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寝子島高校
ひんやりきらきら、氷彫刻まつり
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(寒い……)
寝子島高校に着いた
羽生 碧南
は、寒さに身を縮めながらグラウンドに入った。家からここに来るまでにかなり凍えてしまった。途中のコンビニで買ったホットのお茶を飲む。
「わあ、綺麗……」
この時間には氷彫刻の数も増え、いつも使っている学校のグラウンドが別世界になったようだ。
テレビ等で知ってはいたが、生の氷彫刻を見たことがなかった碧南は興味が湧いてイベントに来てみた。冬の休日は乙女ゲームをして過ごすのが常だが、足を運んで良かったと思う。
(もし、ここが乙女ゲームの舞台だったら……)
芸術高校に通う主人公が、攻略対象の1人である荒々しい気性の彫刻家志望の後輩と氷彫刻を見物に来る。でも、彼に振り回されて、そしてトラブルが――
(それで、最後には仲直りして……)
「羽生くん」
「!?」
脳内で鮮やかにシチュエーションを再生していたところで声を掛けられ、心臓が飛び出しそうになる。
一気に現実に引き戻された。だが、声を聞いただけで誰に呼ばれたのか分かった碧南は、動揺してしまった。一度跳ねた心臓の鼓動が収まらない。
「た、鷹取先輩」
鷹取 洋二
――彼女が片想いしている先輩だ。
さっきまで冷えていた頬が、瞬く間に熱くなるのを自覚する。
「顔が赤いね。風邪でも引いたのかな?」
「え? あ? いいえ、なんでもないんです」
慌ててマフラーを引き上げ、そこに半ば顔を埋める。
「先輩も来てたんですか?」
「? 来てるからここにいるんだよ」
「そ、そうですよね」
間抜けなことを聞いてしまった、と恥ずかしくなって視線を落とす。
「まあ、僕も音楽専攻とはいえ芸術科の生徒だからね。気になって来てみたんだよ。絵を嗜む者としても興味深い」
「……氷彫刻って、生で見るとこんなにきらきらして綺麗なんですね」
「うん。ガラスとは違う趣がある。外に展示してあると陽の光が当たって更に美しく見えるしね。ほら、この像とか」
洋二は前衛的なデザインの氷像を見上げた。
「シュールだけど、それでも美しいと感じるよ」
「そうですね……、あ、あそこにはプロの先生の作品がありますよ」
講師3人の造った氷像も間近で見てみる。三者三様で個性が出ていて、どれも素晴らしいものだった。
「こういうものを見ていると、自分でもやりたくなってくるね」
「私も……やったことないですけど」
そこで、派手なドリルの音が耳に響いた。ちょうど、エリック・ドリルスキーが皆にパフォーマンスを見せている。雪の上には三脚が立っていて、高価そうなカメラが備え付けられている。動画を取っているらしい。
「今日はここまでだぜ! 見てくれてありがとう!」
カメラを切ると、ギャラリーが解散していく。碧南が「あのー、レクチャーしてほしいんですけど……」と話しかけると、エリックはめちゃくちゃ喜んだ。
「俺に!? 超嬉しいよ! 暇だったんだ。こっち来て!」
彼を見に来る者は数居れど、テンションのせいか教えてほしいという生徒が現れなかったらしい。
「2人でもいいですか?」
「2人!? 大歓迎だよ!」
彼は早速電動ドリルを手に取った。碧南と洋二にも電動ドリルを渡してくる。
「これでどうやって彫るんだ?」
「その場のノリと思いつきでどうにかなるよ!」
エリックは、電動ドリルの使い方はもちろん、他の道具の使い方もちゃんと教えてくれた。
いざ本番になり、洋二と一緒に彫刻を造る。
「何を造るかな。……そうだ。僕が羽生くんを、羽生くんが僕を造るなんてのはどうだ?」
「えっ……私が先輩をですか!?」
「そう。絵画とかでも練習する時はまずは対面の相手を描いて練習するだろう? それと同じだよ」
「な、なるほど……」
というわけで、2人は向かい合ってお互いの氷彫刻を造り始めた。
(鷹取先輩と一緒に彫刻とか造ってる……)
そのことが意識に回りがちで、ドキドキしっぱなしの制作だ。
(しかも、鷹取先輩の像を私が造るなんて……)
色々な意味で無我夢中になって、碧南は氷彫刻は氷とノミと格闘した(ドリルは使わなかった)。
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あとがき
担当マスター:
沢樹一海
ファンレターはマスターページから!
今回も大変お待たせしてしまいました。
ひんやりきらきら、氷彫刻まつりのリアクションをお届けします。
現実は暑くなりつつありますので、冷房の中で読むとちょっと気分が出るかもしれません。
全体を見てみると、あんまりひんやりな感じとかきらきらした感じとかが出ていないかなあと思いましたが、
彫像制作メインに楽しんでいただければ幸いです。
それでは、また機会がありましたらよろしくお願いいたします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月20日
参加申し込みの期限
2020年03月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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