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デェト デェト デェト!
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●買い物デェト!
金色のモールに白い雪の結晶の飾り付けだったり、君は来ない静かな夜のBGMだったり。駅ビルmiaoは11月だというのにXmas一色だ。季節というのは商業施設が運んでくるのかもしれない。シャンシャンとやや落ち着かない音に背を押され、人々の財布の紐も緩みがち。そんな商魂と季節感がせめぎ合う駅ビルで、のんびりとアパレルショップを覗く女の子がいた。
宮祀 智瑜
だ。
クリスマスも近いし冬用の可愛い洋服が欲しい。そんな女の子あるあるありまくりの可愛い思いを胸に、ウインドウショッピングを楽しんでいた彼女だったが、すっとその視線が止まった。
実は智瑜は軍のレーダー並の高性能探知機を内蔵しているのだ。どんな微かな痕跡でも捕らえてしまう。
え、それじゃ謎の秘密結社とかから引く手数多じゃないのと思った貴方。いやいや、実は人類皆備えているのですよ。ただ、ある特別な状態にならないといけないし、残念ながら……特定の人物1人だけにしか反応しない。さて、智瑜の場合は。
視界の片隅に入った(いや本当は空気の動きだけだったかもしれない)彼をキュピンと捕らえた瞬間、智瑜はくるりと振り向き駆け寄った。
「義弘先生!」
当の
桐島 義弘
がなんだどうしたとキョロキョロする中智瑜は一直線。そして何もないところで蹴躓き、それを義弘が慌てて支えるといういつも通りのお約束を済ませた。
―――ちなみにこの高性能探知機は、『恋のレーダー』というのですけどね。
こうして無事義弘をGet(?)した智瑜は、耳寄りな情報もGetした。実は義弘は、自身のネクタイを見に来たという。それを智瑜が聞き逃すはずもない。
「先生のネクタイ、私が選びます!」
「いや、おい、宮祀……!」
戸惑う義弘をぐいぐいと引っ張りメンズフロアに直行。あれでもないこれでもないどうしよう義弘先生全部似合って困っちゃうと言いながら、これ以上ないくらい真剣にネクタイを選んだ。
そして義弘がその内の1本を選び会計を済ませた途端、智瑜はガシリと義弘の腕を取った。
「さあ、先生のネクタイが終わったから、次は私の買い物に付き合って下さいね!」
「いや俺は別に頼んでない……」
「あのネクタイ、とっても先生に似合っていましたよ?」
「ぐっ……!」
押しかけとはいえ、選んで貰ったのは事実。義弘は眉を八の字にして逡巡した後、白旗を揚げた。
「分かった、付き合おう」
「やったー!」
智瑜は諸手を挙げて喜んだ。可愛くなりたいのは、好きな人がいるから。―――だったら、本人に好みを訊くのが1番だよね?
智瑜は義弘を連れレディスフロアに移動し、先ず店先のトルソーを見て回った。そこで義弘の反応を見ようと思ったのだ。
「先生、これはどうですか?」
セクシー系、お嬢様系、ロリータ系。様々な店のコーディネイトを見て回る。その度に義弘は目を白黒。
「俺は女性の服は分からん……!」
「でもでも、好みってあるでしょう? あ、もしやのスーツ系? う~ん、それはちょっとハードル高いです、先生。だって、コスプレみたいになっちゃいますもん。胸もきっとキツイし……」
確かに智瑜は童顔系の爆乳だ。すると何をどう想像していたのか、義弘がぼそりと呟いた。
「いや、でもそういうジャンルもあってだな……」
「え? 何のジャンルですか?」
純粋無垢な智瑜の問いにハッ! と我に返った義弘。頬を赤らめながらぶんぶんと首を振った。
「いや! 何でもない! こっちの話だ!」
「えー、どっちの話ですか」
「いいから! それより宮祀、服は自分が着たいものを着ればいいと思うぞ? ネクタイでも思ったが、お前のセンスは信用できる」
「そうですか……?」
やや話を逸らされた感はあるが、自分のセンスを褒められ悪い気はしない。
(私が着たい服は何だろう? 義弘先生の横で)
んー、と考えた後、智瑜は義弘に会う前に見ていたある店に行く事にした。
そこはリーズナブルだがトレンドも取り入れた、少し大人向けの店だった。もし義弘の隣で着るのなら、やはり大人っぽくなりたいと智瑜は思ったのだ。
義弘と歩く姿を想像しながら服を選ぶ。それはまさに今の光景。何だか信じられない。先生と自分の服を選んでいるなんて。
智瑜は1着のワンピースを手に取った。大人っぽいが、少し甘さも残したデザインだ。
「これ、どうですか……?」
ほうと義弘の眉が上がった。
「うん、いいんじゃないか?」
その言葉を聞いた途端、智瑜は義弘の腕を掴んで試着室へ直行。
「そこにいて下さいね、先生! 帰っちゃダメですよ!」
驚く義弘の目の前でシャッと試着室のカーテン閉めた。
そして。
「どうですか? 義弘先生」
くるり。義弘の目の前で、1回転してふわりとワンピースの裾を揺らす智瑜の姿があった。
「いや、うん」
義弘は眼鏡の奥の目をパチパチ。その横にはいつの間にか店員が来ており、「凄くお似合いですよ」と笑顔で言った後、だめ押しでにっこりと義弘を見た。
「ねぇ、彼氏さん?」
「「!」」
智瑜と義弘が同時に息を呑む。智瑜が「はいそうです!」と言うより早く、義弘が反応した。
「俺達はカップルじゃなーい!!」
その勢いに店員は早々に退散したが、智瑜の顔はにやけっぱなしだ。けれども、当初の目的を達しなくてはならない。……果たして、このワンピースは義弘のお眼鏡に適っているのか?
「先生!」
「な、何だ?」
ずいと智瑜が1歩出、その勢いに義弘が1歩下がる。言葉を濁されないよう、智瑜はしっかりと義弘の目を見て言った。
「このワンピース、私に似合っていますか?」
「う…………似合って、る」
「本当ですか?」
「……俺は嘘はつかん」
その言葉を聞いて、智瑜はにっこりと笑った。
「これ、買います!」
「義弘先生、見て頂いてありがとうございました!」
智瑜は義弘にほくほく顔でお礼を言った。まあ胸がきつかったりでサイズ調整はしたが、無事、件のワンピースをゲットしたのだ。義弘は頭を下げる智瑜に苦笑しながら、時計を見た。
「だいぶ時間が過ぎてたな……疲れただろう、宮祀。喫茶店でも入るか」
「え?! いいんですか?!」
「いやまあ俺も選んで貰ったしな」
「やった! デートですね!」
「違うと言ってるだろうが! そんな事言うと奢ってやらんぞ」
コンと義弘に頭を小突かれ、ペロリと可愛く舌を出す智瑜。とても楽しい買い物デート(?)となったのであった。
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定員
10人
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10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月22日
参加申し込みの期限
2019年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月29日 11時00分
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