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ひんやりきらきら、氷彫刻まつり
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氷彫刻まつり――観覧と体験が出来るこのイベントで、
三宅 葉月
は氷像を造ると決めていた。
(まだ殆ど来ていないわね)
グラウンドには3人の講師と、ペンギンの群れを作っている生徒が1人、数人の観覧客しかいない。講師には、
小山内 海
だけが教わっている。
「……今がチャンスね」
葉月は急いで校舎に入って、通い慣れた更衣室に行ってジャージに着替える。いつもおろしている長い髪もひとつに纏めた。
葉月の専門は絵画だったが、多少は彫刻の心得がある。心得が無くても、やってみたいという気持ちが芽生えてきっと参加していただろう。何かを表現するのが魂のレベルで好きなのだ。
完全な未経験者ではなくても、氷の彫刻は初めてだからレクチャーを受けようと早目に来た。グラウンドに戻ると生徒がついた講師もいたが、内府霧江はナイフを手持ち無沙汰にぶらぶらさせている。
(……良かった)
一番人気は削のようだが、葉月は霧江に教えてもらいたいと思っていた。
「すみません」
声を掛けると、霧江は意外と人好きのする笑顔を浮かべて葉月を迎えた。
「違う。もっと早く!」
「はい」
「力入れすぎ。それじゃあ割れちゃう」
「はい。……あっ!」
「ほらー、もう1回。氷が小さくなるまでやるわよ!」
「は、はい!」
霧江の教え方は厳しく、矢継ぎ早に指示を出してくるから全く余裕がなく緊張しっぱなしだ。必死についていかなければならず大変だったが、ストレスは溜まらなかった。
確かに表面上はスパルタだが――
(懐かしい……)
霧江は、葉月が最初に絵を習った時の先生と似た雰囲気を持っていた。
(先生と同じように、必要なことをきっちり教えてくれる人だわ……)
似ているからそう思ったのかもしれないが、教えてもらっている間、葉月は技術の向上を確実に感じていた。
――レクチャーが終わり、用意された大小様々な氷の前で葉月は何を造ろうかと考えていた。無理にアイデアを出そうとはせず、自分が何を氷に刻もうとしているのか、自然に湧いてきたイメージを一通り頭の中で思い描く。
(……これにしよう)
選んだのは、小さ目の氷だった。それを沢山運んで作業を始める。
霧江に教えてもらったナイフとノミを駆使して、花をモチーフにしたいくつかの小品を造ってみる。それを集めて花束のようにしてディスプレイした。
(あとは、そうね)
更にそれを『作品』にする為に、頭と手を一心不乱に動かした。花よりも更に細かかったが、別の氷像も加えていく。
「暑いわね……」
昨日は雪が降る程の寒さで、今日も気温が上がっているわけではない。けれど、汗が滲んでくる。結局、ジャージの上を脱いでTシャツになり、そのまま集中して作業を進めた。
「……ちょっと頑張りすぎたかしら?」
やがて完成したものは、今にも壊れそうな氷の花で構成された花畑と、その周囲で春の訪れを祝う精霊たちの春の宴――という感じの作品だった。
「結構綺麗にできたじゃない」
背後から掛けられた声に振り向くと、霧江が笑顔で立っていた。
「といっても、少し儚すぎるわね。氷はいずれ溶けてしまうものだけど……これじゃあすぐに消えてしまうわ。壊れるのも早い」
「はい」
「……まあ、私は嫌いじゃないわよ」
まだまだだと叱っているような言葉だったが、霧江は嬉しそうだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月20日
参加申し込みの期限
2020年03月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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