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らっかみ!新春☆初夢宝船フェア2020! ~紅編~
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【八百万大宴会之巻!】
「はあ、ふう。急がないと……!」
桜舞い散る御伽神社の巫女たる
恵御納 夏朝
は、その朝、忙しく石畳を駆けておりました。
大事な大事なお役目があったのです。
「ほらほら、夏朝。あんまり急ぐと、転んでしまうよ」
「はるにゃー!」
「で、でも夏夜ちゃん、ハルくん……今日は大切な日だから、遅れるわけにいかないよ」
銀色猫の『夏夜』は巫女仲間。操り人形のような姿をした『ハルくん』は、こう見えて御伽神社の神主です。
夏朝が腕いっぱいに抱えているのは、たくさんの供物。豊穣なる果実や穀物、それに呑み切れないほどのお酒も! 夏夜とハルくんは身体が小さいもので、どちらかといえば力仕事は夏朝の役割です。
「はるにゃー?」
「うん、大丈夫だよハルくん。このくらいなら……わあっ!?」
夏朝の腕から転がり落ちた黄金の林檎が、石畳をころん、ころころころろん! 夏夜がびゅんと飛んで追いかけますけれど、追いつけません。
「いけない、八百万神へのお供え物が……!」
ころころころり、ころんころん。
ぱしっ!
「よっと。夏朝ちゃん、大丈夫?」
「ああっ、真白ちゃんナイスキャッチ! ありがとうー!」
林檎を拾ってくれたのは、
白 真白
でした。
「夏朝ちゃん、夏夜ちゃんにハルくんも、おはよー。今日はがんばろーねー」
「来てくれて嬉しいよ、真白。よろしくね」
「はるにゃー!」
夏夜とハルくんが握手を求めると、真白はにっこり、指先でちょいっと小さな手をつまんでふりふり。
真白はここ御伽神社からずうっと西のほうにある、幻想神社の巫女さんです。彼女は時折お役目の合間に御伽神社を訪れては、夏朝たちと心置きなくおしゃべりしたり、お茶やお菓子を楽しむ間柄でした。
けれど今日の真白は、遊びに来たわけではありません。大事な、大切な、お役目があるのです。
「正午まであんまり時間がないね。夏朝ちゃん、準備ははかどってる?」
「うん、あとはお供え物を運べば終わりだよ」
「じゃ、半分持つね」
「ありがとう、助かる……!」
もうすぐ御着きになるお客さまたちをつつがなくお出迎えし、おもてなしをするのが、夏朝や夏夜、真白たち巫女の役割です。
「神さまたち、今年も楽しんでくれると良いけど……」
「だいじょーぶだいじょーぶ! 御伽神社での神儀は、いつも評判いいじゃない」
そう。これより催されるは、神々が集う神儀……にかこつけた、大宴会! つまるところ、新年会なのです。
毎年各地の神社仏閣、教会などが持ち回りで、この世のありとあらゆる神を招き、飲めや歌えや大騒ぎ。その給仕を務めるのが、巫女たちというわけなのでした。
と、夏夜がくいくいと夏朝の袖を引き、
「ところで、姫さまは? 姿が見えないけど……さすがに主催者不在じゃ格好がつかないぞ」
「うーん。また登場シーンにでも凝ってるんじゃないかな……? 時間には戻ってくると思うけど」
「はるにゃー」
ハルくんも、心配いらないよ、と言っています。
気まぐれな神社の主神に気を揉みながらも、巫女たちは準備を進めます。
さて正午を過ぎたところで、続々と集まり始めた八百万の神々たち。
ハルくんははるにゃー! とお客さまをお出迎え。真白も、夏朝と夏夜も、お酒を運ぶのに大忙しです。
「はあ、ふう。あっ、北の双剣山の主さま、いらっしゃいませ!」
「これは、南海の渡り風の神さま。お待ちしておりました。ごゆるりとお過ごしくださいませ」
「西のフェアリーテイル・チャーチの神父さまに、その主神、太陽神さま。ようこそおいでくださいました!」
お仕事のさなかに神々とすれ違えば、もちろん深々と頭を垂れてご挨拶。
「ご苦労さま、真白。ちゃんと働いてる?」
「あっ、兎神さま!」
真白が巫女として勤める幻想神社の主神、兎神さまがつかつかとやってきて、真白へ声をかけました。
真白が兎の巫女服を着ているのは、兎神さまにお仕えしているからです。巫女の装束は仕える神によってその意匠を取り入れていることが多く、夏朝と夏夜が身を寄せる御伽神社の主神などは、猫神さまだったりします。
「ほかの神々に失礼のないようにね。兎神の名を汚すことのないよう努めなさい。あなた、時どき調子に乗るのだから。気を付けなさいな?」
「は~い! 兎神さまも楽しんできてくださいねー」
「ええ、そうするわ。頑張ってね」
ひらりと手を振り、兎神さまは宴席のほうへ颯爽と歩いていきました。
夏朝と夏夜は揃って、ほうっ。見とれてしまいます。
「兎神さまはいつみても、かっこいいね」
「ああ、凛としているよね。それに比べて、うちの姫さまときたら……」
「えー? 猫神さまだってカッコイイじゃん。楽しいしさー。私、ああいう神さまも好きだな~」
なんて真白が言うもので、もちろん主神を敬愛する夏朝と夏夜だって、まんざらではなかったりしました。
そんなこんなでお酒を運び、おおよそ神々の面子もそろった頃。ぺかーっと頭上の空が光り輝き、みんなの頭に軽やかな声が響きます。
「はいはい、皆さま遠いところをよくおいでくださいましたのです」
ぺかーーーっ
御伽神社の主神、今年の新年会の主催者こと、
猫屋敷 姫
さま。きんきらの光を纏い、眷属の猫たちを引き連れてぞろぞろぞろりと、ど派手なお出ましでありました。
神さまたちから、やんややんやと拍手喝采が上がります。
「お酒もおつまみも、浴びるほど用意したのです。今年も思いっきり、楽しむですよー」
姫さまがなみなみと酒を注いだ升を掲げて、かんぱーい! 神さまたちはがぶがぶと、すごい勢いで飲み始めます。
さあ、ここからが真白に夏朝、夏夜のお仕事本番。お酒が切れないよう、気を配らなくてはなりません!
「よーし……がんばろう、夏夜ちゃん。真白ちゃん。ハルくんも」
「うん」
「おーっ!」
「はるにゃー!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月01日
参加申し込みの期限
2020年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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