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☆12月20日
(いつからか、ナイトウォーカー先輩を猫鳴館で見なくなってた)
寝子高2年生の
立花 深紺灯
はそのことを、ちょっと淋しいな、と思っていた。
深紺灯にとって猫鳴館は帰るべき家で、そこに住まう寮生は家族と考えている。
家族が一人欠けたような寂しさの中、ふと気づいてしまった。
(先輩が卒業しちゃったら、何も連絡手段が無いんだ。何もしないままじゃお別れになっちゃう)
先輩は留学生であり、おそらく卒業後は帰国するのだろう。
そうなればもう二度と会えなくなってしまうかもしれない。
(卒業式の日に連絡先を聞けば……でも忙しいはずだし、その予定と時間を自分の為に使わせたくない)
そう考えると、今のうちに聞いておきたいと思ったが。
「でも今はきっと忙しいし……あ」
その時深紺灯は思い出した。
『俺の誕生日? 12月20日だよ』
先輩の友達との会話。
偶然聞こえたぐらいだったけど何とか覚えていた。
「プレゼント、探さなきゃ」
急いであちこち回って。
見つけたのは紺色の柔らかなマフラー。
「あ、この猫……」
銀色の糸で刺繍された猫のワンポイントが、先輩の悪戯っぽい笑顔に重なった。
終業式も近い12月20日。
深紺灯は授業が全部終わった後、なるべく急いで先輩の教室へ向かった。
(うう、当たり前だけどフロア中上級生だらけで緊張する)
「あの、ナイトウォーカー先輩は……」
教室から出てきた先輩に尋ねかけた時。
見覚えのある金髪が戸口に見えた。
(そろそろ冬休みか。卒業も近いし、向こうに帰ったら色々準備も進めないとな……)
シグレ・ナイトウォーカー
は、そんなことを思っていた。
卒業後はイギリスへ帰国、むこうの大学へ進学することが決定している。
「さて茶道部に顔を出すか……っと」
教室を出ようとして、なじみのあるショートボブの少女を見つけた。
「立花じゃないか、久しいな」
猫鳴館でよく皆の世話を焼いていた後輩で、シグレにとっては妹みたいな存在だ。
(学年も学科も違うから、寮を離れてからは殆ど顔を合わせることがなくなっていたんだが)
現在は諸事情で元々手続きしてあった星ヶ丘寮へと転居している。
「立ち話もなんだから、落ち着いて話せる場所へ行こう」
そう言ってカフェテリアへ誘った。
(先輩が場所を変えてくれてよかった……ってだめだよ、目的はまだ終わってない)
あの場では人目が気になってとても言い出せなかった、と思いつつ、ほっとしている場合ではないと気を引き締める。
二人分の紅茶を用意して座り、シグレは尋ねた。
「何かあったのか?」
誕生日のプレゼントなど全く想定していない様子だ。
「えと、お誕生日おめでとうございます」
深紺灯はお店で包装してもらったプレゼントを差し出した。
一瞬きょとんとしてしまうシグレだが。
「ああ、そういえば今日は誕生日だったか」
思い出せば朝食の席に飾られていた花はいつもよりボリュームがあった気がするし、使用人が何やら忙しそうだった気がする。
「ありがとう、よく覚えてたな」
プレゼントを笑って受け取るシグレに、深紺灯は続けた。
「それとあたし、その……」
昔自分が転校した時には誰にもそのことを言えなかった。
(だから今度はちゃんと言いたいの。尊敬する人に、この人がお兄ちゃんだったらって思えた人には)
「卒業された後も、お手紙書いていいですか……?」
続いた言葉を聞けば自然とシグレの笑みは深くなり。
「当然。電子メールやSNSなんかよりずっと良い」
(距離が離れてもこうして慕ってくれる存在がいる……幸せなことだな)
しみじみとシグレは感じる。
国籍も学年も違う、部活が一緒のわけでもない、ただ寮が一緒だったという縁なのだけど。
顔を合わせなくなればそれっきり、ということにはならなかったのだ。
「ありがとうございます。それじゃ、ここに住所を書いていただいても……」
手帳を取り出した深紺灯は、シグレに連絡先を書いてもらうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
30人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月28日
参加申し込みの期限
2020年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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