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猫鳴館、自治会長選任戦 ~裏寝子温泉我慢大会~ 皆、熱くなれ
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温泉は阿鼻叫喚となった。ネズミ達は選任戦参加者どころか、他にも温泉を楽しんでいる者達全員に悪戯をしかけ始めたのである。
「ああっ、かき氷が……!」
せっかく
恵御納 夏朝
が盛ったかき氷の皿もひっくり返された。むっとして見ればネズミはチューチューと笑ってジュースまでひっくり返す。
(もうこれは見過ごせない!)
夏朝はえいっと捕らえようとするが、ネズミはするりとその手をすり抜けたたたっと夏朝の肩に。そしてぶらんとぶら下がるように夏朝の水着の肩紐を下げようとするではないか。
「ひゃっ?!」
さすがにこれは赤くなるというかびっくりする。一生懸命肩紐を押さえながら、夏朝は歯がみをした。
(うう、ねこシールさえあれば)
温泉だったので、ろっこんで使うシールは持ち込めなかったのだ。せめて、ネズミ達の動きが鈍くなってくれたらいいのに……!
「にゃははは~! ネズミさん達がいっぱいなの~☆」
笑いながら駆けていくのは
橘 明里
だ。うん、見事に酔っ払っている。
「ネズミさんが水着の中に入ってくるのなの~!」
そう言う明里のフリフリ水着の胸元から、ぴょこり! ネズミが飛び出しにししと笑う。そしてちょろちょろと明里の体を伝い降り、今度はお尻の方へ……なんとけしからん!
「ひゃはは! くすぐったいのなの~!」
明里は楽しそうにくるくると回りながら、どすんと尻餅をつく。哀れネズミはぺったんこ。息も絶え絶え這いだし……ぱたんきゅーと気絶してしまった。う、う~ん、なかなかやりますな明里さん。
「むむ、これは一大事のようです」
獅子唐 ケンジ
は辺りを見回し冷静に頷いた。
何だか収拾がつかなくなっているような気がしないでもないが、これを収めてこそ自治会長の資質あり、という試金石なのかもしれない。となれば自分が不用意に手出しをしてはいけないのではないか……?
真面目に考えるケンジだが、ネズミはそんな事知ったこっちゃない。するするとケンジの足によじ登り……ベロン! と水着を半分下ろした。
「うわーっ!」
半ケツを晒し慌てて水着を引っ張り上げるケンジ。集団で下ろしにかかるネズミ。こ、これは……殺らなければ、殺られる!
「ネズミ……」
穂現 まう
はお湯に浸かりながらもぐうっと眉根を寄せた。
本当は今すぐお湯から飛び出してこの困りもののネズミを駆除したい。けれどそうしたら会長選は失格となってしまい、今まで自分を応援してくれた人達の努力も台無しになってしまう。
身動きが取れなくなっていまったまうに、更に困った事態が起こった。
「うわ?!」
ちゃぷちゃぷと上手にお湯を泳いできたネズミが、まうや
神野 美野梨
の水着を脱がしにかかったのである。
「何するの……っ!」
キラリと野性的に瞳を光らせ、まうは反射的にネズミ達をむんずとひっ捕まえると、お湯の外に向かってぽーんと放り投げた。
「あ、ありがとう穂現さん」
赤い顔をしてお礼を言う美野梨にまうはふるふると首を振り、近付いてきた他のネズミをシャーッ! と威嚇した。運動神経はいいんだからね、許さないよ、ネズミ!
「うわぁ、ちょっと待てって!」
近石 簾
は慌てて目を覆った。そこかしこで水着女子がネズミに狙われているのだ。そこに、朱蘭の声が届く。
「あはははは! 胸の中に入ってくるぜ、このネズミ!」
「?!」
胸の中。
刺激的なキーワードにくらりとする。本当は助けてやりたい。だが、手探りで助けて誰かを殴ったら洒落にならないし、女子のポロリを万が一にも見る度胸は自分にはない。
「……くそーっ!」
思わぬ所で自分の弱さに向き合ってしまった簾だが……、大丈夫、朱蘭さんもうネズミと一杯やっていますよ。
「やっぱり来たか!」
ひと息で飲んだ水入り紙コップを放り投げ、
サキリ・デイジーカッター
は代わりに先程見つけていた水鉄砲を手に取った。そこに温泉のお湯を詰めるとシューッ! と一直線にネズミの顔に狙いを付けて引き金を引く。鼻に水が入るのを嫌がるネズミは慌てて逃げ出した。
「よし、これなら追い払える!」
「ちょっと待ってサキリくん! お湯の外の方にはやらないで。ネズミが並べた私達の物が濡れちゃう!」
床を走り回るネズミに狙いを付けたサキリを、まう陣営の美野梨が制した。
「確かに……。でも、どうする?!」
「お湯の外の方は任せて」
落ち着いて言うと、美野梨は温泉の出入り口の方に向かって軽く頷く。すると数匹の猫が飛び出してきたではないか。
「猫か……!」
「ええ、ネズミにつられてここまで来ていたの。水があるからこちらの方には来たくないって言ってたのだけれど、お礼をするから助けてくれないかってさっき話をつけたの」
「猫……すごい!」
お湯にいるネズミをぺいぺいやっていたまうが瞳を輝かせた。猫達は温泉の方にこそ近寄らないが、壁際を走り回っているネズミを追い出しているではないか。
「分かった。では僕は温泉付近にいるネズミを外に追いやればいいんだな」
「さすがサキリくんは話が早いわ。ここは一時休戦といきましょう」
「了解」
「まうも……手伝う!」
「俺もやるぜ! ……女子は水着を死守してくれよ!」
一致団結した4人。そこからは早かった。
「小癪なネズミめ! これでもくらえ!」
刃物の恨みと、サキリがたくさんのネズミ達を次々に倒していく。その横では簾が物理でざばりとネズミを床に打ち上げる。まうは持ち前の素早さでネズミを外にぽいぽい。
『猫さん達、お願い……! 後でニャオチュールあげるから』
念話で猫と会話をしながら、美野梨が的確に猫達に指示を出す。勿論猫が濡れないようにと注意しながら。
そしてあっという間に、ネズミ達は温泉から追い出されていた。
「終わったな……」
「終わったわね……」
サキリと美野梨はお互いの視線を合わせ頷くと、それぞれの候補者に向き直った。
「苦しい戦いだったけど、ネズミを撃退できて良かった。……後は頑張ってくれ、近石」
「私ももう上がるわね。穂現さん、この1分、有意義に使ってね」
「さんきゅー! 熱い思い、受け取ったぜ!」
「うん……! みんなの応援で、頑張れる」
お互いに熱い瞳を絡ませる。そしてサキリと美野梨は静かに湯から上がった。
「サキリと美野梨脱落! 候補者はそれぞれ1分好きに使ってくれだぜ! なんせ最後の休息だからな!」
―――サキリ・デイジーカッター、神野美野梨、脱落。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月27日
参加申し込みの期限
2020年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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