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心残りを食い尽くせ!
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侑を応援しつつ、義一と拓郎もそれぞれに、準備を始める。
二人とも凝った料理はせず、とにかく簡単に色々なものを食べて楽しむ心算だ。
義一が用意したのは、しょっぱい系。
磯辺にするための味海苔、そして納豆とキムチ。
……なんか最後が気になる。随分個性的だが、後悔しないのだろうか。
拓郎が持参したものは、きな粉に黒砂糖、チョコ、砂糖に醤油、そして蜂蜜など、あまーい物が中心。
あんこは、きっと他の誰かも持ってくるだろうから、ちゃっかりおすそ分けしてもらうつもりだ。
「一番好きなのは、餅にする前の……蒸したてのもち米ご飯に、ごま塩だけどな。……あれは餅つきした者限定の贅沢だ……」
残念ながら、持ち込まれたのは、賞味期限が迫ったパック餅。
カッチカチやぞ、おい!
「ん~? それなら蒸してみるか」
甘いニオイに誘われてやって来た、都が助け舟を出す。
「蒸し器で、薄い布敷いて蒸して置くと、取り出す時とかに便利。乾きにくくも出来る」
実際に蒸し餅を作り、迷う事無く砂糖をたっぷりと混ぜたきな粉を絡めてぱくり。
餅はふっくらと湯気を立てて、伸びる伸びる。
「おぉ、さすが先輩……」
「やわらけーな!」
「ん。やっぱりうまい」
一緒にパクついた都も、この時ばかりは表情がほころぶ。
甘いものは大好きだ。
拓郎から、チョコレートなども勧められ、ものめずらしさに箸は進む。
一方、義一はと言うと。
磯辺は普通に美味しく頂き、次、納豆。
「なんかネバネバすんな」
至極当たり前の感想を漏らす。
焼鮭をあわせると、茨城のしょーびき餅の食べ方のレパートリーになるらしいよ?
お次はキムチ。
「普通にキムチだけ食ったほうがうめえ」
突如展開される、赤毛のイケメンともち肌美少女の、悲しい恋の物語。
『ごめん、ごめんな。でも君には、俺なんかよりもっと相応しい相手がいるはずだ』
『そうね、貴方はあたしといたらダメになる……。他の誰かと、幸せになって』
脳内の二次元ワールドに嵐が吹き荒れ、妄想世界の神は決断を迫られる。
『いや、ここで終わるのは俺だ。君こそ、他の誰かと幸せになれる道を探してくれ!』
義一はキムチを摘み上げると、胃袋への旅路に送り込み、悲劇に強制的に幕を下ろした。
ちなみに、ここまで義一くんポーカーフェイスです。
「何で、持ってきた……?」
拓郎のナイス突っ込みで、現実に引き戻される。
「大根おろして、絡み餅も作るか。消化も良くなるらしいし? それからお汁粉も」
都の口から「お汁粉」の言葉を聞いた拓郎が、ピクッと動きを止めた。
「……大根は、自分たちで……おろします。体力、余ってるんで。先輩は、是非その間に、汁粉の方を……」
「だな。結構力要りそうだし、女子にはきついだろ。俺と拓郎でやるぜ」
お任せください! 相棒と肩組んで、バシィンと胸を叩く。
おろし金を都から受け取り、タッグを組んだ拓郎と義一は、見事な連携で大根をおろしはじめる。
「先の方は、辛いから煮物に使う。おろさずに残しておいて」
「「ウッス……!」」
素朴な拓郎と、生真面目な義一。
働き者だ。働き者の少年達だ。大根がえれー勢いで削れていく。
雪道蹴立てて走ってんじゃねーぞ、と突っ込みたくなるとんでもない勢いだ。
ならば先輩として、その熱心な労働にスイートな見返りを与えて応えよう。
「漉し餡と粒餡、どっち作ろうか……? 両方?」
顎に指を当て、小首を傾げる都。
そこへ、楽しそうな雰囲気をかぎつけてやって来たのは、もなか。
「私、粒餡派なのですっ! あ、申し遅れました。
小倉 もなか
っていいます。私も桜花寮なんですよー」
初めましてーと付け足す、あどけない瞳。
美味しく食べて楽しんで、やって来た人達と仲良くなって、お腹も心も一杯にして戻りたい。
期待ではちきれそうな胸の前で、祈るように手を組む少女。
君、ステシには「こしあん派」って書いてるやん、どっちなんよと突っ込んでしまう、心の穢れた筆者には眩しすぎるぜ。
「ええと、先輩のお名前も聞いていいですかー?」
「うちは黒兎だ。まあ、よろしく。そんじゃまあ、粒餡にするか……」
「わあぃ、私もお手伝いしますね~!」
「うむ」
もなかは無自覚だが、周囲の人間は彼女のろっこんの影響で、無性に粒餡食べたくなっている。
恐ろしい子っ!
尚、このシナリオでは関東に合わせて、粒餡と漉し餡の両方を、汁粉と表記させていただいております。
「あっ、あの! 俺も一緒していいかな?」
そんな二人に声を掛けたのは、もなかと同じ1組の
千鳥 雅人
だ。
雅人は前日に買っておいた茹で小豆の缶詰と、栗の甘露煮が詰まった紙袋を握り締めている。
少し多目に用意された分量に、皆と仲良くなりたいという雅人の想いが、伝わってくるようだ。
調理場とは言え、女子寮。緊張でぴこんとハネた髪の房も、ふるふると揺れている。
「どうぞ」と素っ気無い都に、勢いよく頭を下げる。
「ありがとうございますっ! 千鳥雅人です、よ、よろしくお願いしまふ!」
……がーん、噛んだ。
「ドンマイ……」
「リラーックス!」
ほんのり笑いながら拓郎が肩を、義一が勢い良くバシバシと背中を叩く。
「うん、ありがと……」
「千鳥君、栗も持ってきたのね~。気が利いてる~」
もなかにヨイショされ、ようやく雅人の顔にも笑みが浮かんだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月24日
参加申し込みの期限
2012年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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