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野望に向かって! 新生徒会の日常!
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「パッキーくださーい、あとこれにこれと……」
売店に行った武道は、お財布が痛まない範囲でお菓子を買って帰ってきた。
「はぁーい俺でっす! 差し入れ持ってきたよー! 模様替えはかどってるー?」
「武道先輩、ありがとうございますー」
梢はお菓子をありがたく受け取る。
「あと力仕事のお手伝いいる?」
自分を指差し、武道は言う。
「重いものなら俺が運ぶから遠慮なく言ってな! 監査役だけど3月までは俺も生徒会役員だしな」
「ありがとうございます。そういえば、折角だからお菓子とかお茶とかを沢山入れられる戸棚とか欲しいですね」
食べることが大好きな紫苑が提案した。
「個人的に大きい方がいいとは思いますけど、予算とかスペースとか色々あるでしょうし、普通よりちょっと大きいくらいがいいでしょうか?
まあ、お菓子は大量に溜る前に私がどんどん食べちゃうかもしれないんですけど……ふふ」
それを聞いた楓香が顎に指を当てて言う。
「それを買うとしても予算から繰り出すには……会計に通す前に本気で必要かどうか考えましょう」
「学校からの第一印象は重要ですし、それなりの理由を用意しましょーか。壊れてたり、腐食してて危ないと判断できる戸棚はないですかねー。学校の備品の買い替えという形なら、生徒会予算にダメージなく購入できるかもしれません。
備品や過去の資料が思ったよりも捨てられなさそうなので、以前より大きめの棚にしたい、とすれば大きめのも狙えるかもですねー」
梢の意見に、武道も頷く。
「戸棚ね……どっかで使ってないのがあるか、俺も探してみるよ」
「よろしくお願いします。そうだ、お茶でも飲みながら休憩しませんか?」
紫苑がそう言い、七星が我が意を得たりと頷いた。
「いいですわね」
(のんびりと皆さんでお茶を一緒に飲むことで、何かしら絆のようなものが浮かぶと思うので。まだこれから長いので、信頼関係は重要ですわ。きっと)
楓香がコップを出し始めた時、暗い曲調の口笛が聞こえてきた。
「誰でしょう?」
表情は変わらないが、稀跡の声が警戒を帯びる。
戸口に現れたのは、退廃的な雰囲気を纏った少女
エレノア・エインズワース
だった。
紫の造花が10本くらい入った花瓶を持っていた。
副会長候補として選挙で戦った相手の出現に、楓香と七星は目を見合わせる。
「ハーイ……遊びに来ましたよ」
「エレノアちゃん」
武道の表情に驚きが見えた。
「この花は新生徒会結成のお祝いにどうぞ。造花ですから枯れません。リンドウは好きな花でね、特に花言葉が。邪魔になったら捨てといてください、ふふふ」
「ありがとうございますー。それじゃとりあえずここに置きますね」
差し出された花瓶を受け取り、邪魔にならない場所に置く梢の顔に戸惑いはなかった。
(来客は基本的に歓迎するけど、万一の事態を警戒しないと)
その近くで稀跡は、花瓶に不審なところがないか目を光らせる。
「さて……改めて、新生徒会結成、おめでとうございます。また一年、愉快なことが起きるといいですね?」
「愉快なこと? そうですね、楽しく過ごしたいですねー」
エレノアの言葉に、社交的な笑顔を浮かべながら梢は言った。
「そうそう、愉快と言えばあなたの選挙演説は実に面白かった……ねえ新生徒会長殿?」
エレノアは話をしつつ、買ってきたお茶を取り出し、テーブルの上にあった適当なコップに注ぐ。
呼ばれた梢は笑顔はそのままに、エレノアの意を推し量ろうとする。
「エレノアさんの演説もなかなかでしたよー。ちなみに面白かったのはどんなところがでしょうかー?」
「もちろん、悪の生徒会ですよ。『普通』を浮き彫りにしようというのは私も望むところでね? ……だから私は生徒会と相対しようと思うんですよ。そうすればあなた方の『悪』がより際立つ」
(何を企んでいるの?)
稀跡が前へ動く。それと同時にエレノアの手が動いた。
「ハハ! 心配せずとも、ご存知の通り寝子島では取り返しのつかないことをする方が難しい……こんな風にね!」
直後に、エレノアの掴んだコップのお茶が、新生徒会長に向けてぶちまけられる。
「何するんですか!」
楓香が声を上げ、エレノアのほうに手を伸ばす。
稀跡が梢をかばおうとしたが、かかる寸前に、お茶は宙に静止した。
そのまま、液体はコップの中に戻る。
エレノアのろっこん『オールド・ジョーク』の進化能力であった。
場が凍り付く中、エレノアは笑いだした。
「……『覆水盆に返る』ってね? ハハハ! まあ楽しもうじゃありませんか! 生徒会が秩序を体現するのであれば、混沌の方は……」
「エレノアちゃん、さすがにジョークがすぎるぜぃ?」
軽い調子の言葉だったが、武道の目は笑っていなかった。
「おや、怒りましたか? 私は皆さんと仲良くなりたいのですけどね」
「……ジョークで済むうちは怒りませんよ? でも誰かを傷つけたら承知しませーん」
梢の顔に動揺の色はなかったが、視線は明らかに挑戦的だった。
「招かれざる客でも、丁重な応対を心がけるけれど……お引き取り願う事態になる事だけは勘弁願うわ」
稀跡は無表情のまま告げた。
お茶を一気に飲みほすと、エレノアは何事もなかったように踵を返した。
「それじゃ失礼。またお邪魔しますよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月04日
参加申し込みの期限
2020年01月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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