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【星幽塔】第一階層 グレムリン・パニック!
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◆
リリエル愛用のフライパンが、持ち主がよくやるように炎を放つ。
手袋から発生させた魔風で受け止めるリリエルだが、思いの外に火勢が強い。下手に風で逸らそうものなら、かえって火が飛び散ってしまいそう。
「風の力では相性が悪そうです。メリィちゃん、フライパンの相手をお願いできますか!」
「うん、わかったリリエル! フライパンは任せて!」
「ありがとうございます! 私はメリィちゃんの魔道具の相手をしますね! 2人で力を合わせれば、グレムリンなんかに負けません!」
メリィがリリエルのフライパンに、リリエルがメリィの爪に。それぞれ向き合うように、立ち位置を入れ替えて対峙する。
それから、メリィはフライパンに向けてずびしと指をつきつけた。
「やいやい、リリエルのフライパン!! ……についてるグレ……なんとか!!」
「グレムリンですよ、グレムリン」
「そう、グレムリン! あたしが相手だよー!!」
メリィのタンカに応じるように、フライパンは音を立てて炎を放つ。ホットケーキのように幾層にも重なった円盤状に変化させた炎が、二人めがけて放たれる。
「お願いチビメリィ、あたしに力を貸してー!!」
胸に抱えたチビメリィ――ほんとは直してもらうつもりで持ってきていたトラのぬいぐるみが、水色の輝きを放つ。
直後、小さなトラのような形をした水弾が放たれた。トラたちは炎のホットケーキを食べ尽くすと、そのままフライパンめがけて飛んでいく。
すかさず、メリィの爪が小トラ水弾へと襲いかかる。
「させませんよ!」
リリエルの手袋が緑に輝き、魔風が小さな渦を形成。その渦はメリィの爪を絡め取ると、フライパンから遠くへと弾き飛ばす。
すると爪が飛んでいったテーブルの陰から、ガタガタと物音がした。50センチくらいの小さな影が飛び出し、脇目も振らずに逃げていく。
「グレムリン発見ですー!」
両手をかざし、かまいたちを放つリリエル。けれど、グレムリンはまたすぐに物陰に隠れてしまう。
爪から逃れた水の小トラたちは、次々にフライパンへと飛びついていった。フライパンは炎をまとって振り払おうとするが、次から次へと水を浴びせられてはうまくいかない。
それでもなんとか、弱火よりの中火くらいの炎をまとい、メリィ目がけて体当たり!
リリエルが風の壁を作り出し、フライパンの動きを押し止める。
そこへメリィが、チビメリィと同じくらいのサイズの水のトラをぶつけてやった。
ジュッと音を立てて火が消えたところに、
「これでどうだー!」
メリィはぐるっとフライパンを囲むように水を生じさせる。
そんな彼女の背後に回りこんだ爪を、リリエルがかまいたちで牽制。カンカンカンカン、とかまいたちと爪のぶつかりあう軽く鋭い音が響く。
かまいたちに弾かれた爪は、棚の陰に隠れるように姿を消した。
かと思うと、机の下からリリエルを急襲!
「うわっ!?」
とっさに身をかわすメリィ。その拍子に魔水の光の集中が途切れて、フライパンを囲む水が振り払われてしまう。
撒き散らされる水を、リリエルが魔風で器を作るようにして受け止める。フライパンから再びほとばしった中火に、受け止めた水をぶつけて鎮火。
またしても消火されてしまったフライパンは、なんとなくふらついているようにも見えた。何度も燃えては消えてを繰り返したことで、火力切れになってしまったようだ。
「大丈夫ですか、メリィちゃん!?」
「なんともないよ! グレなんとかめ~、あたしの大事な爪で好き勝手して~!!」
グレムリンへの怒りもあらわに、メリィがチビメリィを天高く掲げる。小柄なメリィがぬいぐるみを高々と掲げ持つ姿は、なんとも可愛らしい。
魔水の光が持つ限りに小トラ水弾を作り出し、二人の周囲に放つ。
あわせてリリエルが魔風を放ち、水の小トラを誘導する風のレールを無数に作り出す。
風と水の駆け回るサーキットと化した二人の周囲に、物陰から飛び出したハンドクローが突っ込んだ。
水弾と風に力負けして弾き飛ばされた爪は、梁の上へ。
「ギッ!」
耳障りな声がしたかと思うと、ふらふらと落下する。
風の壁で爪を受け止めたリリエルは、梁の上に小さな影があるのを認めていた。
「グレムリンです!」
「逃がすかー!」
すかさず放った水のトラに、慌てて逃げるグレムリン。梁から梁へと飛び移り、手近な棚の裏へと飛び込もうとする。
まさにその瞬間、リリエルが展開した風の障壁がグレムリンを弾き返した。
直後、水のトラに飲み込まれるグレムリン。
溺れた人のようにもがくたび、トラの中にガボガボと泡が浮かぶ。
しばしもがき続けたあと、ごぼっと大きな泡を一つ浮かべると、グレムリンは動かくなった。それと同時に、フライパンが落っこちる。
「うわっとと」
風で受け皿を作り、リリエルがキャッチ。何度も水をぶっかけられてビショビショだけど、傷がついたり壊れたりはしてないようだ。
ほっと胸をなでおろしつつ、
「よーし、これであとはメリィちゃんの爪だけですね!」
「どこに隠れたんだろ?」
辺りを見まわす二人だけれど、暴走させたグレムリンはいったいどこに居るのやら。爪もまた姿を消してしまって、時折ヒュンヒュンと風切り音が聞こえるばかりだ。
――カタ。
メリィの足元から、物音。
跳ねるように飛びすさったメリィは、「そこかー!」と全力で魔水を発射。
メリィの動きにほんの一瞬遅れて飛び出したのは、グレムリンではなく爪だった。
魔水の直撃を受けてふっ飛ばされた爪に、ぎょっとするメリィ。
けれど壁に叩きつけられる寸前、リリエルが風でキャッチ。
しかし暴走している爪が、そのまま風に絡められたままでいるはずはなく。抜け出そうと暴れる爪に、リリエルは意識を集中して風で捕らえ続ける。
「メリィちゃんの爪、おとなしくしてくださいー!」
そんな彼女の足元に、小さな影が忍び寄っていた。
棚の裏でも引っ剥がしてきたのか、手にはささくれだった薄い木の板。
テーブルの足から足へ、陰から陰へ。そろりそろりと忍び寄る影を、
「み~つ~け~た――」
メリィは見逃さなかった。
「――ぞっ!」
水のトラが、影――グレムリンに襲いかかる。
今度は溺れさせるのではなく、水圧で床に思いっきり叩きつけるように。
派手に水を叩きつけられたグレムリンは、ばったり倒れて動かなくなるのだった。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月02日
参加申し込みの期限
2020年07月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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