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「あなたは一体何でこの屋敷に来たの? この名探偵に教えてみなさい」
「ふむ、お前がこの惨劇を解き明かすもう一つの鍵か。よかろ、俺に纏わるアカシックコードを教えてやろう。だから、この惨劇を早く終わらせるのだ」
「……惨劇?」
美緒はこの館へと偶然やって来たという樹のところへと聞き込みにきたのだが、樹の話し口調に頭の中へハテナを大量に浮かべる事となってしまった。
だが、大量のハテナを浮かべる事になった原因は気にせず手を大きく広げてまるで大魔術でも使うかのようなポーズを取りながら話し始めた。
「まずは俺が惨劇の館に訪れた理由だが……。天よりの加護を突如失い、堕天に導かれた結果誘われたのだ」
「天より……何ですって?」
「何だもう一度説明が必要か? 天よりの加護を突如失い、堕天に導かれた結果誘われたのだ」
「??????」
やはり大量のハテナが頭の浮かんでしまう美緒。日本語を話している筈なのにとても日本語とは思えない。
「多分、惨劇の館はここの事よね……。で、誘われたとか言ってるけど、これは恐らくここに来たという結果の事で、導かれたって事は自分の意志で来てないって事?」
それでも何とか探偵の意地として解き明かそうとブツブツと呟き考える美緒。何で聞き込みをしているだけなのに暗号を解き明かすかのような事になっているのだろうか。
「天と堕天という事は元々は正しかったものが正しくなくなったって事でそれで導かれて辿り着いた……。あ、もしかして……道に迷った?」
「そうとも言う」
「もうちょっと分かりやすく言いなさいよ!?」
何とか解き明かした美緒のその言い分はきっと正しいものだろう。だが、樹はその苦情を意に介さない。
「その後は天の使徒と戯れる夫人に行くべき運命を授かり立ち去ったのだ」
「あんた、人の話を聞いてた!?」
自分というものをけして崩さない樹に、諦めて再度解読にかかる美緒。
「えーと……夫人は良いとして、天の使徒……あぁ、そう言えば鳥の観察をしてたとか言ってたっけ」
夫人である鸞の話は先に聞いていたので、それと照らし合わせれば先程よりはまだ解読し易い。けれどやはりその様相は暗号の解読みたいだ。
「立ち去ったって事は立ち去る事ができるようになったわけだから、つまりは道に迷っていたのが解決したわけよね。となると、道を夫人に聞いたって事ね!」
正解だと重々しく頷く樹を見て美緒は思わずガッツポーズをするが、これはただの聞き込みでありしかも内容的にあまり解決に繋がる話ではない気がする。それにすぐに美緒は気付き、何となく樹の頭を叩きたくなるも何とか我慢するのだった。
「この屋敷の周辺で怪しい人とかみなかった?」
「ふむ……あえて言おう、見ていないと!」
少し考えそぶりを見せ、大仰な様子で見ていないと告げる樹に美緒は、段々と彼の話し方に慣れてきている自分を感じて少しだけそれはどうなんだろうと思ってしまった。
「あぁ、だが、怪しい猫ならみたな、しゃべる猫などそうそうはおるまい」
「しゃべる猫ぉ?」
「何やら慌てて走り去っていったから、探し当てることができれば何か天啓を授かるやもしれんな?」
「ふぅん……」
(猫が犯人だとでも言うつもりかしら? そんな事言うなんてやはりこの人、怪しいわ)
その樹の話を美緒は全く信じていなかった。美緒の中にはとある推理が閃いており、その推理によって樹が犯人の協力者なのではないかと疑っているのだ。
果たして、その推理は当たっているのだろうか。
(ふむ。これが俺に与えられし役目という事か?)
そんな風に心の中で樹は呟く。
天の加護を失った時はどうなる事かと思ったが、何とか夫人の手を借りて天の加護を再び得た時は助かったのにまさか惨劇の容疑者にされるとは。樹はそんな風に思っているが、無実の人間だと確信するにはあまりにも彼は怪しすぎた。
(探偵達の話を耳にし統合して考えると、羅針盤の針は婦人に向いているような気もする)
屋敷の住人の中で、息子の俊介やメイドのゆりと遠海は全員が仕事だが夫人の鸞だけが突発的な出来事をアリバイとして口にしているのだ。
しかし、少なくとも樹が来た時に鸞が庭にいたのは事実。つまり、鸞のアリバイは確定ではないものの樹によって信憑性を増したとも言える。
(何者かが仕組んだ可能性もあるが……。だが、俺はただの傍観者に過ぎぬ。ならば傍観者らしく最後まで見させて貰おう)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月26日
参加申し込みの期限
2020年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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