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寝子島高校
ひんやりきらきら、氷彫刻まつり
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寝子島高校は芸術科を擁する学校だ。生徒が出ないわけにもいかないだろう、と
旅鴉 月詠
はポスターが掲示された時から氷彫刻まつりに参加することを決めていた。
「造る側で参加するの? 削ったりするのって難しそうだから、私はいいかなあ」
一緒にいた絵描き友達が不参加を決める中、月詠は静かに心を高揚させていた。
「何、私は彫刻もやるし良いものができるよ」
そして、氷彫刻まつり前日の夜、月詠は調理師のおばちゃんから借りていた鍵を使って冷凍庫を開け、キャスター付きの台に乗っている氷を運び出した。既に雪は止んでいたが、気温はかなり低い。
「氷彫刻には都合がいいね」
用意が済むと、月詠は早速道具を出して作業を始めた。道具は貸してもらうことも出来たが、これらは自前である。グラウンドでは、1人の女性と2人の男性が氷像を造っていた。講師として呼ばれた3人だろう。
「あら、あなたは夜から始めるの? 生徒の受付は朝からだったと思うけど」
「まつりが始まっても展示物がないと困るだろう? 作業をしてもいいと先生に許可を取ってある」
「……そうか」
寡黙そうな男性は一言だけ呟いてザクザクと氷を削っている。もう1人の男性は明るく話しかけてきた。
「夜に学校に泊まって作業かあ。すごい気合だな!」
「参加するのなら全力を出したいからな。学校泊に抵抗もない」
「いいね! 俺、そういうの好きだぜ!」
20代後半くらいに見える彼は、一際大きい氷を削っていた。時たま彼等と会話しながら、月詠も氷像を造っていく。
氷をノミで削り、やすりで滑らかにし、バーナーで傷を消して光沢を作る。バーナーの使用に関しては、事前に火気使用申請を取っておいた。
(修行僧が木像を彫る気持ちが解るというものだな)
地味な作業をしていると、心が無になってくる。何も余計なことを考えない時間というのは、清々しくて悪くない。電動ドリルやチェーンソーでも使わなければ派手さはない作業だ。
講師の1人は、ドリルを使って豪快に氷の造形を行っていた。氷アートの中には、ドリルと食紅を使って氷の花を作ったり、氷の中に生魚や生花を閉じ込めたりするものもある。
(そういうのは、プロに任せよう)
彼が今造っているのは、かなり巨大な生物らしきもののようで繊細なアートとは別のようだが、そんなことをしている動画もあった記憶がある。
「……よし、完成だ」
出来上がったのは、ずんぐりした丸い水鳥。つまり――ペンギンだ。
土台がしっかりしてるから作りやすいし質量があり壊れにくく溶けにくく、季節にも合っている
「かわいいわね! それになめらかで、つやつやしてるわ」
「これを量産しようと思っている」
絵もそうだが、彫刻で難しいのは瞳だったが、我ながら中々かわいくできた。次々にペンギンを造り、日が昇り、開催時間になる頃にはちょっとしたペンギンワールドが出来ていた。
立つ。
滑る。
羽を広げる。
寝る。
ポーズを少しずつ変えたペンギンがずらりと並んだ。周りに雪を積み上げ、土台を隠すとますますそれらしくなった。
「あ、ペンギンだー! 魚を咥えてるよ!」
力を入れた氷像を見て、母親に手を引かれた子供が嬉しそうに目を輝かせている。その子と少し交流した後、月詠はキウイみたいな赤ちゃんペンギンを群れに加えた。なぜかきゅうりを手に持たせたくなったが、それは踏みとどまった。
ペンギンワールドが完成すると、次は出土した化石や花の紋様等の氷盤も造っていく。
(あ、そうだ。精巧で頑丈な氷の器作って、そこに氷と食紅使ってかき氷みたいにしよう)
小さな氷を選んで、さっそく造る。その傍に、かき氷器めいたペンギンも置いた。子供の頃に買ってもらったものに似ているかもしれない。
不純物が極めて少なく頑丈で溶けにくこの氷は、食用に適している。
つまるところこれらの氷像は削って食べられなくもない。そもそも、この祭りの前はかき氷にして提供していた訳だし、というのをさりげなく表現してみたのだが。
「おや、かき氷を造ったのかい?」
冷凍庫の鍵を貸してくれた調理師のおばちゃんが話しかけてきた。こくりと頷くと、おばちゃんは未使用の残った氷の山を見て――
「このおまつりでも全部使いきれそうにないねえ。またかき氷も作ろうか」
と、再びかき氷コーナーを作って来場者達に提供を始めた。
かき氷の像の近くで――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月20日
参加申し込みの期限
2020年03月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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