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寝子島高校
先生、スカートめくりがしたいです!
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やがて昼休みを迎える頃――
スカートをめくりたいという謎の欲求は、じわじわと学校中に広まりつつあった。
ひらひらと揺れるスカートの裾。
気がつけばそのかろやかな動きに視線をとられてしまう。前を歩く意中の子のふとももの白さから必死に視線を引き剥がしつつ、
八神 修
は小さくため息を着いた。
(おかしい……一体どうしたんだ……)
4限目の終わり。一緒に授業を受けていた
七夜 あおい
を昼食に誘った八神は、それぞれ持参してきた弁当を片手に屋上へと向かっていた。
一緒に昼ごはんでも食べないか?
先ほど彼女をそう誘ったときは、なんともなかったのに……。
「今日はきれいに晴れてるし、きっと屋上は気持ち良いね!」
彼より少し前を歩いていた七夜が、くるりとかかとで回るようにして振り向いた。その弾みでふわっときれいにスカートが舞い上がり、八神は頭がどうにかなりそうだった。
スカートをめくりたい。
そんな衝動が駆け巡るものの、普段の理知的な性格が幸いしたのか、また自分の欲望をコントロールできるだけの余裕はある。ふう、と自分を落ち着けるように一息つくと、八神は小さくうなずいた。
「ああ、そうだな。ちょっと暑いかもしれないけど……」
もう7月だ。プール開きも始まって、いよいよ本格的な夏が始まる。
そうだ、夏だ、と八神は窓の外の青空を見上げながら思った。
きっとこの衝動は、夏が近いせいに違いない……と。
しかし残念ながら、学内の男子たちは皆が皆、八神のように理性的な性格というわけではなかった。
「きゃああ! ちょっと、こないでよ!」
とある教室では、もはや昼休みどころの騒ぎではなかった。
スカートを求める男子たち、パンツを守ろうと逃げ惑う女子たち。
「うぅ…もうこんな変態のいる教室にはいられないよぅ!」
私もう帰る! と涙目で宣言して教室から出ようとしたのは
北原 みゆき
だ。
折りしも今日のパンツは先日星ヶ丘でオーダーしたお気に入りの一枚――緑色にレースの、豪華ながら可憐な下着である。
こんな変態たちに見せるために履いてきたのではない。両手でしっかりとスカートの裾を押さえながら、北原は小走りに廊下へと飛び出した。
と、入り口のところで誰かとぶつかりそうになる。
「きゃっ!」
「あっ、ごめんなさい……って、北原さん?」
驚いて踏みとどまった北原は、耳慣れた声に顔をあげた。
そこに立っていたのは、知り合いの
稲場 舞
だ。その手には荒々しい縄が握られており、北原はぎょっと目を丸くする。
「舞ちゃん! ……えーと、それは?」
北原の問いに、稲場は事もなげに答えた。
「縄です。風紀委員としてこんな不埒な行為は許せません! そんな変態はしっかり確保しなくては」
荒縄片手に凛々しく言い放つ稲場は、魔の手から逃げ惑う北原にとってはまさに救世主。すごい、舞ちゃんありがとうぅ、と涙ぐんで北原が言ったときだった。
「あ、おい北原!」
声をかけられ振り向くと、北原と同じクラスの
握 利平
が歩いてくるのが見えた。
「……なんですか?」
男子というだけで今この瞬間は信用できない。稲場がぎろりと鋭い眼光で見据えると、握は身の潔白を証明するように両手を上げてみせた。
「お、落ち着けって。俺は別にそういうつもりはねえよ! ……えーと、次の授業ってなんだっけ?」
クラスメイトの何気ない問いかけに、北原は警戒心をゆるませて答える。
「次は、えーと、確か音楽だっけ?」
「音楽かー。あっ、しまったリコーダー忘れちまったぜ!」
くそっ、と舌打ちしながら握はそっと右手の拳を握り締める。
「大丈夫? 誰かに借りるわけにもいかないもんね……」
北原が気の毒そうに近寄ったとき、握の目が小さく光った。
(今だ! 必殺――遅すぎた春風ッ!)
北原の揺れるスカートの裾を視界に捉えた握は、握っていた拳を床に向かって勢いよく開いた。
握った拳の中に空気を圧縮し、開くと同時に解放することのできるこのろっこんの力。その作用を応用して、空気を解放した際の風圧でスカートをめくるという秘技こそが「遅すぎた春風」である。
直接めくっていないため、言い訳などいくらでもできる。フッ、やったぜマイライトハンド。OKあとはパンツを覗くだけ……と思ったところで、握はふと異変に気づいた。
「……あれ?」
開いた拳からは何も出ない。
グワッと圧縮された空気が解放される衝撃も、ブワッと巻き起こる風も、何も出ない。
「……あれーっ……」
何度も握り拳をぐーぱーしてみせるが、結果は同じ。
そんな彼の様子を、北原と稲場は不審げに見つめている。
「利平くん。今何かしようとしたでしょ」
じとーっと睨む北原には、彼が「なにか」をしようとしていたことが分かっていた。
どうやら「なにか」が失敗した様子の握。それは恐らく北原のろっこんが発動したためであった。相手の特技を打ち消す彼女の能力が、幸いにして彼女の純情を守ったのだ。
「何か、ってなんですか? 返答によっては容赦しません」
荒縄を片手にずい、と歩み寄る稲場。彼女の凄みある表情に、うぐ、と握は一歩後ずさる。
「な、何もしてねーよ! ただ手をぐーぱーしてただけだろ!」
俺は無実だからな! スカートめくろうとなんてしてないからな!
声高にそう叫ぶと、握は稲場の縄から逃れるように駆け出していった。
猛然と駆けてくる握とぶつかりそうになった
御剣 刀
は、うわっと慌てて身を翻させた。
「お、おい! そんなに走ってどうしたんだ!」
御剣が声をかけると、握は速度を緩めて振り返る。
「御剣か! ……気をつけろ、稲場は危険だ!」
そう言い残すと、くそっこうなったら次はサマーソルトピンナップか! とつぶやきながら握は走り去っていった。
(稲場に気をつけろ……? まさか、稲場が狙われたっていうのか)
友人が狙われたとなれば黙ってはいられない。
慌てて握が駆けてきた方角へと向かうと、そこには合気道を駆使して男子をなぎ払う北原と、ダウンした男子を片っ端から縛り上げる稲場の姿があった。
「稲場! それに北原も! 大丈夫か?」
……大丈夫そうだな。自分で投げかけた言葉に自分で答えつつ、御剣は二人に駆け寄った。
と、北原の姿にうぐ、と御剣はうごめく右手を必死に押さえつける。
脳裏にフラッシュバックするのは、以前目撃してしまった彼女の一糸まとわぬ姿……
(さらにスカートまでめくってしまったらもうアウトだ! いや既にアウトだけども!)
ぐぐっと必死に右腕を押さえ込む彼の横で、北原は菜々緒に習った護身術で不埒な男子を撃退している。
「そのいやらしい手つき! おとなしくなるまで縛り付けておきましょう!」
そして倒れた男子を容赦なくぐいぐいと縛り上げる稲場に、同じ男として同情した御剣はおろおろと話しかけた。
「お、おい、そんなに縛ることはないだろ。これはきっと神魂のせいだ、みんなめくりたくてやってる訳じゃないんだ」
「神魂? そんなの言い訳です! それに自分で制御ができないのなら、縛り上げておいた方がいいじゃないですか!」
彼女の瞳は使命感に燃えている。だからってここまでしなくても……と御剣が彼女の手から縄を取り上げようと一歩近づいたときだった。
ふと視界に飛び込んできたのは、翻る稲場の短いスカート。
ひらひらしたその動きに思わず目を奪われて、そして。
(あっ。白!)
抑え込んでいた右手が暴発してしまったようだ。自分の意思とは無関係に動いた右手の指が、稲場のスカートをつまみあげていた。
「へっ……? きゃ、きゃああああ!?」
一拍遅れて現状を把握した稲場は、自分のスカートと、あらわになった白いパンツに視線を落として悲鳴をあげる。
「御剣くん、さいってい!」
北原が首をふるふるさせながら叫び、稲場は顔を真っ赤に御剣の顔を思いっきりビンタした。
「ぐっはぁ! ご、ごめん稲場! でも違うんだ、これは、これは」
「何が違うんですか! ほんとに神魂なんですか!? 御剣くんならひょっとしたらやりかねませんし!」
「お、おい! ひょっとしたらってそれどういう意味だよ!」
「そのまんまの意味だよぅ!」
追い討ちをかけるように北原に言われてしまっては反論のしようがない。
けれど違う! これは自分の意思ではないんだ!
……そんな御剣の心の叫びも、実際パンツと裸を目撃された乙女たちには到底通じないのであった。
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担当ゲームマスター
花村翠
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月11日
参加申し込みの期限
2014年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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