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~紫色の輪舞曲~ 寝子島町役場襲撃、魔界化を解消せよ!
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真白に促されるままに廊下の先へと進んだ御剣とツクヨはディモニアの群れを蹴散らしながら進む。
鎖でツクヨがディモニアの一体を引きずり倒すと踏みつけながら剣を胸部に刺す。もがくディモニアだったがそのまま剣で体を両断され絶命した。
その背後に迫る別のディモニアをろっこんで加速した御剣が一刀のもとに切り伏せる。
ツクヨがまず突っ込み、その背後を御剣がフォローするという一連の連携は功を奏し彼らに指一本触れられるディモニア達はいなかった。
そうして最奥にたどり着くとそこに捕らわれている見知った顔を見つける。
「北条に桜? おい、捕まってるのかよッ!」
桜の身体にはディモニア達が群がり、彼らが尻尾の先から分泌する透明な粘液で身体がぐっしょりと濡れている。足の間からは別の液体が流れ出し事の凄惨さを物語っていた。
冬華に至っては今もなお、叫び声を上げながら新たなディモニアを生み出す苗床とされており衣服の用途を満たさない程に破られぼろ布と化した制服を纏っている。混じり合い何の液体かわからない水溜まりが床に広がっていた。
「あひゃはっ! いーっぱいいますねぇッ! ツクヨがぜーんぶ、お掃除してあげますよォーーッ!」
ツクヨは放たれた弾丸の様に飛び出すと体を回転させながら赤黒い鎖を無数に放った。彼女目掛けて飛来する蔦を全て撃ち落とすと手に持つ紅色の長剣を真一文字に振るう。
鋭い一撃が群がるディモニア達を吹き飛ばし素早く桜を抱えたツクヨはそのままバックステップで魔界草の蔦を躱しながら後方へ対比する。
バトンタッチする様に御剣が飛び出すとツクヨに迫っていた数本の蔦を打ち払う。
「冬華の方は任せろっ! ツクヨはそのまま桜を頼むっ!」
「わかりましたぁ、仕方ないのでぇ……大物は譲ってあげますよォッ!」
蔦を打ち払いながら魔界草との距離を詰めた御剣は地面を強く蹴って跳躍する上空で大上段に剣を構えた。
魔界草はその動きを予測し大上段からの一撃を防ぐように蔦を自身の前に張り巡らせると盾の様にそれを展開する。それをみた御剣はにやりと笑った。
空中で体を翻し逆さの状態で天井を蹴ると素早く御剣は魔界草の背後に着地する。そのまま剣を逆袈裟斬りに斬り上げ魔界草の身体を斜めに両断した。
背後からの奇襲を受けた魔界草は成す術もなく断ち切られ、しおれながら枯れていった。
床にごろりと転がった冬華のあられもない姿をなるべく見ないようにしながら助け起こしツクヨと御剣は合流する。
「よし、あとは避難所の方へ運ぼう。さっき制圧できたって連絡があったしな」
「そうですねぇ……とりあえずは彼女達を運ばないとォ、敵さんと遊べませんからねぇ……」
そういうツクヨの零れそうな谷間を見て御剣は体の奥がどくんっと脈打つのを感じた。
この間彼女から受けた行為の数々を彼は徐々に思いだしていく。
(いや、待て! 今は作戦中だッ! せ、せめて終わってから……って何考えてるんだ俺っ!)
頭をぶんぶんと振る御剣は度々思い浮かぶその光景を振り払うようにしてツクヨと共にその場を後にするのであった。
◆
「ぜやぁぁあああああッ!」
黒い髪のツインテールを揺らす少女が異形の両腕を振り上げ大きな雷球を作り上げるとそれを目の前の敵に向かって投擲する。
不規則な軌道で迫る雷球だったが扉を守る様に鎮座する二体のガーゴイルはそれを簡単に尻尾で弾いて見せた。弾かれた雷球が壁にぶつかり弾けた。衝撃で壁が破壊されて大穴が開き涼しい風が流れ込む。
余裕の体勢を崩さないガーゴイルを見て少女……イザナは小さく舌打ちをした。
細身の体に貧相な胸、体のラインが浮き出る露出の高い服装をしている彼女は異形の腕を右腕だけ身の丈程までに巨大化させるとそれで右のガーゴイルに殴りかかった。
轟音と共に暴風を纏って振り抜かれた彼女の異形の拳はいともたやすくガーゴイルを粉々に……する事はなく、あっさりと受け止められイザナはそのまま投げ飛ばされてしまった。
凄まじい力で投げ飛ばされたイザナは受け身を取ることもできないまま地面に叩きつけられ数回跳ねてから仰向けに転がった。
「いったぁ……ぐっ、あれ躱すとか……嘘でしょ」
「力推しではダメみたいだな、イザナここは任せてくれ」
そう言ってイザナを助け起こしたのは
八神 修
であった。彼は鋭い目でガーゴイルを見て彼らの様子を見ているようである。
「……ずいぶんと手応えのありそうな奴じゃねぇか! 行くぞ、ナディスッ! この町の平和を守るのは俺達だッ!」
「うんっ、師匠っ! ああいう輩を倒すのが勇者の役目だもんねっ!」
「左の奴は任せてくれ、もう一方は頼んだぞ」
「ああ、八神ッ! 右のは任されたァァぁああッ!」
そう言ってナディスと共に突進を敢行したのはスーツに身を包んだヒーロー、ザ・ストレイトこと
風雲児 轟
であった。
二人に気づいた右側のガーゴイルは尻尾を振り被り薙ぎ払う様に振るった。床を削りながら硬質な尻尾が二人に迫る。
だが轟は避ける事はせず逆に尻尾を受け止める。まるで大きな鈍器で殴られたかのような衝撃が体に響くが轟は足をしっかりと踏ん張り耐えきった。
「でぇぇえいいああッ!」
真直ぐに振り下ろされた手刀がガーゴイルの尻尾をばきりと折る。細かい礫片を撒き散らしながらごとりと尻尾が落ちた。
それを待っていたかの様にナディスが走りながら突っ込み、剣に炎を纏わせるとガーゴイルの口に突っ込んだ。
「我は呼ぶ、業火の火炎ッ! 眼前の邪悪な者を撃ち滅ぼせ! ブレイジングゥゥウバァアアストォオオーッッ!!」
師匠ばりの必殺技名を叫ぶとナディスの剣から燃え盛る火炎が発生しガーゴイルの内部を焼き尽くす。目や口から炎を吹き上がらせ、断末魔の叫びをガーゴイルはあげひび割れるとがらがらと崩れていった。
「いい技だったぜ、ナディスッ!」
「えへへっ……ありがと、師匠っ!」
腕を交差させ、がしりとお互いの健闘を称え合う師弟。見習い勇者ナディスを引っ張る先達としてのヒーローが確かにそこにいた。
そんな二人の様子を見て八神はふっと笑う。
「俺達も負けてられない、常闇、いけるか?」
「いつでもお任せを。私がついていけない所はありません」
その言葉に少し笑った八神は左のガーゴイルへ走る。
常闇 月
もそれに続いた。
ガーゴイルは彼らを接近させまいと息を吸い込み、氷の冷気を口から吐き出す。凄まじい冷気が放たれ扇状に広がって床を凍り付かせていく。
八神と常闇は右と左に分かれそれを避けた。
ガーゴイルのいる床を狙い、八神は意識を集中させ床を瞬時に分解する。足場を突如失ったガーゴイルは一階下である二階へと落下した。
背中から落下しまだうまく立ち上がれないガーゴイル目掛けて天井を分解し崩壊する様に降り注ぐ建材がガーゴイルをめきめきと押し潰した。その重量に耐えられずガーゴイルは砕け散った様である。
「さあ、本丸を攻略しようじゃないか。見ているんだろう、イデラ。後はお前達だけだ」
八神がそう言うと応接室を狙い分解を試みる。だがその応接室の床が崩れ去る瞬間、飛び出す様に伸びてきた二本の軟体の腕が八神と常闇を捕縛すると何かは二人を連れて壁に空いた穴から外へと飛び出した。
解放された二人の前には緑色の髪の少女……イデラが笑いながら立っている。その笑みは勝利を確信しているかのような傲慢な物であった。
「くくく、ガーゴイルをああも簡単に屠るとはな。やはり、この島の人間は少々特殊らしい。見解を改めねばな」
常闇が会話している最中にイデラの死角に回り込むと鋼糸とエクスロッダーを鈍器として用いた奇襲攻撃を仕掛けた。どちらかを防御すればどちらかが当たる必中の攻撃だったがそれはイデラによって地面から突如伸びた緑色の結晶柱によって防がれてしまう。
反撃するように腕を振るったイデラの攻撃は常闇の首を狙っていた。それに気づいた常闇は結晶柱を足場に後方へバク転してそれを躱す。イデラは薄く笑った。
「まあそう急くな。ゆっくりと会話を楽しんでもいいと思うのだがな? くく、しかもこの私の攻撃を避けるか。ますますこの島の人間に興味が湧く」
八神はイデラが此方を向く前に結晶柱を分解して見せた。その様子に目を細めてイデラは彼を見る。
間髪入れずに常闇は身を屈めて疾駆すると両の手を地面に付いて逆さになり、両足を振り回して回し蹴りを放つ。腕を交差せてそれをガードするイデラだが連続で放たれる常闇の流れる様な蹴撃に攻撃に出れずにいた。
イラついているのが表情に出ているのを見て八神は静かにブーストパイラーの安全装置を外す。
「人間風情がっ、調子の乗るなぁッ!」
「その人間風情に手も足も出ないのは誰でしょう?」
「甘く見るなよ、人間がぁァァーーーッ!」
地面から無数の結晶柱を生み出すとそれらが一斉に常闇の背後から彼女を貫こうと槍の様に伸びる。
その瞬間を待っていたかのように常闇は右へ飛ぶと鋼糸を放つ。不意を突かれたイデアは鋼糸にまかれ身動きが取れなくなった。
もがくがもがく程に鋼糸は体に食い込み、彼女の自由を更に奪っていく。
持っていた松明を取り出すと常闇はそれに火をつけてイデラに放る。足元に落ちた松明の炎が彼女に燃え移り、イデラは激しい炎に包まれた。
「うぎぃぉあああああああああああ!」
「魔界草と同じ粘液が貴女の肌に見えました、それなら魔界草を処理した時と同じ様に火が効果的……そう思うのは当たり前ですよね」
「このぉおおっ人間があああああ、私おぉおお、ここまでぇぇエっ!」
燃え盛る炎に包まれながらも殺意を剥き出しにし常闇へ近づこうとしたイデラの背中に冷たい感触。それは八神が押し当てたブーストパイラーの金属の杭であった。
「戦闘中によそ見は死を招く。覚えておくんだな、イデラ!」
「く、くそおぉおおおおおお!」
トリガーを引いた八神のブーストパイラーの噴射口から勢いよくロケットの炎が吹き上がり炸薬が炸裂し金属の杭がイデラに打ち込まれる。
断末魔の叫びをあげながらイデラは地面に崩れ落ちそのまま燃え盛る炎に完全に包まれた。
ブーストパイラーから放出された煙が晴れた頃には燃えカスとなった黒焦げのイデラが転がっている。
反動でふらふらする八神を常闇は支えるとその場に座らせた。
「大丈夫ですか? 八神さん? 今、回復を……んっ、ああぁっはうっ」
エクスロッダーを使用した常闇によって八神の身体に響く痛みは次第に消えていった。
だがそれと同時に彼女の頬は紅潮し何かに耐える様に身震いする。八神はそれに気づいていたが彼女を気遣い、特にその事に触れようとはしなかった。
「ははは、最後の最後でやられたな……見ろ、あの燃えカス。イデラが燃えたにしては容量が少なすぎる」
見れば燃えカスは人の形をした皮の様な物が一枚燃えていただけである。
「まだ終わっていないと?」
「いや、今回は向こうも深手を負ったはずだ。仕掛けてはこないだろう。あとはストレイトが……あいつがディガードをどうにかしてくれればって所だな」
そういった八神は爆音が響く応接室のあった場所を見上げた。
時折爆発音が響き、壁や窓が割れて弾け飛んでいる様から彼らの戦闘が苛烈なのが見て取れた。
「うぅらぁああああああーーッ!!」
「どうした? 力任せの攻撃では何もできんといい加減学習しろ、ヒーローッ!」
何度目かのブーストパイラーを打ち込むが魔法陣の様な盾に防がれ、轟の攻撃は通らない。
そればかりか発光した魔法陣に弾かれ体勢を大きく崩した轟へ無数の氷柱が降り注いだ。体のあちこちが切れ、血が流れる。
「師匠ッッ! このぉおぉおおーーッ!」
「愚かだな、前座の出番ではない……!」
魔法陣を三個展開したディガードはそれらを回転させると炎、雷、冷気を混合して放つ。三色の炎となったそれがナディスを焼き尽くす。
ガード体制を取ってダメージを軽減したナディスであったが体力は持たずどしゃりと床に崩れ落ちた。身体が上下している事から生きてはいるが重傷であることに変わりはない。
「そこで伸びていろ、お前では役不足だ」
「ナディスッ!! ディガード、貴様ぁァァぁあッ!」
「ほう? 攻撃の精度が増し速度も上がるか、いいぞ、もっとだ! もっとこいっ! 見せてみろ、寝子島を守るというヒーローの力をッッ!!」
「ああ、見せてやるよ! 俺の本気って奴をなぁっ!! バァアアストトラアァァアンスッ!!」
轟はろっこんの進化能力を発動させ、自らのヒーロースーツを赤く燃え盛る炎の様な意匠へと変貌させる。
身体能力が向上した轟は安全装置を外しブーストパイラーをフルパワーで打ち込んだ。凄まじい衝撃と痛みが彼を襲うが歯を食いしばってそれを耐え再びトリガーを引く。
「これがぁ! 俺のぉおッ! 本気って奴だ! 俺の限界とお前の限界、どっちが先に来るか勝負だッッ! くらぇえええオーバァァアスゥゥトレイトォォッ!! ブロォォォウクンッ! スゥゥマッシャァァァーーッッッ!!」
「ぐぅうおおぉおおおおああああああああああああああーーーーッ!!」
二度、三度と続けざまに放たれるブーストパイラーの杭が確実にディガードの身体の中心を打ち抜いていく。
その速度はどんどん早くなり連続で放たれる杭が白熱し赤く輝いた。ブーストパイラーの全体にひびが走り、熱量でひびから煙が吹き上がる。
ブーストパイラーが砕け散り、ディガードは大きく吹き飛ばされ壁に叩きつけられた。
「ぐ、おっ……これほど、とはな……いいだろう、今日は引いてやる……次の相対する時を……楽しみにしているぞ……ふふ、はーっはっはっはっはっは!」
高笑いと共に掻き消える様にディガードは消失した。
打ち込んだポーズのまま静止していた轟は倒れる様にその場にどしゃりと崩れ落ちる。全身が動かせない程のダメージが彼に蓄積していた。
「ははは、見たかよ……これが、寝子島を守る……ヒーローって……奴だぜ……っ」
ここに寝子島町役場の魔界化という前代未聞な事件は終結を迎えるのであった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月04日
参加申し込みの期限
2020年03月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月11日 11時00分
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