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欲望の果てに望むものは
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●ステッラ・デッラ・コリーナ ~大食と狂酔~
寝子島最高級ホテルのレストランでは、立食パーティーが開かれていた。ピアノの生演奏にダンスタイム。本来なら上品で優雅なこの空間は、今剝き出しの欲望に包まれていた。
参加者達は美味しい食事とお酒を楽しんでいる。下品に目をぎらつかせながら。際限ない饗宴に溺れ切っている。
【ふくよかコック】
「ほい、次は鶏の香草焼きね~! ドーナツも揚げたてだよ!」
ふくよかコックがその巨体に汗一つ掻かずに言う。その間も調理をする手は止まらない。
客は皆、満腹中枢を壊されたようにその大量に提供される料理を吸い込むように平らげていくのだ。
この堪らなく美味しそうな匂いはレストランの入り口付近まで漂っている。そこに呆然と立ち尽くす少女がいた。
「またか……まただ、また、また、またまたフツウかっ!!!」
雄叫びのように叫んだのは「普通」を愛し、「フツウ」を呪う少女
水上 桜
だ。しかし欲望に支配されているレストランでは誰1人として彼女の声に振り返らない。皆談笑すらせずに食べ続けている。
(ここは以前にも来た事があるけど、こんな服装で大丈夫かな?)
ふと桜は自身のカジュアルな格好を見て我に返る。そしてぷるぷると頭を振った。
いや、今そんな所気にしてる場合じゃないでしょう。とにかくこの異常なレストラン、何とかしなきゃ!
取りあえず、ミラが言っていた絶神とやらをみつけないと。一体誰なのかしら……。
桜は辺りを見回……そうと思ったが、突然己の空腹感に気付いた。そこにWパンチの食欲を刺激しまくりの匂い。オープンキッチンには次々に料理を作るコック。「これは怪しい」と桜の唇が動く前に。
―――じゅるり。
涎が先に出てしまった。
フラフラと吸い寄せられるように桜はコックの許に歩いていく。そして当然のように料理を貰い、一口ぱくり。
「何これ……凄くおいしいんですけどー!?」
別次元の旨さに黒々した瞳を見開く桜。あまりの美味しさに手が止まらない。
ばくばくばくばく……あれ、何してたっけ? ……ま、いいか。
ばくばくばくばくばくばくばくばく。
そんな桜を笑顔で見守るコック。そのコックに元気に話しかけたのは
橘 明里
だ。
「コックさんの料理、全部、とってもおいしそうなの!」
明里の言葉に、コックは嬉しそうに笑った。
「おおありがとうお嬢さん! お嬢さんも遠慮せずに食べなさい」
「ありがとうなの! あかりはほんとうにたべるのがすきだから、もぐもぐたべるの!」
「コックとしてこれほど嬉しい事はないねぇ。よし、何を食べるかい?」
「えーとね……ぴざ!」
「はいよ!」
「すぱげてぃ!」
「ほいきた!」
「ぐらたん!」
「どんどん持ってけ!」
次から次へと出てくる料理。明里はキッチンの前を陣取って、全力で食べる。口の端にケチャップがついても気にしない気にしない。
「うんうん、いい食べっぷりだねぇ」
にこにこのコックに明里もにこにこ返す。
「ねえ、コックさんの横にいてもいい? いっぱい食べたいし、料理できるのも見ていたいなの」
「邪魔しないならいいよ。好きに食べなさい」
「やったなの!」
明里はわくわくとキッチンに移り、コックの横にちょこんと座る。そして出来立ての料理にえいえいと手を伸ばす。何て素敵な特等席! もちろんやけどには気を付けるよ。
時折コックと言葉を交わし、全力で食べる明里。全力で料理を出し続けるコック。……結構いいコンビかな?
(やっぱ、ここで1番怪しいのはコックのおっさんだぜ!)
ぱくぱくと満足そうに食欲に流されまくっている2人を見て、
山田 勘三郎
は確信した。腕を組みながらにやりとコックを睨み付ける。俺は戦い慣れているからな。敵のペースになんぞ乗せられてたまるか!
「おいコック! 俺は食い物の誘惑何ぞに負けないぜ!」
「はいよ! ステーキお待ち!」
「―――ステーキ?!」
びしりと言った勘三郎の目の前に、じゅうじゅうと美味しそうな音を立てたステーキが差し出される。
「うほおっ! 美味そう!」
勘三郎は目を輝かせてバクバクと肉汁たっぷりのステーキを堪能。ペロリと平らげてからガーッと頭を掻きむしった。そうじゃねえ、食ってどうすんだ! 美味かったけれども!
(くそう、料理見えるから気が逸れるんだ)
戦い慣れている勘三郎はハタと気付く。そしてすぐに「カーッ!」と大きく鴉の鳴き真似をすると、彼の姿はいつの間にか嘴太鴉になっていた。ろっこん【腹ぺこガラス】だ。
(これなら上から攻撃できる。コック帽だけ見て飛べば、料理見ないで済むだろ)
ばさっと黒く立派な翼を広げ、レストランを大きく旋回すると、勘三郎はコック帽に一直線。その頭を突いてやろうとした時に、コックがぱっと皿を差し出した。
「今度は唐揚げだよ!」
『唐揚げ?!』
勘三郎は思わず唐揚げをかっさらい、つんつんむしゃむしゃ。その美味しさに鳥肌を立てて感動した。(鳥尽くしですな)
『あああまた食べちまった。……ええい、負けるか!』
しっかり完食した勘三郎は、カーカー鳴きながら気合いを入れ直し、またコックに突撃。後頭部に蹴りを入れてやろうとしたら、今度は。
「ミートボールだよ!」
『―――!!』
この戦い慣れている俺がこんなにも苦戦するなんて。でも俺のろっこんは空腹が限界にならない限り解けない。俺に食料を提供するなんて愚かな奴だ。
『さあ、コック勝負だ! ミートボールも美味かったぞ!』
「次は餃子ね~」
―――負けないかもしれないけど終わりもしない戦いがここにある!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
90人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月11日
参加申し込みの期限
2020年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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