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寝子島の風にのって、ぱーたぱた
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「ウォルター先生、かっこよかですー。勿論、いつもの格好も、スーツ姿も、全部かっこよかですが」
緩やかに紡がれる
倉前 七瀬
の言葉に、当の
ウォルター・B
先生は、動じることなくニコリとした。
「ありがとう。倉前の方も準備は完璧、だねぇ。これがテストなら満点だよ」
サングラスの向こう側で青い双眸が楽しげに煌めいているのに、七瀬の心はふわふわ弾む。
秋晴れの日に、ウォルター先生の運転で三夜山のオートキャンプ場にやってきた一行。
それなりの大所帯だが、自由時間にフライフィッシングに向かうのは、七瀬とウォルター先生だけだ。
「ウォルター先生と一緒に過ごせるの、嬉しかです」
「ふふ。教師冥利に尽きる言葉だねぇ。だけど……、」
「僕の指導は、結構厳しいよ?」
ここは学校の教室ではないのだけれど、鋭さを帯びた声に、思わず額を押さえる七瀬。
その反応に、ウォルター先生はくすと笑み零し、七瀬も、つられて笑った。
「改めて……今日はよろしくお願いしますね、先生」
バナーテイル・シートン
は中身を食べ終えたクルミの殻を、ぽいちょと投げる。
投げると言っても、ポイ捨てでは勿論ない。
タスニム・アルハビール
が起こした見事な焚火の中に、殻を投げ入れたのだ。
「うん、澄んだ空気の中で食べる木の実は格別なんだよー」
はむはむポリポリ、クルミを食べて食べて食べまくるバナーテイル。
ナイフで木の枝を器用に削りながら、タスニムは、呆れの色が滲む声を出す。
「しっかしお前、よく食うねぇ。……まあ、酒のつまみにゃ丁度良さそうだが」
「ん? うんうん。ここには美味しい木の実がたくさんだけど、お酒も悪くないよねー」
「だよなぁ? 飯時まで我慢……ってぇのも、性に合わねぇし……」
ちらり、キャンピングカーの方へと眼差しを遣るタスニム。
樽の中で冷やしている飲み物の中には、酒の瓶もあったはずだ。
(……ちょっくら、ちょろまかしてくるか?)
暇を持て余した挙句に何となく始めた箸づくりだが、真面目に仕事に打ち込むような性質ではない。
なんて思案する間も、ナイフを滑らかに操るタスニムの手は動き続けていて。
じきに、見事な箸が完成すれば、
「わ、すごい腕前だねー! 技術者として、尊敬に値する仕事ぶりだよー!」
と、バナーテイルが瞳をきらきらさせながら、タスニムの手元を覗き込んだ。
「あ? 別に、んないいモンじゃ……」
「いや、飛行マシンを作るにも武器を作るにも、部品の緻密さは捨て置けないんだよー!」
技術者の血が騒ぐのか、力説しながら、バナーテイルはぐいっと身を乗り出す。
「きみの仕事、もっと見たいんだよー! 木の実を食べるのは、ちょっとお休みなんだよー!」
愛くるしい瞳にじーっと見つめられて、タスニムは、はああ、と嘆息した。
(これじゃ、さぼるにさぼれねぇじゃねぇか。……まあでも、)
(タダ飯をたんまりいただくために、今日は、多少はシッポを振ってやるかな)
シオ・レイゼルオーク
は、上機嫌で編み針をちくちく操る。
穏やかな陽の光も、ブランケットも、シオに温もりを施してくれるけれど、
『中々器用だにゃ、感心にゃ』
なんて、膝の上で丸くなって声を弾ませる
お三夜さま
の温度は、シオにとって格別のもの。
何せシオ、お三夜さまのファンなのである。
だから、眦が自然と下がるのだって、仕方がない。けれど。
「ご一緒できて嬉しいですが、神社を留守にしていいんですか?」
シオの疑問に、お三夜さまはにんまりと猫の笑みを浮かべた。
『今日は特別にゃ。一之助と二右衛門に心配をかけにゃいように、こうして眷属も連れているしにゃあ』
成る程、シオとお三夜さまの周りには、幻のような影のような、半透明の猫達が集っている。
その内の一匹が、シオのラベンダー色の毛糸玉を、てしてしとした。
それを見留めたシオの目元が、ふわりと和らぐ。
「穏やかで幸せな時間、ですね」
来られて良かったと零したならば、お三夜さまが、応じるように喉を鳴らした。
「わああ! すっごく綺麗なんだぞ!」
鮮やかな紅葉の葉を陽に翳し見て、
東条 あんず
は光を散らすような声で言う。
赤紫の双眸が宝石の如くに煌めけば、あんずに寄り添う愛犬チビも、なんだかとっても嬉しそう。
鼻先でつんと優しく突かれて、あんずはチビの背をわしゃわしゃと撫で、
「チビも気になるのか? そしたら、ほら! 一緒に見よー!」
と、ぴっかぴっかの笑顔をチビに向けた。
1人と1匹の仲睦まじい姿を写真の形に切り取るのは、
薄野 五月
だ。
「やあ、いい写真が撮れましたー」
「! 写真、うちとチビが写ってるのか!?」
「そうですよー。他にも、辺りの景色とか、皆さんの様子とか、色々撮っていますー」
五月がふんわりとそう告げれば、「おおー!」とあんずの瞳は益々輝く。
「カメラ、うちも使ってみたいぞ! 葉っぱとか、空とか、綺麗なものいーっぱい撮るぞ!」
撮り方教えて! と元気に駆けてくるあんずを目に、
「ふっふ。お任せくださいー」
と、五月は柔らかい笑みを覗かせた。
チビが「おんっ!」と嬉しげに鳴いたのに、五月はびくりとしたが、
「あっ! チビも撮るから、そこでお利口さんにしてるんだぞ!」
とのあんずの言葉を聞き分けたチビは、尻尾を振りながらその場に賢く待機。
五月は内心にほっと胸を撫で下ろして、あんずにカメラの扱い方を教え始める。
「まず、ここをこうして、ですねぇ……」
真面目にレクチャーを受けるあんずの表情も、シャッターを切りたくなるようなきらきらしさで、
(きっと今日は、とびきり楽しい一日になりますね)
なんて、五月は、くすりと密やかに笑みを漏らした。
周囲の何もかもが、生き生きと美しく、楽しげに見えて。
五月は、それを己の目に刻むように見渡し、眩しさに目を細める。
鳥の声が、射し込む陽の光が、一行をあたたかく包み込んでいた。
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3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年11月30日
参加申し込みの期限
2019年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月07日 11時00分
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