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寝子島高校
先生、スカートめくりがしたいです!
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校舎内がハレンチな空気に染まりつつある一方。
不届き者が学内にはびこれば、まず立ち上がるのは風紀委員である。
「こうなったら御剣くん、あなたも縛ります! 覚悟しなさい!」
まさに現行犯逮捕。スカートをめくられた怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤にした
稲場 舞
がびしっと荒縄を構えてみせると、
御剣 刀
はぶるぶると大きく首を横にふった。
「か、勘弁してくれよ! 事故だって言ってるだろ!」
「言い訳は見苦しいです!」
だっと逃げ出す御剣と追いかける稲場。
その横では、風紀委員の先輩である
矢萩 咲
と
北風 貴子
も不肖者を次々と取り締まっていた。
「まったく、スカートめくりだなんて小学生ですか!」
そんなハレンチな行為、断じて許せません!
竹刀片手に息巻く矢萩の隣で、北風も眼鏡を光らせて冷静に口を開いた。
「落ち着いて、矢萩さん。取り締まりにあたっては、まずは先生の許可を取るべきだわ」
ちょうどあそこに、と北風が指した先には、なぜか一年生教室前の廊下で、壁に頭をこすりつけるようにして立っている桐島の姿があった。
そのただ事ではない様子に、矢萩は首を傾げる。
「……先生、どうしたんでしょう」
「……さあ? ともかく、取り締まりについて許可をもらわないと」
本来ならこんなフザけた事態、桐島なら誰よりも早く氷のように冷たい叱咤で諌めるはずである。
若干困惑しつつも、近くにいる教師は彼だけだ。二人は側に歩み寄ると声をかけた。
「あ、あの。桐島先生。ちょっといいですか」
矢萩が声をかけると、なんだ、と桐島は廊下に顔をこすりつけたままぶっきらぼうに答えた。
明らかにおかしい。風紀委員の二人は思わず顔を見合わせたが、とりあえず言葉を続ける。
「ええと、学校でスカートめくりが横行しています。これは由々しき事態です」
「……そうだな」
桐島は相変わらず壁に顔をくっつけたままだ。
……というのも、桐島もまたスカートめくりの欲求にかられた哀れな男の一人であったのだ。しかし彼の立場は教員。うかつに生徒のスカートをめくってしまえば今後の人生に関わってしまう。
なので、騒動が治まるまで女子のスカートを決して視界に入れないよう、授業が終わると心配する宮祀から逃げるように廊下に出て、ずっと壁に顔をこすりつけているのだ。
そんな桐島の涙ぐましい努力など知る由もない矢萩は、先生やっぱりストレス多いのでしょうか、と検討違いの心配をしつつ言葉を続ける。
「スカートめくりの犯行はもはや学校中に広まっています。先生方の注意だけではとても追いつかないはずです」
「なので、私達風紀委員が取り締まる許可をいただきたいのです」
矢萩の後を継ぐようにして北風が言う。
そんな二人の言葉にに、桐島は壁にくっつけたままの頭を小さく動かした。どうやらうなずいたようだ。
「……頼む。俺はちょっと体調が悪い。あとはお前達に任せた」
天気のいい昼休み、たまたま校舎の外をぶらぶらと歩いていた
灯 斗南
は、騒動のことなど知らずにいた。
(あーもう、あっちなぁー)
ミンミンとうるさい蝉の鳴き声が嫌でも耳に入ってくる。夏服の薄手のシャツの下、じっとりと汗ばむ感触が気持ち悪い。
こういう日に限って水泳の授業はないんだよなぁ、と何気なくプールの方に視線を向けると、もう昼休みに入っているというのに何人かの女子が水着姿ではしゃいでいるのが見えた。4限目が水泳で、そのまま残って遊んでいるのだろうか。
プールか。実にうらやましい。
学校指定の無難なスクール水着姿の女子生徒たちを眺めながら、灯はぼんやりと思った。
夏――夏祭り。海開き。キャンプ。
ただでさえ暑いこの季節、露出が高まるこの季節、女の子との交流にはうってつけのこの季節。
(たまにはもっとこう、女子との触れ合いがあってもいいんだけど……)
そこまで考えて、灯ははあ、とため息を着く。
平凡でめんどくさがり屋な自分が女の子に好かれるはずもない、と彼自身はそう思っていた。
それに、自らの「仮面」の行いを正義だとは考えていないものの、意志を持って動いているからには真摯に――ヒーローらしくストイックにありたいという思いも秘めている。
(しばらくはこのまま女っ気のない生活が続きそうだな……夏だっていうのに)
ぎらぎらとした太陽から逃れるように木陰に座り込むと、灯はカバンの中からパンを取り出した。
なんだか校舎内が騒がしかったので逃れるように外へ来たものの、暑い。とにかく暑い。
とはいえ、ここまで来たのだから引き返すのも面倒である。水着の女子でも眺めながらのんびり食べるかとパンの袋を破ったとき。
「……わっ」
唐突に強い風が吹きつけた。地面に置いていた紙パックのジュースがぱたんと横倒しになり、遠くの方で小さな悲鳴があがる。
ふと顔をあげると、ちょうど水泳の着替えを終えて出てきた女子生徒――
上穗木 千鶴
が、風にはためくスカートを必死に抑えているのが見えた。
風に吹かれてひらめくスカート。何気なく視界に捉えたその光景に、灯は思わず目を奪われる。
ただスカートが揺らいだだけ。パンツ見れればラッキー、くらいにしか思わないささやかなハプニングに過ぎない、はずなのに。
どうしたことか、体が勝手に動いていた。
そう、幸い近くにスカートを履いた女子がいなかったため今まで気づかなかったが、彼もまたスカートをめくりたいという欲求に駆られた一人であったのだ!
(え……えっ!?)
彼の体は自然と彼女の方へと向かい、そして自分でも訳が分からないまま揺らめくそのスカートの裾をつかんで引っ張りあげた。
「ちょ……ちょっと!」
突然スカートをめくられた上穗木は動転したような声を上げる。あまりに突然の出来事にまず驚いたが、それからすぐに怒りと気恥ずかしさが追いついてきて、ばっと彼の手を振り払うようにスカートを正す。
「きゅ、急にこんな……スカートめくりだなんて、子どもみたいな真似はやめたまえっ!」
いやらしいことがとにかく苦手な上穗木。押しが弱いその性格もあってか反射的に手を出すことはしないものの、前髪に隠れた両の瞳でじろりと灯を睨んで叱責する。
一方で、スカートをめくってしまった灯は振り払われるがまま、呆然とその場に立ち尽くしていた。
「……い、一体……僕はなにを……」
「なにを、って、勢いよく人のスカートをめくっておいて、きみは何を言ってるんだ!」
「ち、違うんだ! 違う、今のは体が勝手に」
体が勝手に動いたんだ!!!
実際そうとしか言いようがなかったのだが、改めて口に出してみるとどうしようもない言い訳にしか聞こえない。真性の痴漢ですら言わないような言い訳である。が、これは事実なのだ。
(たしかに女の子と触れ合いたいとは思った! パンツ見えないかなーとも思わないことはなかった!)
だけど! 本当にめくってしまうだなんて!
「わああ、ごめん! 悪かった! 体が勝手に動いたとはいえめくってしまったことに変わりはない!」
これでは女っ気がないどころか、残りの高校生活ずっとスカートめくり野郎と後ろ指を指されて過ごすことになってしまう。自らの行いの結果に絶望した灯は、地面に額をこすりける勢いで上穗木に謝罪した。
そんな灯の様子に、いや何もそこまで謝らなくても……と上穗木は自分がされたことも忘れておどおどしてしまう。
ぱっと見た限り、彼は普段そういうことをしそうなタイプにはとても見えない。「体が勝手に」というお粗末にもほどがある言い訳も何だか妙である。
「いきなりスカートをめくるのはいただけないけど、一体どうしたのかな。暑さにあたって頭がおかしくなったのかな?」
変態というより一時的に気がおかしくなったのかもしれない。
そう思った上穗木が、若干の心配を胸にうずくまる灯に話しかける。
「暑さ……そうだ、ちょっと暑さで頭がおかしくなったのかもしれ……な……」
彼女のフォローに灯が顔をあげたちょうどそのとき、先ほどより強い風が再度二人の間に吹き付けた。
ふわあっ、と勢いよくめくりあがるスカート。ちょうど彼女の足元にうずくまる形で顔を上げていた灯は、その一部始終をしっかりと目撃してしまった。
先ほどは無意識にめくったためほとんど見えていなかった彼女のスカートの中身。
その中身を間近で目撃してしまった彼は――。
「う、うそっ……」
そのあまりの衝撃に、ついにばたりと倒れこんでしまった。
風がスカートの裾をさらった、ほんの一瞬。
彼の目に映ったのは、プール終わりでうっかり下着をはき忘れてしまった上穗木の――ありのままの、その素肌であった。
「ちょ、ちょっときみ、大丈夫か? しっかりしろ!」
突然倒れ伏してしまった灯に、よもや自分のスカートの中が原因だったなど知る由もない上穗木は、慌てて彼の肩をゆさぶるのだった。
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担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月11日
参加申し込みの期限
2014年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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