬢ちゃん、僕が、僕がほら保護してあげるからホラ、一緒におうちにいこっか」
なんかこの人も変な人だったー!?
掴まれた手首を猛然と振り払い極楽寺は全速力で逃げ出した。
ふう、と走りつかれた極楽寺は公園のベンチに腰を下ろしていた。
ふと時刻を見るともう9時過ぎ。初日早々遅刻してしまったけどしょうがない、ときっぱり諦め一息着く。
「まったくもう、急になんだったのかなぁ」
あのあと結局さらに三人から追い掛け回されたのだ。
なんだったんだろう、と息を切らしながら考え込んでいると、ふと間近からから視線を感じた。
そちらを向くと、いつの間にかベンチの隣に一人のおじさんが腰かけている。
その目つきは胡乱げで、息は荒く――
「き、君……」
「またぁ?! もういやあああ!」
身を寄せてきたおじさんからバッと遠のくと、悲鳴を上げながら再び逃げ出す極楽寺であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月16日
参加申し込みの期限
2013年09月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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