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【クリスマス】あなたに会いたい、雪降る聖夜
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●星ヶ丘教会~聖夜を祝う
電飾が枝々で煌めいている。
まるで星屑が雪となって天から舞い降り宿ったかのようだ。
幻想的な木立の道を抜けた先に、白い尖塔をもつ星ヶ丘教会が姿を現す。
クリスマスイブの今宵、教会では恒例のクリスマス・コンサートとミサが開かれる。コンサートでは聖歌隊によるゴスペルのほか、自由に飛び入り参加して歌ったり踊ったりできるとあって信者のみならず多くの人が集まっていた。イエスキリストの誕生を祝うこの日、教会は厳かに、懐深く、丘の上に佇んでいるのである。
光る木立を抜けて歩いて来た
旅鴉 月詠
はキャスケット帽をとって薄っすら積もった雪を払った。
白銀の髪を冬風に靡かせ、月詠は静かに呟く。
「コンサート前の教会なう」
芸術家たるもの日々感性を磨いておきたい。音楽はインスピレーションを深めるのに役立ってくれる。
扉を押して中に入ると、すでに半分ほどの席が埋まっていた。月詠は後方の隅のあまり目立たない席に荷物を置いて陣取ってから、ミサが始まるまで教会内を散策することにした。
真ん中の膨らんだアーチを描く天井。円環状に蝋燭の灯されたシンプルなシャンデリア。
豪奢すぎない程度に柱や梁に装飾がなされているのが信仰心を膨らませてくれるのだろう。
「ふむ……教会建築も芸術だな」
日常的に入るような場所ではないので、ステンドグラスも遠くから近くからと矯めつ眇めつする。色とりどりのガラスを組み合わせた繊細な仕事には感嘆するばかりだ。
月詠は観察するほどに心躍り、自然とステップを踏んでいた。
小さなクロッキー帳を開いて目に入ったものをさらりと描いてゆく。
「おや、パンフレットもあるのだね。一部頂いておこうかな」
くるくるとステップを踏んで回りながらスケッチしていると、とんっと誰かに抱き留められた。
「おっと……危ないよ」
柔らかい声が降ってくる。
見上げればそれは、家族と一緒にクリスマスコンサートへやってきた
鴻上 彰尋
であった。
「何をしているの?」
「気にしないで。芸術家視点で教会をとてもよく見ているだけだから。いつか教会とか描く予定がないとは限らないので」
「ああ、気持ちはわかるよ。俺も教会の建物には興味がある。普段あまり縁がある訳でもないから、こういう機会によく見てみたいと思うよね。こういったときにしか来られないような神聖な場所のイメージがあるし」
「そうだろう? オルガンとかも、よーくよく見てみたい」
言うが早いか月詠は前方の説教壇の脇にあるオルガンの方へ向かい、例の小さなクロッキー帳のページを捲ってさらさらり、とスケッチをはじめた。
あのお姉ちゃん何してるの、と弟が言う。
「お姉さんは絵のお勉強してるんだってさ」
自分もオルガンを見に行きたい、と妹が言う。
しかし彰尋は、今にも駆け出しそうな弟と妹の手を握り首を横に振った。
「今はダメ。ここは走る場所じゃないし、もうすぐ始まるから。落ち着いて席に着こう」
彰尋は教会内を見遣って、家族並んで座れそうな席を探した。
すると、見覚えのあるツインテールの子が小さく手を振っているではないか。
「あおいさん……!」
会えると思ってはいなかった。けれど会いたいと思っていた人がそこにいることに彰尋の心は跳ねる。
七夜 あおい
は手招きするような仕草で自分の近くの席が空いていることを示している。
彰尋がありがたく家族たちをその席にいざなうと、ちょうど一人分足りなかった。
自分だけ後ろの席に……と思った矢先、あおいは少しずれて彰尋を隣に入れてくれた。
嬉しさと気恥ずかしさとで思わず笑みがこぼれる。
「ありがとう。助かったよ。こんなところで会えるなんて奇遇だね」
「本当だね。私も知ってる人に会えて良かった。聖歌を聞きたくて来たんだけどひとりで寂しかったから」
あおいはそう言って微笑みを返してくれた。
◇
「わ……拓郎、見て。ステンドグラスがすごく綺麗!」
「うん……神聖な雰囲気で、ちょっとドキドキするけど……彩葉さんと一緒なら怖くない……!」
「やだ、拓郎ったら大げさだよ~。でもたしかに……なんかドキドキしちゃうね」
教会に足を踏み入れた
高梨 彩葉
と
志波 拓郎
は、雰囲気のあるステンドグラスの荘厳さに息を呑んだ。
クリスマスである。
拓郎は数日前から(この日はいつものデートより気合いいれなきゃ……)と情報収集に余念がなかった。
そんな中見つけたのがこの星ヶ丘教会で行われるミサとクリスマスコンサートだったのである。
(……1人じゃまず行かない所だけど、彩葉さんと一緒なら……うん、ここにしよう……!)
彩葉を誘えば、彼女は電話の向こうで声を弾ませとても喜んでくれた。
曰く、『教会でクリスマスデートってなんだかロマンチックだよね』と――。
慣れないながらも教会のシスターに促されて席に着く。
ところが席についても拓郎は何やらもじもじしている。
「……どうしたの」
彩葉が尋ねると、拓郎は気まずそうに言った。
「ミサ、手順……実はよく知らない……彩葉さんは知ってる……?」
デートの場所に教会を選んだはいいが、いざ来てみればいろいろ作法がありそうで、無知なまま参加していいのか不安になってきたのである。不安の中には、男のほうがリードしなければという気負いもあったかもしれない。けれど彩葉は気楽なもので。
「ミサの手順は私もわからないから、スマホで調べようか」
言うや否や、『クリスマス ミサ 作法』でちゃちゃっと検索。
「主に祈りの言葉を唱えるんだって。他の人と同じように言葉を繰り返そうか」
「うん……わかった」
頼りになる彼女である。
そうこうするうち開始の時間になったようで、聖書を手にした親しみやすそうな神父様が説教壇に立った。
「今から二千年ほど前の今日この日、イエス様がお生まれになりました――」
神父様は聖書のイエス様生誕のくだりを朗読し、クリスマスにまつわる話を教訓深く語っていく。
彩葉と拓郎は周りに合わせるように見よう見まねでミサの時間をすごしていく。
そのうち気付いた。
大丈夫。みんな視線が泳いでいる。
ほとんどの人は似たようなものだと思うと、拓郎もかなり心穏やかになった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月18日
参加申し込みの期限
2020年04月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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