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キラキラチアリーディング! 応援パレパレパレード♪
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「さらに増やせヨ! キグルミ大隊!
すべてその場の勢いで、ノリの佃煮弁当デス~~~!!」
トワ率いるスズメ軍団、スズメンズが、楽器は弾けないけれどわちゃわちゃしたいという大衆の欲望の受け皿となり、じわじわとスズメンズの勢力を増やしている。
様々な売店、露店の並ぶ目抜き大路が、スズメの衣装を纏った一群に蹂躙されていく。
「……」
嘉渡洲 稀跡
はそうしたカーニバルのざわめきを、どこか他人事のような目で見つめる。
自分もああした輪の中に入って、わちゃわちゃしたい……という気もする。
でも、人前に立って派手なパフォーマンスを見せるというのは、自分のキャラクターとすこし違う気がする。
とりあえず、フィナーレの九夜山ライブには参加するつもりだが、それまで露店などで買い物をすませておきたい。
そうした中で、自分なりにカーニバルに参加できるやりかたも見つかるだろう。
「ええと……『寝子野家特製サンマさんランチボックス』を三つ……いや、あとひとつ買っておくか」
弁当屋の売店で、撮影セットを抱えた凜々しい男性が、弁当を購入している。
「それから……ペットボトルのスポーツドリンクふたつと、お茶を1つ……」
注文に応じて、店員が手早く包装を行っていく。
「それから『ネコビエまんじゅう』を1箱――いや、荷物になるからあとにするか……」
じっと考え込んでいる男性が、不意に顔をあげる。
稀跡と目が合ってしまった。
「あ、その……すまない」妙な沈黙が流れる。「待たせてしまったかな……」
「いえ、お構いなく」稀跡が頭を下げる。「お弁当、三つ買うとひとうサービスみたいですよ」
「あ、そうか。でも包んでもらっているから……」
そのまま沈黙が流れる。
弁当の用意に手間取っているみたいだ。
「高校生かな……寝子高の生徒さんか」
「はい……よくお分かりになりますね。私服なのに」
「寝子高に娘が通っているんだ」
「まあ、それでは会ったことがあるかもしれない」
単なる世間話のわりに、お互いに話が弾む。パレードの雰囲気があるからか。共通点があるからか。
「娘さんは……パレードに?」
「出し物に出ているんだ。あなたは?」
「見る専門で。でも――参加してもいいかな」
ふっと、そんな言葉が口をついた。
――はい、弁当とドリンク、お待たせしました!
4つの弁当の包みを受け取って、男性が頭を下げる。
「九夜山に行くんだろう?また、会える機会があるかもしれない」
「お嬢様によろしく」
さわやかに一幽する。
――落ち着いた感じのお嬢さんだったな。
まだ暖かい弁当を抱えながら、
恵御納 久隆
は先ほど会った女性のことを思い出す。
夏朝とはまた違った趣きのお嬢さんだが、品がよく、礼儀正しい女性だ。
夏朝に会ったら、聞いてみるのもいいかもしれない。
さぞや、しっかりしたお嬢さんなのだろう……。
それにしても、この弁当はどうしよう?
「お客様は、何になさいます?」
「あ、ええと」
店員に声をかけられ稀跡ははっとする。
そういえば、自分もお腹がすいてきた。
ここで昼食にするのも、悪くない。
「……焼き魚丼にしらすカレー、幕の内弁当にランチボックス……」
奥にしつらえられたイートインで食べても良し、お弁当を別に食べてもいい……。
どれも美味しそうで、迷ってしまう。
「こういう時は大食いでない自分を少し悔やんでしまうの……」
ふっと悲しそうな目を向けて、少女は周りの客に語りかける。
「全部1つずつ食べれたらいいのに……」
もしお決まりでしたら、先に注文を……という店員に、大丈夫と後列の客は笑って答える。
「このお姉ちゃんが一生懸命悩んでるんだ。待ってやるぜ」
稀跡の真剣な悩みっぷりは、周りをいらだたせるよりも、むしろ微笑ましい雰囲気を作り上げていた。
彼女がメニューを見つめ、はかないため息をもらすと、本当にそのメニューが美味しそうに見えるのだ。
若干天然の入った彼女の、人を引きつける資質であった。
「『ネコンビのパレード特製幕の内弁当』と『starboxsコーヒー』を……」
断腸の思いで、注文を決める。
ちょうどパレードの、チアリーディング隊が来るところだ。
この場所なら、すべて見渡すことができる。
特等席に陣取って、稀跡はお弁当を広げた。
街頭の最前列で、カメラ機材を覗き込んでいるのは、先ほどの男性だ。
身近な人が、チアリーディングに参加しているのかもしれない。
弁当を具材を口に運びつつ、稀跡は考える。
やはり、自分もなにかわちゃわちゃしてみたい。
ただ、楽器もなにも用意してきていない。
目に入った露店の、様々なパーティグッズを、稀跡は見つめる。
(客席からでも邪魔にならずに盛り上げられる楽器があれば……)
「何がいいかしら…タンバリンや、カスタネットとか…?」
だが、そんな都合の良い楽器は、そう簡単に手に入るとは思えない。
考え込む稀跡。
その時、露店の一隅に飾られている、あるものが目に入った。
楽器ともそうでないともいえるもの。
「……とりあえず、あれにしようかしら」
ほかに良い方法もなさそうだ。
呟いて、彼女は立ち上がる。
しかし、彼女が見つけた「とりあえず」のもの。
彼女ならざれば、きっと手に取らなかったであろう、それ。
息を吹きこむと、ぴーという間抜けな音とともに紙精の帯が膨らむ。
いわゆる「吹き戻し」である。
袋いっぱいの「吹き戻し」を手に、彼女は勇躍ライブ会場へと向かう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月12日
参加申し込みの期限
2020年07月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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