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<天穹>埋蔵金と【影】との対話
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>第一幕:
仙藤 紫
紫が眼を開けると、柔らかな月光が辺りに満ちていた。耳をすませば水の音……。目の前に広がったのは、寝子高のプールだった。
「……そんなっ!? 今まで私は月華世界の……」
戸惑いながらあたりを見渡すと、水面に水紋が広がる。水音と人の気配を覚え振り返った紫がみたのは、寝子高の競泳水着を纏った紫自身の姿だった。濡れた身体が月光に浮かび上がり艶やかに反射する。だが、その顔は憎々し気に紫を睨みつけていた。嫉妬に狂った、憤怒と殺意のこもった瞳が紫の脚を竦ませる。
(どういう事なのっ?)
戸惑った紫に、もう一人の紫が襲い掛かる。鈍い衝撃と共におこる僅かな浮遊感。それらを経て数秒遅れて息苦しさと動きづらさを覚えた。
(私は、私に突き落とされた)
冷静に考える暇などなく、衣服が水を吸い自由を奪う。息苦しさが、冷静さを失わせる。
視界の端っこに立つ、泡の柱。その正体を知る前に手が伸び、紫は必死に手を伸ばし抵抗するが向こうは水着で紫は普段着。圧倒的不利な状況の中、彼女たちは水面から顔を出した。
肺が呻く。派手にむせる紫の頭目掛け手が下りてくる。夢中で下がり、顔を上げると紫はもう一人の自分の鋭い眼光に息を飲んだ。重なる視線で、彼女は理解する。
(あぁ、彼女は……)
――私の中の、『嫉妬』の感情なのね。
普段はクールな美貌を湛え、感情を激することがあまりない紫の顔。だが、本当は表に出さなかっただけで、その心は何度も嫉妬に苛まれることもあった。
(目の前の彼女と私との差異は、それに流されない強さの有無なのかしら)
内心で思うも、すぐに「違う」と首を振る。ともすれば泣きそうな顔にも見えるもう一人の彼女の顔を見て、そっと手を伸ばす。
(私も彼女も、本当は弱い。私だって強くはない。目の前の『私』同様に弱くて脆い)
強いて言えば、『流される自分』を受け入れている、と言ってもいいだろう。
「!」
攻撃される、と考えたのだろう。身構えるもう一人の自分。だが、紫はそっと彼女を引き寄せると、しっかり抱きしめた。それは、己が持つ『嫉妬の感情』を受け入れるかのように。
《己が持つ弱さを受け入れる強き心、しかと見届けた》
紫が我に返ると、そこは小さな池のある部屋だった。滾々と湧く水は、天井で輝く月長石に照らされキラキラ輝いている。その水を手ですくって飲むと心が落ち着くような気がした。
(あの感情は……)
紫はそっと胸を抑えると、一度頷いて歩き始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月24日
参加申し込みの期限
2020年05月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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