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心残りを食い尽くせ!
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●ここをキャンプ地とする
「きゃぁっ!」
「ひゃっ!」
「はわわ~~~ぁ!?」
突然起こる悲鳴。
説明しよう。
まず静香が何もない所で転んで、鍋を抱えて移動中の美星にぶつかり、美味しいおこぼれに預かろうと調理場を漂っていた
不破 ふわり
に、鍋の中身をぶちまけた。
完成した熱い汁粉じゃなかったのが、不幸中の幸いだったが。
「わ、私ったら……ご、ごめんなさいっ! お怪我はありませんか?」
「あらら、大丈夫? ビショ濡れになっちゃったねぇ……」
頭から汁粉をかぶって、今回もマメな読者サービスを展開中のふわりに、静香はおろおろ。
美星も落ち着いて見えるが、ふわりの髪をぬぐってるそれ、台ふきんです、姉さん。
「……はぅ~、ベタベタですよーぅ……」
素敵なおみ足を大胆に披露し、ぴらりと短いスカートをたくし上げれば、ぽたぽたと零れる雫。
「えー、こんなところまでベトベト……」
前かがみになって、モゾモゾしてるふわりさん。
ど、どんなところですかっ!?
思わず前のめりになった男子生徒が、慌てて目を逸らした。
罪なオンナふわりさん、あざとい。まじあざとい。
「桜花寮のシャワー室でも、借りたらいいんじゃないですかーっ?」
一部始終を見ていた璃人が、なぜか冷ややかに言い、美星はぽんと手を打った。
「そうだね、そうしよっ。服は……」
一寸、ふわりの胸元に注目し。美星は自分のものと、見比べ余裕の笑みを浮かべる。
「乾くまでしばらく、私ので我慢してね♪」
こ、この人……!? 長身スレンダーな見た目の印象より、全然、デキるのですぅー……!!
ふわりに走る衝撃。
美星に先導され、しおしおと退場。
静香もせめて汚れたお洋服のお洗濯をと、半べそで付いていく。
「ちょっと、なんで君までついてくの?」
去っていこうとする龍八の背中に、佳奈が問いかける。
「電話だ、ここは騒がしいからな」
龍八は相変わらずのポーカーフェイスで、鳴りっぱなしのスマフォを指した。
予めアラームをセットして、鳴るように細工しておいたのだ。
これには怪しい、と疑りつつも佳奈は龍八を先に行かせるしかなかった。
くぅ……。
大田原 いいな
のお腹が、寂しく鳴っている。
「腹が減ったのじゃ……。皆は今頃、楽しく食事の真っ最中じゃろうか?」
薄いお腹を撫でながら、ジト目で調理場を見やるいいな。
いいなは数日前からトシコに桜花寮の見取り図をもらい、調理場から女子寮に至るルートの全てに、「ばりけえど」を作っていた。
「女子寮に進入する輩の殲滅じゃ! こういう機会でもなければ、他人をブチのめs…ゲホゲホ」
まあ、そういうことじゃ!
「特に警戒すべきは、敵の親玉『草薙龍八』じゃ。あ奴は、ほおむるうむの時にも、宣戦布告をしおったのじゃ……儂より目立つなど、言語道断横断歩道なのじゃ!」
記憶が鮮やかによみがえり、わなわなと震えるいいな。
どうやら、先日のホームルームで龍八に(いいな的に)嫌な目に会わされた私怨も含まれているらしい。
そこへやってきたのが、ふわりを連れた美星と静香である。
「ちょっと、あなたまたこんな事してるの? 邪魔だよ。通れないじゃない」
「うぬぬ……。貴様ら、どうしたのじゃ?」
「ばりけえど」の上で、ふんぞりかえりながらも、いいなは眉をしかめる。
「この子がお汁粉かぶって、びしょ濡れになっちゃったから」
「シャワー、借りるのですぅー」
美星の言葉を、しょぼしょぼのふわりが繋ぐ。
「ぬ……致し方ないのぅ。またどかすか、結構重いんじゃぞこれ」
いいな、人が通るたびにこの「ばりけえど」をどかしているのだが、古い机などのガレキや、自転車などが積みあがったそれをどかすのは、かなりの重労働だ。
全く、どうやって集めたのだか。
「早くどかして頂戴」
桜花寮の女子生徒にとっては、まこといい迷惑である。
「私も手伝います」
うんしょと机を持ち上げた静香の手から、追って来た龍八がそれを奪った。
そのまま、ほいほいと「ばりけえど」を切り崩していく。
これには、いいながジタバタする。
「貴様、草薙龍八!! ぬけぬけと現れよったな! ワシはの、頭に来ているのじゃ! なにせ一度目は日にちを間違って、二度目は時間を間違ったのじゃ!」
「あんたはそいつ連れて、さっさと行け」
龍八はいいなをガン無視すると、静香に言った。
「あ、ありがとうございます……!」
丁重にと頭を下げる静香。
龍八は無表情で、女子三人を見送る。
「……さっきの餅の礼だ。これで、借りはゼロだ」
「人の話を聞けぇ~~~!!」
ニャゴーの切り餅のパックを、龍八に爆撃しながらいいなが叫んでる。
ていうか、餅増やしてどうするの、いいなちゃん……。
「おい、食い物を粗末にするな」
「心配には及ばぬ、ちゃんと個別包装されておる! そんな事より、ワシは貴様を待っておったのじゃ。このばりけえども、朝8時から作成しておったのじゃぞ!」
「そうか、ご苦労だったな」
じゃあ、そういう事で。
「穿て!」
龍八のろっこんにより生み出された空気砲が、いいなの足元を直撃する。
よりにもよって、不安定な自転車部分だ。
「うわぁぁあ!!」
バランスを崩したいいなが転げ落ち、お尻をさすりながら立ち上がった時には、龍八の姿はすでに消えていた。
すぐに捜索に入ったいいなであったが、見つけたのは『下着は頂いた!』と書かれた紙切れ1枚。
しかし騒ぐだけ騒いで、後ほど部屋の主の立会いの下で調べてみたが、実害は何もなかったそうな。
「おのれぇえ!! 覚えておれー!」
地団駄踏みながら、いいながどんぶりで雑煮を食べた事と、女子寮の生徒に見守られながら(監視とも言う)ひぃひぃ言いながら「ばりけえど」を撤去した事を追記しておく。
「フ……思ったより、ぬるかったな」
女子寮を抜け出し、龍八は一人、お昼時で誰もいない児童公園へ来ていた。
水のみ場の蛇口をひねると、ほんの少し水を含む。
ぱんぱんになった胃袋は、これ以上何も入りそうもない。
「うぷ、調子に乗って食いすぎたか」
目を向けると、無人の滑り台。
龍八はそこへ、身を預けた。
ここなら、胃液も逆流せず、楽に休めるだろう。
穏やかな青空に、餅のように真っ白な雲が、のんびり流れている。
眩しさに目を閉じれば、気持ちのいい風が肌を撫でていくのを感じる……。
やがて眠ってしまった龍八。
陽だまりの中。彼と滑り台との隙間に、みっしりと詰まった猫に囲まれて、目を覚ますのはもう少し後の話だ。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月24日
参加申し込みの期限
2012年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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