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「俺の歌を聴け! ……なんてな」
ステージトラック・レ号の壇上で、
龍目 豪
は照れたように笑う。
イントロに合わせて、マイクに顔を近づけると、あたたかみのある声がアンプから響き渡った。
龍目 豪
は、実は楽器には自信がない。
と言うと、端から「ご謙遜!」の声が上がってしまいそうだが、事実、得意という気持ちを持ったことはなかった。
周囲に、音楽の才能に恵まれた人間が多すぎたからなのか。
それとも、豪には他に自信のあることがたくさんあるからなのか。
――だからまあ、ちょっと囓った程度では、人前で演奏できるレベルにならないのも、無理はねえ。
例えば探検部などで、フォークギターを取り出して、みんなと一緒に歌ったりする。
そういう時は、楽器を演奏していて、心底楽しいと思える。
だがそうした喜びは、楽器の演奏テクニックだけではない。
キャンプファイヤーや、見知らぬペンションの一角という、特別な場所あってのことだ。
満天の星空。
ひんやりとした夜の冷気。
頬を赤らめた仲間たち。
そうしたいろいろが組み合わさって、初めて楽しめるものだ。
そんなこともあって、以前参加したコンサート大会では、満足のいく結果は出せなかった。
それも、納得している。
(でも、ステージを夢見て、毎日練習に励んでいた……。
その時の練習は楽しかったから、無駄にはなっていないと思うぜ)
今回のパレード、豪は楽器を持たないことにした。
自分の声、歌だけで勝負すると決めた。
「歌ならば、さほど練習しなくても、気持ちを伝えることができる!」
豪はここにきて、自分の原点に立ち返ることにしたのだ。
楽器の些末なテクニックよりも、思いを伝えること。
熱いハートを伝えること。
それが、自分の音楽であると、はっきり心にきめたのだ。
「~♪」
豪の歌声に、皆は聞き惚れる。
派手なビートに乗っても、どこか柔らかく、あたたかい。
音楽で思いを共有するという点において、豪は一日の長を得ていた。
キャンプファイアーで、豪のギターを中心に皆で歌った思い出。
皆で感情を共有し、皆でこのかけがえのない瞬間を記憶に残そうとした。
豪にとって、音楽とは常に、人と思いを共有すること。
音を楽しみ、音で笑いあうこと。
それこそが、なにより大切なことなのだ。
「ちょっとくらい間違ったって、音を楽しむのが大事なんだ!」
――もう三年生、寝子高生でいられるのも、あとわずかだ。
寒さの厳しい日々。
雪が解けて、雲間が晴れれば、卒業の時が来る。
かけがえのない時間を共有した仲間とも、はなればなれにならなければならない。
いったんは、区切りをつけなければならないのだ。
豪の胸に、さまざまな思いが去来する。
――探検部。
――神魂がらみの事件で出会った後輩や先輩。
――いっしょに試験勉強した同級生
――それから、さまざまな寝子島で出会った人たち。
さまざまな人たちの顔が、胸に浮かぶ。
そのどれもが、その時であった事件と結びついている。
悔しそうな顔。
怒った顔。
泣いた顔。
そして笑顔、笑顔――笑顔。
共有したい思い。
呼び覚まして、いつでも心のよりどころにしたい思い。
それらに万感の思いを込めて、豪は歌う。
声は大きなうねりとなって、会場全体を揺るがした。
――そこに、バンジョーの音色。
「なんだ?」
「音の精からのわがままさ。あんたと共有したい思いがある人が、いっぱいいるみたいだぜ」
傍らに現れたのは、レ号の音の精、ディーン。
爆走ボーイの異名を持つ彼、だが今は静かに豪の声に聞きほれている。
「クールだな。こういうノリも嫌いじゃないぜ」
「やるな、あんた。音の届け物だ」
ソ号の音の精、スポーツ系のグレアムが、バンジョー、ギターなどの弦楽器の音を振りまく。
「ぼくも……みんなからの届け物だよ」
高いドの音の精、恥ずかしがりやの泣き虫セシルが、ステージの端からそっと、オカリナとアコーディオンの音を届ける。
他にも様々な音の精の姿がうつろい、さまざまな音楽が響き渡る。
みんなと音を共有し、楽しむことに集中した豪にふさわしい、音のページェントだ。
どの音もなにやら懐かしい。
どの音も、それを奏でた人の顔が思い浮かぶようだ。
ならば、皆の思いを背負っていくしかない。
「さあ、最後はド派手にいくぜ!」
「ヒュー! 暴走! 暴走だあ!」
豪の掛け声に、ディーンと会場が一気に盛り上がった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月12日
参加申し込みの期限
2020年07月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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