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探偵たちの事件簿 雨宮邸の消えたケーキ
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「今回の容疑者は
雨宮 草太郎
の息子である雨宮 俊介、草太郎の妻である雨宮 鸞、メイドの
三宅 ゆり
と
楡宮 遠海
、それに本日屋敷を訪れていた
折河 樹
と
トワ・E・ライトフェロゥ
の六人、かぁ」
「その通りです、先生」
草太郎が楽しみにしていたケーキが誰かに食べられてしまったと言うケーキ喪失事件。それを解決する為に呼ばれた探偵の一人である
野々 ののこ
とその助手である
佐藤 英二
が容疑者について話をしている。
「ううーん、こうして悠長にはしていられないわ、英二くん! もう一人の探偵よりも絶対先に犯人を見つけるのよ!」
「落ち着いてください、先生。容疑者は六人と多いのですからまずは聞き込みからしないと」
「えぇ~? こう、ズバッと解決しようよ!」
「無茶言わないで下さいよ」
こんな事を言いながらもののこは助手である英二の事を信頼しているので、彼の言う通りにまずは聞き込みから始める事になる。と言っても、実のところ主体で行うのは英二だったりするのだが。
名探偵と言われているののこだが、彼女がいつも事件を解決できているのは英二の献身的なサポートによって答えて導かれているからなのだ。
「まずはそうですね。草太郎の身内である俊介と鸞辺りから聞きこんでみましょうか」
こうして犯人を捜すべく二人の活動が開始される。
「ふふん、この名探偵美緒がどんな難事件でもさくっと解決してみせるわよ!」
ののこ達と同じく事件解決の為に屋敷へと招かれた探偵の
伊藤 美緒
は腕を組み自信満々に仁王立ちしている。既に美緒の中ではこの事件を解決するのは自分であると確定事項になっているようだ。
「さて、まずはどこから手を付けましょうか。……そういえば、草太郎氏が最後に箱の中のケーキを見たのはいつかしら? それとケーキの存在は屋敷の人皆知っていたのかしら?」
どうやら美緒はケーキの事が気になっているようだ。
最初の疑問はより詳細な犯行時刻が分かるかもしれず、そして、ケーキがある事を全員が知っていないとなれば犯人が絞れる可能性がある。
「あぁ、でもケーキの事を考えると元々屋敷の住人じゃない折河さんとライトフェロゥさんの二人は犯人の線が薄いのかしら? ……いえ、まだそうと決めつけるのは早いわね。まずは草太郎氏にケーキの件を聞いてみる事にしましょう」
美緒も一先ずの方針を決めたようで動き始めた。
「ご主人様のケーキが……。それも特注品のゴージャスですぺしゃるな絶品超高級ケーキが……。私のお給料の何か月分かのケーキが……」
メイドとしての仕事を熟しつつも愕然とした様子で呟いているのはメイドの一人である
楡宮 遠海
だ。
「一体だれが食べたというの……?」
自分が働いている職場で起きた事件。誰でも気になるというものだが、遠海からすると気になるとかのんきな事を言っている場合ではないのだ。何故なら彼女は館の他の住人に容疑者として疑われているのだから。
勿論、他の館の住人達も容疑者としてリストアップはされている。だが、その中でも候補第一位なのが遠海なのだ。少なくとも他の住人達はそう思っているだろうと遠海は考えていた。
遠海は見た目こそメイド服が良く似合う清楚で気立ての良いスレンダー美人なのだが、実はあまりにも規格外過ぎる食欲魔人と言う面があった。いや、魔人というか魔神と言った方が良いかもしれない程だ。
その為、この屋敷で高級食材がなくなったり足りなくなると決まって遠海が疑われるというのがお決まりのパターンなのである。とは言えども、証拠が出た事はなく疑われるだけなのだが。
疑われた際にまるでこの世の全ての人間から悪意の刃を徹底的に向けられて傷ついているかのような演技をする事で、その場は何とか乗り切った。証拠もない事から強くは出れなかったと言うのもあるのだろう。
だけど、もし仮にこの屋敷の住人が犯人の場合、遠海が容疑者第一位になる事は分かり切っている筈だ。だから、遠海に罪を被せる為に何か仕掛けている可能性があった。
このままではまずい。気を取り直して頭を冷静に働かせる。その眼差しはけしてただのメイドではない事をはっきりと現している。
それもその筈、実のところ遠海は草太郎の特注ケーキをずっと狙っていたのだ。そして、今までの高級食材の紛失も全て彼女の仕業なのだ。
遠海の正体は食材限定のハンターであり、ケーキを頂いたらメイドを辞めるつもりでいた。
「私が食べる筈のケーキを食べた犯人は許さない……」
遠海は自らの獲物を横取りした犯人に復讐するつもりだ。今だけは探偵となり犯人を見つけ出す。誰も知らない三人目の探偵が誕生した瞬間である。
「ふむ、妙な事に巻き込まれたようだ。これも俺のカルマによるものか?」
折河 樹
は一人佇みそう零す。
この屋敷で起こった事を一通り説明され、時間が解決するまではここに滞在して欲しいと雨宮邸の主人である草太郎に頼まれたのだ。
恐らくは事件の容疑者の一人として挙げられているのだろうという事は容易に想像ができた。
「さて、これは偶然か? もし白く美しき甘露なる塊が奪われたのが偶然でないとするならば天よりの加護は失われたのではなくここに導いていたという可能性が出てくる。一体、天は俺に何をさせようとしているのか……」
考えてみても答えは出るわけもない。だが、加護によるものであると言うならばこうしてここに滞在すれば再び導きがある事だろう。それまでは館の住人や探偵達の様子を見るのが良いかもしれない。そう樹は考えた。
容疑者である以上はきっと探偵達はその内に樹のところにもやって来る筈。それまでは動く必要はないだろう。
「ダイジョーブッ! ケーキを含め証拠は無いのデス。犯人が誰かなんて誰にも分からないハズデス」
トワ・E・ライトフェロゥ
は握り締めている電話に小声で話しかける。彼女が今話しているのはケーキ消失事件に関わっている人物である。
元々トワは今日、草太郎と午後のティータイムをする約束をしていたのだが、昨日の深夜になって犯人から相談の連絡が入ったのだ。草太郎が楽しみにしているケーキについての相談が。
仕方なくどうにかする為に奔走をする事になったわけだが、それが途轍もない苦行になるとはその時思っていなかった。正直、途中で安請け合いするのではなかったと思ってしまっていたが、それも仕方のない事だろう。
「良いデスか? 午後には全てが解決します。それまでに持ちこたえる事ができれば良いのデス」
落ち着かせるようにそう言うが、電話の相手はどうにも不安なようだ。まさか草太郎が探偵を呼ぶとは思っていなかったのだろう。
「大丈夫デス。動機の線で調べようにも屋敷の住人には皆動機がありマス。そして、彼らが迷うところはもう一つありマス。午後までの時間稼ぎは十分にできマスよ」
自信満々に電話口の相手に告げるトワ。その自信こそが彼女を地獄に誘う魔の手だったわけだが。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月26日
参加申し込みの期限
2020年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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