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【クリスマス】あなたに会いたい、雪降る聖夜
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●桜花寮~ふたり分のクリスマス
どこか遠くで笑い声がする。
桜花寮は広いから、どこかの部屋で友人同士集まってクリスマスパーティでも開いているのかもしれない。
恵御納 夏朝
は、クリスマスの淡い気配にそっとため息をついて、自分の部屋の方へ廊下をゆく。
こっそり猫を飼っているものだから――しかもその猫がレンズ猫といってだたの猫じゃなかったりもして――夏朝は一人部屋を希望して、誰に気兼ねすることなく寮生活を送っている。
いままでは家族で過ごすことが多かったクリスマスだけれど、今年は両親に急用が入り、家族で過ごすのは別の日に、ということになって、寝子島でひとり過ごしている。
(本当は、一緒に過ごしたい相手はいる)
厳密には今も一緒にいる。それでいて、決して一緒にケーキを食べたりお喋りしたりできない存在。
(……夏夜ちゃん)
夏夜がいるのは、夏朝のなかだ。
彼女の存在を知ってから『別人格の夏夜ちゃんと心身ともに分離・共存して、並んで過ごす』という願いを持ち続けているけれど、未だ実現はできていない。
(一緒に並んでクリスマスを祝いたかった……)
友だちみたいに。姉妹みたいに。そう出来たらどんなに素敵だろう。
ため息をつき、部屋のドアを後ろ手に閉める。
既に部屋の中は飾りつけを済ませてある。
窓際に小ぶりだけれどクリスマスツリーを飾って、リボンや花で窓も飾りつけ。
部屋の真ん中に出したちいさなテーブルの上に、2人分のケーキと料理を広げ、シュワシュワ泡立つ『にゃんめりー』の瓶を置く。
内緒で飼っている
レンズ猫のおはぎ
が、ご飯の気配を察してのそりとベットから降り、夏朝の足元にすり寄ってきた。
「はは、待ってよ。おはぎちゃんのごはんもちゃんと用意してるから……」
この黒くてふわふわしてその日その日を楽しく生きている猫ちゃんがクリスマスを意識しているかはわからないけれど、折角だからとワンランク上の猫缶を開け、おはぎの前に置いてやる。
テーブルの差し向かい側にクッションを置いて、橙色布製猫パペットの『ハルくん』を座らせれば準備完了。
「それじゃ、おはぎちゃん、ハルくん一緒にクリスマスパーティを……」
にゃんめりーに手を伸ばしかけたそのとき、机の引き出しが薄く開いて何かが覗いているのに気が付いた。
「あれ? 中に、何か……」
入れた覚えのないクリスマスカードと、クッキーの入った包みがひとう。
綴られていたのは見覚えのある字で、差出人が誰なのかはすぐに分かった。
『夏朝は絶対に「僕を含めて2人分」買うと思ったから
ケーキや料理類はお任せして
僕からは祝いのクッキーと、君へのクリスマスプレゼントを
来年こそは、一緒に並んで祝おう 夏夜』
「……っ」
本当にいつの間に……。
今日までまったく気づかなかった。
自分と夏夜は不定期に入れ替わる。だから交換日記で互いの状況を伝えあっている。
夏夜は誰よりも近くにいるけれど、夏夜になっているときのことはほとんど記憶がない。
会えそうで会えない。そこにいるのは分かっているのに、日記の字でしか存在を感じとることができない。
だからいっそう想いが募る。
「……つい、泣いちゃった。ありがとう、夏夜ちゃん……」
猫たちとのパーティを楽しんだあと、夏夜の分のケーキや料理やにゃんめりーを冷蔵庫等の中に仕舞った。
机の上に、今日買ってきたプレゼントの包みと、メッセージを残す。
『夏夜ちゃん、ありがとう。
プレゼント嬉しかった。
ご馳走は冷蔵庫の中にあるから食べてね。
それと、僕もクリスマスプレゼントを買ってきたんだ。
メリークリスマス、夏夜ちゃん』
普段より少し早めにベッドに入るのは、夏夜が起きるかもしれないから。
枕元にハルくんを寝かせると、満腹になったおはぎも暖を求めて夏朝の隣に潜り込んでくる。
おはぎの首筋を掻いてやってお願いがあるよと囁く。
「おはぎちゃん達、ハルくん……夏夜ちゃんが起きてきたらその時もよろしくね」
なあ~んとおはぎは大欠伸で返事をする。
その蒼い瞳がうとうと瞑り始めた。
「おやすみ」
声をかけて瞳を閉じる。
おはぎの温もりが気持ち良くて、眠気はすぐに訪れた。
(クリスマス中に起きれるといいな……夏夜ちゃん……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月18日
参加申し込みの期限
2020年04月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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