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先生、スカートめくりがしたいです!
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校内が完全にパニックに陥る中、人気のない屋上はまだその静けさを残していた。
「そろそろテストだな。勉強の調子はどうだ?」
八神 修
は、うちに秘めるスカートめくりへの欲求を理性で必死に押さえ込みつつ言った。
今のところは会話でうまく気を紛らわせられている。そんな彼の懸命な努力にスカートの純潔を守られているなど露知らず、
七夜 あおい
はのほほんとした様子で問いに答える。
「うーん、今回は数学がちょっと難しいかなぁ」
聞いていい? と問いかけられれば拒否する理由はない。八神がうなずくと、七夜は嬉しそうにカバンからノートを取り出した。
「えっと、この問題! 基本は分かるんだけど、応用になるとどう考えていいのか分からなくって……」
「ああ、これか。これは基礎からはちょっと離れた考え方をしないといけないからな」
意中の少女と二人きりというシチュエーションはそれだけで胸が高鳴るものであるが、今日はどうしたことか妙な欲求にも駆られている。その二つの高揚を必死に押さえ込むべく、八神は目の前の数式に意識を落とし込む。
(数式はいい……心を穏やかにさせてくれる)
ペンを動かしている間は無心になれた。ここをこうして、と丁寧に解説していくと、すごい、と七夜が感嘆の声を上げた。
「そっか、そう考えればいいんだ! いくら考えても分からなかったのに……修くん、教えるのやっぱり上手だね」
「分かったならよかった。応用はいかに着眼点を探すかが重要になってくるんだ」
自然と寄せ合った体。彼女とのその距離感から目を逸らすように青空を眺めながら八神は言った。
日差しの色はもう完全に夏のものだ。……そうこれは夏のせい。
「修くん、頭よくてうらやましいな。苦手な科目とかってないの?」
「苦手? ああ、体育は相変わらずだけどな。けど最近は体力もだいぶついてきたんだ」
八神の言葉に、知ってる、とあおいは小さく笑って言った。
「川で倒れてたあの子、真っ先に助けようとしてたもんね」
彼女が言っているのは、七夕の日に不思議な世界へ飛ばされたあのときのことだろう。川で倒れていた少女を見つけたとき、彼の体は自然とそちら動いていた。
「あのときはあおいも助けてくれたじゃないか。一人じゃ駄目だったかもしれない」
「ううん、迷いなく動けるのってやっぱりすごいよ。……なんだか、修くんって最近――」
彼女が何か言いかけたときだった。
のんびりとした屋上の空気に、荒々しく開かれる扉の音が響く。
「なんだ?!」
驚いてそちらに顔を向けると、肩で大きく息をしている
綾辻 綾花
の姿が目に入った。
「綾花ちゃん! どうしたの?」
駆け込んできた友人の姿に、七夜は立ち上がって目を丸くする。
「あおいちゃん!」
綾辻は七夜を見て安堵したように表情を緩めてみせたが、側にいる八神の姿に気づいてきっと顔を強張らせる。
「な、何をしていたんです、こんなところで!」
七夜をかばうように立ち上がると、綾辻は八神を睨みつけるように見つめた。
「え? どうしたの綾花ちゃん? 私達、お弁当食べてただけだよ?」
困惑したような七夜の声に、八神もなるべく綾辻を落ち着けるよう静かな声で語り掛ける。
「あおいが言っている通りだ。俺たちは昼食を取っていただけさ」
二人が嘘をついているようには見えない。どうやら早とちりをしてしまったようだと気づいた綾辻は、素直に頭を下げた。
「ご、ごめんなさい、勘違いしてたみたいで……だって、今学校中でスカートめくりが」
綾辻がそう言葉を紡いだとき、ばぁんと派手な音を立てて屋上の扉が開いた。
入ってきたのは、派手な外見をした男子生徒。学内でも柄の悪い部類に入るだろう彼らのその目つきはぎらぎらと妙な輝きを持っており、どう見てもただ事ではない。
「きゃっ、こ、この人たち!」
男子生徒を見た綾辻は、小さく悲鳴をあげると七夜の手を引いて屋上の隅に逃げ出した。
「へへへ、やっと見つけたぜ」
「もう逃げられねーよ!」
「お、もう一人女の子いるじゃん!」
どうやら綾辻は彼らから逃げてきたようだ。それにしても白昼堂々痴漢とは嘆かわしい事態である。
「あおいちゃんに変なことしたらダメですよ!」
そんな彼らに、綾辻は怒ったような表情で彼女をかばうように
お前はどこのチンピラだと言いたくなるのを堪え、八神は逃げる綾辻たちににじり寄る男子生徒の前に立ちはだかった。
「おい、校内で女子を追い掛け回して何のつもりだ」
どう見てもよろしい状況ではない。二人を守るように割ってはいると、不良たちを冷静に見つめる。
「うるせーよハゲ! 男に用はねえんだよ!」
「スカートだ! おいそこの女子、おとなしくスカートをめくらせろ!」
不良の言葉に、ぴくりと八神は反応した。もちろんハゲの部分ではない。
(スカートをめくらせろ? ……まさか……)
信じたくないが、自分も先ほどから妙に同じ欲求に駆られていたことを思い出す。
(もしかしてこれ、俺の頭がおかしくなったわけじゃなく神魂のせいか?)
八神がそこまで考えたとき、背後から七夜の声がした。
「や、八神くんはハゲてないわよ! 失礼なこと言わないで!」
神魂の力となれば合点がいく。……そして何より、みすみす七夜のスカートをめくらせるわけにはいかない。
七夜の正しくもズレたそのフォローに内心で苦笑いしつつ、八神は不良たちに向き直った。
「待て、今スカートをめくると言ったな?」
敵意を見せずあくまで爽やかに語りかける八神に、不良たちは面食らったように彼を見る。
「お、おう」
「なんだ急に」
怪訝そうな彼らに構わず、八神は言葉を続けた。
「スカートは無闇やたらにめくるものではない。スカートの長さ、足の付け根の位置によって、手を振り上げる角度が変わってくるんだ」
「な、なんだって?! それまじかよ!」
二人のスカートの長さから計算すると、より効率的にスカートの中身を見るための手の角度は……。
思わず不良がその話に食いついて真剣に聞いている間、八神は口にしている言葉とはまったく別の計算をしていた。
(より少ない攻撃で彼らにもっと大きな被害を与えられる位置は……)
ここだ! と不良たちの穴を見極めた八神は、話に夢中で隙だらけだった不良の一人の足を思いっきり払った。
「うお?! っとと……!」
まったくの不意打ちを食らった不良はバランスを崩して別の不良にもたれかかり、その不良は更に別の不良へと、まるでドミノ倒しのように彼らは倒れこむ。
「今だ、逃げるぞ!」
不良がもつれ合っている隙に、八神は七夜の手を引いて走り出した。七夜としっかり手をつないでいた綾辻も、それに引っ張られるようにして足を動かす。
階段を下りて廊下に出ると、そこは呆れるほどのパンツ、パンツ、パンツ……。
完全に欲望の虜となった男子は、手当たり次第女子のスカートをめくっている。
「校内の方が危ないくらいじゃないか……」
頭を抱えたくなるような思いでつぶやく八神の横で、綾辻はぎゅっと七夜の手を握り締めた。
「大丈夫だからね、あおいちゃん。私がそばにいるからね」
大切な友人を守りたい。綾辻は、その穏やかな面持ちに似合わぬ決意を浮かべつつ気を引き締めた。
一方、食堂までの道のりは想像以上に多難であった。
「ちっ、もう赤の付箋がなくなりそうだ……」
想像を越す勢いで消費していく赤の付箋に、
橘 勇
は小さく舌打ちをする。
なにせあちこちでめくられるスカート。ひたすら減っていく赤の付箋。というのも、目撃したのはほとんど現行犯。理性で抑えきる男子はほとんどいないように見えた。
(ここまで来たら、なんで俺には作用しないのか気になるところだが……まあ、気にしていても仕方がない)
ああならずに済んだのだ、幸いと考えよう。
橘はスカートめくり犯が群がるただ中で、果敢にも彼らを成敗している一人の美少女を遠巻きに眺めながらそう思った。
「これ以上女の子のスカートをめくらせるわけにはいかないんだから!」
得意の中国拳法で狼藉者を次々と撃退しているのは、
姫神 絵梨菜
である。
放課後にあるチアリーディング部に備えてスカートの下にアンスコを履いてきている彼女にとって、めくられるという事態はさほど恐れることではなかった。パンツじゃないから恥ずかしくないもん! という理屈ではあるのだが……
「し、白!」
「しかもハイレグ……っ!」
蹴り飛ばされ、そのスカートを見せ付けられる男子にとっては、ある意味で願ったり叶ったりであった。
彼女が履いているアンスコは白のハイレグカットで、ワンポイントにレースもついた清楚ながらもセクシーな一枚であった。本人としてはパンツのつもりはないのであるが、見る側としては大歓迎である。
そんな男子たちの内心の喜びなど知る由もなく、高々と足を上げるハイキック、後ろから来た敵にはカンガルーキック、そして更には後ろ回し蹴りなど多彩な足技で狼藉者を成敗していく。
そんなパワフルな姫神であったが、その強さを目の当たりにしてもなお学内でもトップクラスの美少女のスカートをめくりたいとにじり寄る男子は少なくない。
「よーし、数だ! 数で押すぞ!」
「あっちから回り込め!」
しかしいくら集まろうとも、ただの男子と中国拳法の使い手とでは相手にならない。
「い、いくらアンスコだからって、そんなに大勢でまじまじと見ないでよ……っ!」
本人はスコートのつもりでも、見ている側からすればそれは立派な下着――しかもかなりきわどいヤツ、である。男子のいやらしい視線にさすがに気恥ずかしさを覚えたのか、姫神の攻撃はいっそう過激になる。
次々となぎ倒されていく男子に、アホだよなぁとため息を着きながら橘が赤の付箋を貼っていった。
「むっ、あなたもスカートめくり犯?」
そんな彼に気づいた姫神が警戒した様子で橘を見るが、彼は冗談じゃないと大きく首を振った。
もっとも、今更めくらなくとも彼女のスカートの中身はもう散々見えてしまっている。無論不可抗力だ。
「違う違う。俺はただ犯行に及んだ連中に目印をつけてるだけだ」
「目印?」
興味深そうに問いかける姫神に、橘はうなずいた。
「ああ、レッドカードには赤い付箋、イエローカードには黄色い付箋をね……まあ、今のところほとんどレッドだけど」
ため息混じりにそう言うと、橘は最後の赤い付箋を倒れ伏した男子のおでこにぺたりと貼り付けるのだった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月11日
参加申し込みの期限
2014年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月18日 11時00分
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