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……アンド・ユア・バード・キャン・シング
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白い湯気が上がっている。
船室内のテーブルに置かれた紙のカップから。
せっかく自販機でコーヒーを買ったというのに、一口飲んだだけで
呉井 陽太
は、腕組みしてうつらうつらしている。
「船の揺れってのがね、ゆったりとしてて……どうもね……」
言い訳か独り言か、自分でもよくわからないものをムニャムニャと口にしていた。
陽太の正面に座っているのは
志波 武道
だ。
コーヒーにほとんど手を付けていない、という点では武道も陽太と同じようなものだった。愛用の手帳を開いてメモや、貼り付けた写真、広告からの切り抜きなどを真剣な眼差しで読んでいる。ペンを取って書き込みも行っていた。
陽太と武道は示し合わせて参加したわけではなかった。
別々に校内のボランティア募集に応じた結果、たまたま船に乗り合わせたのだった。
そろそろ停泊する、という船内アナウンスが流れた。
「いけないいけない、眠っちゃったよう」
ふぁ、と伸びをして陽太はカップを手にする。
「天気はあいにくみたいだけど、波が静かなのは良かったよねぇ」
「うん」
「どーしたのん? 肩に力入ってるよぅ?」
あくびをしたせいで涙が出て、陽太は目尻を指でなぞった。
「あー、うん、そっかー……やっぱ、そう見える?」
「まあね。もしかしてなにか事情アリって話?」
隠すつもりはないので、武道はそっと左右をうかがい、人目がないことをたしかめてから身を乗り出した。
「実はね、現・生徒会の後輩から噂を聞いて来たんだ」
声をひそめて言う。
「噂?」
「EABって団体の」
引きこもりなど社会生活になじめない人たちを支援する団体があり、一種の教育施設を運営しているいうことは武道も前から知っていた。テレビで見たことがある。
だがその施設の実態についてはまるで知らなかった。
ボランティア募集のポスターを見て、わざわざ後輩が知らせてくれたのである。
「それで興味を持って、ちょっと調べてみたんだ」
小さくため息をついてしまう。
「正直、悪い噂ばかりだったね。俺たちの地元でこんなことが行われてるなら、実際のところを明らかにしたい。ボランティアとしてだけど、寝子高のみんなまで協力させられているのならなおさら……」
自分が得た限りの情報を話したうえで、だから調査しようと思って、と武道は打ち明けたのである。
「ありゃ……本当に事情アリだったんだ。話してくれてありがとう」
「ごめん、純粋な気持ちに横やり入れるようなこと言って」
「なに水くさいこと言ってんだよぅ、オレと武道君の仲じゃないか」
カップの残りを一気にあおると、陽太の眠気は消し飛んでいた。
「ならオレも、実際を見て判断してみよーじゃなぃ? 噂の真相とやらをさ」
そうだね、と武道はうなずいた。
「単なる噂かもしれないし☆」
「ところでこの船、木天蓼市が出している定期船ということだけどねぃ……」
陽太がここまで言ったところで以心伝心、たちまち武道は理解している。
「うーん、コーヒーがおいしい」
突然からりと口調を変えて、武道はカップに唇をつけた。
実際はそんなことはなく、こういう自販機にありがちな水っぽいだけのコーヒーだったのだけれど。
船の運行担当が施設関係者の可能性もある。余計な言葉は禁物だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月03日
参加申し込みの期限
2020年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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