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【8周年記念】ドレミファソラシド、8つの音の精を探せ!
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●星ヶ丘マリーナは花ざかり・1
「もし音楽がなくなるとしたら、それは人類が滅ぶ時以外にあり得ないと思っていたわよ」
深林 真瞭
は冬の海風と同じくらい気難しい顔で吐き捨てた。
「そうね……」
友人で内科医でもある
深倉 理紗子
は夜勤明けの疲れもあって反論を避け、苦笑いする。
ここに来たのはテオの声が脳裏に響いたから。それではじめて知ったのだ。
「いつの間にかもれいびになってたのね」
「え? ……私たち、いつの間に……?」
変化のショックも冷めやらぬまま、ふたりは三男『ミ』の精・エリックを探すため、星ヶ丘マリーナを訪れていた。ヴァイオリニストである真瞭にとって、音がなくなるなどというのはとてもじゃないが見過ごせない由々しき事態だ。音がないなんて仕事も出来ないし、人生そのものが否定された気にすらなる。
「エリックとやら探して引導を渡してやろうじゃないの」
「まーちゃん、お手柔らかにね……」
「おや、お姉さんたちもテオの声を聞いて来たクチかい?」
コートを羽織り日傘を差した白髪の少女と、栗色の髪をサイドテールに結ってスケッチブックを抱えた少女が真瞭と理紗子に近づいて来た。
桜 月
と
小山内 海
だった。
『音楽がなくなっちゃうのはいやだよね。私は歌えないけど聞くのは好きだし』
海は失われた声の代わりにスケッチブックに書いて見せる。
どうやらここに集まった四人の目的は同じようだ。エリックは潮風に吹かれているらしいから手分けして探そうとそれぞれ目を凝らして探していると「いたよ!」と月の声がした。
ふわふわと浮く10センチほどの小さな青年はチャラい笑みを浮かべたイケメンで、四人も美女が揃っていることにご満悦という様子だ。
「ヒュー、今日のオレってばツイてるな。こんなに麗しいお嬢さん方に出逢えるなんて」
あまりのチャラさに真瞭がイラッと殺気を放ちかけたが、理紗子が手を握って食い止める。
(まーちゃんがこの手のチャラ男が嫌いなのは知ってるよ……でも堪えて。ここで彼に機嫌悪くされたら元も子もなくなっちゃう)
そう目で訴えると、真瞭も理解してくれたようだ。
そんな二人の無言のやり取りをフォローするように、月が先陣を切った。
「やあ、エリックさんかな。こんにちは」
「私と一緒に可愛い女の子の観察とかどうかな? それとも私じゃ君の相手にはなれないかな?」
逆ナンした!?
しかも『一緒に可愛い女の子の観察』とな!?
真瞭と理紗子は、思わず月を二度見した。
エリックの返事はもちろんオーケーだ。
「みんな可愛いからさ、可愛い女の子を観察したいならみんないっしょにデートしようよ」
『デートっていうか遊びに行くのは全然いいよ。せっかくだから他の皆も一緒に行くのはどうかな。大勢の方がきっと楽しいよ』
「ハ? 何言って……」
「まーちゃん!」
そうだここは我慢の子。すべてを水泡に帰すわけにはいかない。
そんなわけでエリックは両手に花どころか四肢に花状態でデートに繰り出した。
最初は月の希望で服やアクセサリーをショッピング。
それから月オススメの茶菓子の美味しいオープンテラスのカフェでお茶をする。
月ときたらエリック以上にうきうきで、真瞭や理紗子や海のファッションチェックをし、アイデアが浮かべばデッサンをしている。海は月のモデル役を務めながら、エリックに聞いた。
『エリックさん、楽しい?』
「勿論だとも。こんなに麗しい花たちに囲まれて楽しくない男はいないさ」
一方、真瞭は我慢しすぎて気疲れしている様子だ。理紗子は友人にハーブティを勧める。
「まーちゃん。お茶飲んでリラックスして?」
実をいうと理紗子は真瞭とは別な意味で、チャラく口説いてくるエリックに苦手意識を感じていた。
(どうしたらいいかわからないよ……だってアラサーになった今でもマトモに異性と付き合った経験ないし!)
そんなこんなで美しかったり可愛いらしかったりする花たちに囲まれご満悦そうにしていたエリックだったが、ふいに何かが気になった様子で宙に浮かび上がった。
「すまないけれど少々席を外すよ。お嬢さんたち、ここで歓談していてくれるかい?」
「構わないけれど、何かあったのかい?」
「ああ、あそこに座っている娘が気になってね。少しだけ待っていてほしいな」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年06月09日
参加申し込みの期限
2020年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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