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寝子島高校
先生、スカートめくりがしたいです!
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弁当を作り損ねたため食堂に向かっていた
橘 勇
は、近くで女子の悲鳴が上がるのを聞いた。
「ん? なんだ?」
女子というものはわりとちょっとしたことできゃーきゃーと大声を出す。
虫でも出たのかと振り向いた彼の目に飛び込んできたのは、ぱっと広がるスカート、そして真っ白の……。
それが何か気づいた瞬間、橘は慌てて視線を逸らした。
女子の下着だなんて、たとえ偶然だとしても目撃する訳にはいかない。いや、見たいのはやまやまであるが、見たところを誰かに見られようものなら、本人に知られようものなら大事件である。そんなことで高校生活を終了させる訳にはいかないのだ。
しかしそんなこと言っていられない状況だということに、橘はすぐに気づかされることとなる。
「へへへ! 白ー!」
「ちょ、ちょっともう! やめなさいよ!」
ふと校内を見渡してみると、あちらこちらで男子の狼藉と女子のパンツが。いちいち目を逸らしていてはキリがない数だ。
「い、一体何をやっているんだ!」
慌てて手近にいた男子の手をはたき、めくりあげたスカートから手を離させる。
どうしたことか男子とはいえこの欲求に駆られていない橘にとって、周囲の現象は不可解極まりないものであった。
「くそ、なんだよお前、男のくせに邪魔すんなよ!」
お前だってめくりたいんだろ?! と訳の分からないいちゃもんをつけてくるその男子に橘は思わず眉をひそめる。
「めくりたい? 何を言ってる、勝手に人を巻き込むな!」
思わずため息が出てしまう。校内で狼藉を働くこの男子たち、まさか全員こんな調子なのか?
(これは一人でさばいていたらキリがないな……)
そう思ったとき、廊下の向こうで数名の女子たちが声高に男子を取り締まっているのが見えた。恐らく風紀委員たちだろう。いち早く学校の異変に気づいて行動を起こすとはさすがである。
……彼女たちが手にした荒縄と竹刀が気になるところではあるが。
昼飯が最優先とはいえ、こんな小学生で卒業すべき狼藉をみすみす見過ごす訳にもいかない。しばし考えたのち、橘はそうだとカバンの中から赤と黄色の付箋をとりだした。
「色的にもちょうどいいな、よしこれで」
続いてペンを取り出すと、赤には「スカートめくり実行者」と、黄色には「スカートめくり未遂者」と文字を書く。
「これさえ貼っておけば、あとは風紀委員がなんとかしてくれるだろ」
油性ペンのキャップを閉じると、先ほど狼藉をやめさせた男子の背中にばしーんと赤の付箋を貼る。
「風紀委員さーん、こいつレッドカードだから!」
橘が声高にそう言うと、荒縄を手にした
稲場 舞
が小走りに駆け寄ってきた。
「ご協力ありがとうございます……って、あ、あなたは?」
男子の橘に稲場が警戒の色を見せると、違う違う、と橘は身の潔白を証明するように手をひらひらさせた。
「俺は断じてめくっていない! スカートなんかより昼飯を買いに行かなきゃいけないからな!」
「そう、ですか。疑ってすみません。状況が状況なものですから……」
深々とため息を着きつつ、稲場の手はしっかりとスカートの裾をつかんでいる。恐らく既に被害にあったのだろう。
「じゃあ俺は食堂に向かう。道中狼藉を働いている者がいたら、この付箋を貼っておくから」
「了解しました。見つけ次第――」
縛りますね。
そう言ってうなずく稲場の瞳は、本気だった。
そんな橘や風紀委員の活動を遠目に見守りながら、
小山内 海
は内心で安堵していた。
(よかった……舞ちゃんたち、しっかり取り締まってくれるみたい)
がんばれー、とささやかな応援を心でつぶやきつつ、小山内はささっと校舎内を見回した。
近寄ってきた男子は今のところすべてスケッチブックで叩くように追い払えている。助けの声が出せないぶん、身に迫るピンチは自分で何とかしなければならない。
ろっこんのせいだという声もちらほら聞こえるが、めくられる側の女子としては、だからと言って許せることでもない。むしろろっこんのせいだということに乗じて嬉々としてめくり始める不届き者もいるはずだ。とにもかくにも、身を守るためには男子に近寄らないようにしなくてはならない。
注意深く辺りを見回す小山内の視界に、見知った顔が飛び込んできた。
(あ、御剣くん!)
稲場のスカートをめくって彼女から間一髪逃れたことなど知らない小山内は、友人のその姿に警戒を解いて駆け寄った。
「あ、小山内。……あ」
気づいた御剣も彼女の方に近寄ろうとして……はたと足を止める。
「い、いや駄目だ駄目だ。小山内、こっちにきちゃだめだ」
再びうずき出す右腕を押さえながら、御剣は大きくかぶりを振る。既に稲場をスカートをめくってしまったこの腕。これ以上暴走させるわけにはいかない。
が、御剣が何を言っているのかよく聞こえなかった小山内は、たたたと小走りに彼のもとへと駆け寄る。
側によって彼の顔を近くで見上げたとき――そこでようやく小山内は御剣の違和に気づいた。
やけに赤らんだその顔を見て、あ、御剣くんももしかして、と彼女が思った次の瞬間。
「うわああ、違う、違うんだ!」
必死の言い訳と共に、御剣の腕は勢いよく小山内のスカートをめくり上げていた。
「ああっ、違う、あっ、白と水色のしましま――じゃなくて!」
スカートをめくった者はいちいち相手のパンツを叫ばなければいけないルールでもあるのか。
彼にスカートをめくられたのだと気づいた小山内は、ひゃっ、と声にならない声をあげるように小さく息を呑む。
ぱくぱくと口を動かすものの、言葉は出ない。突然のことに顔を真っ赤にした彼女は、半ば反射的に御剣の頭をスケッチブックで殴っていた。
「あ、いてっ! ちょ、ちょっと、ごめんって!」
ばんばんばんばん。
彼女の攻撃は尚もやまない。ばんばんばんばん。地味に痛いスケッチブックの攻撃を食らいつつ、御剣はなおも彼女のスカートをめくりたいという欲求と必死に戦っていた。
(なんだよ……もう、いったいなんだっていうんだよ!)
暴れる右腕を押さえるようにうずくまる御剣の背中に、一部始終を目撃していた橘はべたりと付箋を貼り付ける。
「まさか御剣までこんな真似をするとは!」
バイト仲間として面識のある知人の狼藉に、橘はため息を着いた。
その隣で荒縄を握り締め、厳しい声で稲場は言った。
「この人、もう一枚赤を貼ってください」
「げ、稲場!」
「大丈夫です、御剣くん」
もう二度と犯行できないようにしてあげますから! その稲場の言葉に、無言でうんうんとうなずく小山内であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月11日
参加申し込みの期限
2014年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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