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寝子島高校
欲望の果てに望むものは
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【
野々 ののこ
】
無邪気で、おばかで、笑ってばかり。楽しく寝子島で過ごしていた元・神さまは、虚ろな瞳で校則に従う。ただ、ひたすらに。それが生きる意味であり、笑う意味は見いだせない。……いや、笑い方はもう忘れてしまった。
(校則は……守らなきゃ……)
嘉渡洲 稀跡
は校則に違反しないよう、静かに廊下を歩いていた。
一見、穏やかに見える寝子高。しかし生徒達は厳しい校則でがんじがらめだ。稀跡は縛られたい欲望に流されつつも、この寝子高に疑問を感じずにはいられなかった。
(私が好んだ寝子島高校は、本当にこうだった……?)
私は好きだったはずなのだ。笑顔溢れる寝子高が。そしてそれを象徴していたのが。
(ののこ先輩……!)
テオに狙われているというののこ。守らなければ。稀跡はののこの姿を探した。彼女はすぐに見つかった。廊下に出て、中庭をぼおっと眺めているその姿。あの生き生きしていた瞳の輝きはなかった。
稀跡は傍に近寄った。本当にとん、と軽く肩を当てる。いや、もう当てる必要もなかったかもしれない。稀跡はののこを守りたかった。体も、そして心も。緩慢に振り向いたののこに稀跡は言った。
「あの……先輩、猫を一緒に愛でませんか……?」
ののこの瞳に変化はなかった。稀跡を見ながらただ少し首を傾げ、曖昧に頷いた。
稀跡はののこと一緒に中庭に出た。猫の良く集まる場所を知っていたのだ。そっと、ののこに猫を抱かせる。けれども彼女は撫でることもなく、まるで荷物を持つようにじっとしている。稀跡はとても悲しくなった。
「少しはののこ先輩の心に何か変化が起きるかと思ったけど……」
「いや、悪くないよ? 好きだったものって忘れていないだろうし、楽しい気持ちは生きる原動力だからね」
声に驚いた稀跡が振り返ると、ウエーブのかかった美しいグリーンの髪の女生徒―――
桜庭 円
が、そのルビーのような瞳をキラリと輝かせて笑っていた。
「やっほーののこちゃん」
円はしゃがみ込みながらののこの顔を覗き込んだ。しかし、ののこは「どうも……」と小さく頭を下げるだけだ。
(うーん、絶神くんもなかなかやるねぇ)
これが今のののこにとって日常なんだろう。しかしこんなブラックな校則ばかり増え続ける窮屈な世界、いつまで従順でいられるだろうか。
(絶神くんの狙いがののこちゃんの絶望なら……絶望、とまではいかないけれど生きる気力は削がれていくかもねぇ)
円が考えあぐねていると、ののこが突然すっくと立って言った。
「もうすぐチャイムが鳴ります。授業の準備をしなくては」
ののこの膝にいた猫も慌てて飛び降り、戸惑いながらののこの周りをうろうろしている。円はたまらずぎゅうっとののこを抱きしめた。
「ののこちゃん、もっと楽しいこといっぱいしようよ! もっと、遊ぼう? 猫とも、ボクとも、みんなとも!」
「そうですののこ先輩。私はののこ先輩の笑顔が見たいですわ……」
稀跡もののこの手をぎゅっと握る。ののこは少し驚いた様子でぱちくりと瞬きをして言った。
「ええと―――女同士はぎゅってしても校則違反じゃないですか?」
「まだ校則?! 大丈夫だよ、違反じゃない。今んとこはね」
抱きしめながら円は苦笑いする。するとののこが安心したように、体を円に預け、稀跡の手を握り返した。
「へへ……あったかい」
円は思わず稀跡と目を合わせ、頷きあった。うん、まだ大丈夫。ボクは反抗してやる。校則じゃなくて……絶神の作った仕組みに!
「ののこちゃん……」
円が決意をこめてののこを抱きしめ直そうとした時、鋭い声が飛んだ。
「桜庭、どいてろ!!」
円と稀跡が驚いてそちらを見ると。
日本刀を構えた
御剣 刀
が立っている。そして、消えた。
単純に考えたんだ。誰が絶神かって。そして、俺達が疑いづらい奴って誰だ? って。―――それは、テオに襲われそうなののこじゃないか?
刀はろっこん【加速】を発動させていた。世界を止め、置いていく。この手が届くまで、世界よ凍てつけ! 俺を縛れるのは俺だけなんだ!
(悪いな、ののこ。俺に1回斬られろ……間違ったら、謝るからさ)
驚いた顔で円と稀跡が固まっている。目の前に、ののこの姿。何も、誰も動かない。
「さあ、正体見せろ」
止まったような時の中、刀は日本刀を構え、振り下ろした。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
90人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月11日
参加申し込みの期限
2020年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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