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【クリスマス】あなたに会いたい、雪降る聖夜
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●動物園~クリスマスの動物たち
九夜山のふもと、旧市街の山側に広がるまたたび市動物園がある。
先ごろから降り出した雪で、猿山もシロクマ舎もオオカミ舎もうっすらと白く染まっている。
またたび市動物園は『クリスマスの動物たち』と題して、今年の冬はイルミネーションやツリーで園内を飾り大々的にCMも放送している。今宵はさらに、マリンパラダイスと同時にクリスマスイブ限定の夜間営業中だ。
なんとなく特別な一日。お客さんも普段よりカップル連れが多いようだ。そうはいっても、食肉目に詳しい獣医にして、動物園の職員である
アーサー・T・シートン
にとっては日常どおりで、仕事内容は普段とさほど変わらない。
アーサーは猛獣エリアの担当であった。
とくにオオカミ舎は良く馴染んだ職場で、餌を運んでいくと、オオカミたちはアーサーと遊んでほしくて後ろ足立ちになってまとわりついてくることも少なくない。
金色の目をしたオスは、このまたたび市動物園に飼育されているハイイロオオカミたちのリーダーである
クルト
。オオカミたちは群れで生きる動物で順位付けがハッキリしている。現在のオスの1位――α(アルファ)がクルトなのである。
それから白い毛並みの美しいメスは、メスのリーダー(α)でクルトの番(つがい)である
ビアンカ
だ。
すでにクルトとの間に仔狼を生しており、純白の毛並みも相俟って女王のような気品ある風格が漂っている。
彼らは人間がクリスマスだと浮かれているからと言って、自分たちの生活まで変えたりしない。
だが人間のほうは特別な日だからサービスしようと思い立ったりもするもので、今日の餌はクリスマスチキンに因んで鶏肉が多めだ。
アーサーが餌を置くと、彼らは辺りを警戒しつつも寄り添い合い、肉にかぶりつく。
「あなたたちには鶏肉より牛肉のほうがご馳走でしょうけれどね」
食事を終えたオオカミたちがアーサーに遊ぼうと寄ってくる。
頬を舐められ、アーサーは笑う。
この時間が好きで、この仕事をしているようなものだ。
◇
佐和崎 紗月
と
初瀬川 理緒
はふたり寄り添うように『草食動物・鳥類エリア』へと向かっていた。ふたりは恋人同士で、またたび市動物園には
ついこの前
も来たばかりだ。にもかかわらず再び動物園を訪れたのは、ご利益のあるアルパカとして人気のあるフーちゃんにもう一度会いたかったためだ。
「夜の動物園ってなかなか風情があるよね」
「今日はクリスマスイブだもの」
「もうそんな季節?」
理緒が悲鳴のような声をあげる。高校三年生の二人にとって、クリスマスイブとはロマンチックさよりも受験へ近づいたことを思い知らされる日であるようだ。
「あーあ、年が明けたらすぐだよね、受験」
「プレッシャー感じてるの、理緒ちゃん?」
「感じるの感じないのって、感じまくりに決まってるでしょ」
「『感じまくり』……」
「そこ繰り返さなくていいから」
「あ、うん。……でもわかる。この前から寝子島神社で合格祈願のお守りをたくさん買ってきたり、おまじないに凝りだしたり、ちょっと変だよね? 身体に『合格』って書いたり、部屋に塩山つくったり……」
「あー、お守りは紗月にもあげたじゃない」
「お守りとかおまじないとか神頼みになってきた、と……」
「頑張っては来たし、成績も上がって来てるけど、心配なのよ。ここまで来たらもうあとはメンタルでしょ!」
グラビアアイドルとしても活躍する理緒はもともと大の勉強嫌いで、成績も超低空飛行だった。ところが所属事務所のお達しで大学受験に挑む羽目になり、その後恋人となった紗月の応援もあって、高3になってからはかなり本気で勉強してきた。お陰で成績は先生も驚きの急上昇を遂げ、今なら木天蓼大学をはじめとして、中堅レベルの大学ならほぼ合格圏に入っている。
嬉しいと素直に喜べれば良かったのかもしれないが、(超低空飛行だった自分が本当に大丈夫なの……?)という思いは、こびり付いてぬぐえず、もうすぐ試験という今になって不安が大きくなって挙動不審気味になっている。
「フーちゃん、また来たよー」
「拝ませておくれー」
フーちゃんは呼び声が分かったのか二人の方に来て、鼻をくんくん押し付けてきた。
受験に合格しますように、とフーちゃんの頭を撫でると、すこし焦りも治まって夜の動物園を少し散策しようという気持ちになった。二人は道なりに動物たちを見て回り、アーサーがお世話をしている最中のオオカミ舎の前で立ち止まった。
「あ、見て理緒ちゃん」
「わぁ、オオカミが飼育員さんにじゃれてる! あんなに懐っこくしてるとオオカミも可愛いね」
「本当だね」
「白いフーちゃんにご利益があるなら、あの白いオオカミにもご利益ないかな?」
南無南無と手をすり合わせて拝む理緒に紗月は苦笑を禁じ得ない。
「さて……」
あらかた観終え、理緒は紗月の手に指を絡める。
「まだ時間大丈夫だよね? 折角だからマリンパラダイスにも行ってみようか」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月18日
参加申し込みの期限
2020年04月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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