とある日。
寝子島高校の学食の厨房にて、調理師のおばちゃんたちのこんな会話が展開されていた。
「全然減らないじゃないの、天然氷……」
「まああれだけの量だものねえ。ジャンボかき氷だけじゃ全然はけないわね」
「氷が冷凍庫を圧迫してて、作業しにくいったらないわ」
先日のことである。
2学期の期末テストの折。食材を発注する際にミスがあり、学食にはおびただしい数の「天然氷」が納入されてしまったのだ。
急遽メニューに加えた「ジャンボかき氷」は大好評だったが、それでも氷は無くならない。
どうしたものか……と頭を抱えるおばちゃんたち。
と、その時!
「話は聞かせてもらったわ!」
「「「り、理事長先生~~~!!」」」
☆ ☆ ☆
と、言うわけで。
「『寝子高主催・氷彫刻まつり』……?」
綴 柚枝は寝子高校舎の掲示板に張り出されているそんな文字を見るなり、思わずつぶやいた。
「……また理事長先生の思い付きかな?」
当たりである。
今度の土日の2日間、天然氷を使って
氷彫刻を作り、寝子島高校の敷地や校舎を飾るのだ。
氷彫刻作り、観覧ともに、学生だけではなく誰でも参加可能とのこと。参加費も無料だ。
「ふ~ん、面白そうじゃん。けど、氷の像なんて誰にでも作れるものじゃないよな……んっ?」
張り紙の続きを読んで、柚枝の疑問はある程度払拭された。
なんでも、著名な氷彫刻作りの達人が来校し、講座を開いてくれるのだそうだ。丁寧なレクチャーを受ければ、素人でもある程度形にすることはできるだろう。
それにこれは、技巧を競うイベントではない。
透きとおった氷が演出する美しい空間を楽しみ、賑やかな雰囲気を楽しむお祭りなのだ。
「なるほどね。挑戦してみるのも良いかもな~」
こんにちは、よろしくお願いします!
綴 柚枝さん、ガイドに登場してくださりありがとうございました。
ご参加いただける場合は、ガイドに関わらず自由にアクションをかけてください。
概要
ある週末に、寝子島高校にて、「氷彫刻まつり」というイベントが開催されることになりました。
参加者が透き通った天然氷の塊から氷の彫刻を作り、
寝子高敷地内および校舎内に展示するという催しで、
氷彫刻作りは誰でも無料で参加可能。プロ・アマチュアも問いません。
もちろん、観覧のみの来場もOKです。デートなどにもどうぞ。
素材となる天然氷は大量にあるので、巨大な氷像を作るもよし、
小さなものをたくさん作るもよし。
個人参加はもちろん、GAを組み複数人でのチーム参加もOKです。
皆さん、ふるってご参加ください。
アクション
氷彫刻作りは、グラウンドで行います。
前日にたくさんの雪が降ったため、一面真っ白です。
寒いのであたたかい格好でお越しください。
素材となる氷、彫刻用の道具は貸し出してもらえます。
氷のサイズは、小さいものから大きなものまでいろいろ。お好きな大きさを指定してください。
作る氷彫刻のモチーフも自由です。
作った氷彫刻は、特製の台座に乗せて、寝子島高校の敷地内の好きな場所へ飾ってください。
なお当日は、アイスアーティストとして活動するプロの職人さんがおり、
大迫力の巨大氷彫刻を鑑賞することができます。
また、職人さんに氷彫刻作りのレクチャーを受けることもできますので、
初心者の方でも安心してご参加ください。
<レクチャーしてくれる職人さん>(お好きな職人を一名お選びください)
・能美 削(のうみ けずる 48歳男性) 作品:巨大恵比寿猫像
堅実かつ無骨。初心者にも懇切丁寧に教えてくれる。
・内府 霧江(ないふ きりえ 22歳女性) 作品:ヴィーナスの誕生
繊細で緻密な作風。レクチャーはややスパルタ気味。
・エリック・ドリルスキー(31歳男性) 作品:ライジング・ドラゴン
電動ドリルで豪快に。Mewtuber。何事も勢い任せ。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
また、このシナリオでは、Xイラストのキャラクターも描写することができます。
口調などのキャラクター設定は、アクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
以上になります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしております!