this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
補習危機一髪! ~白い魔弾とウザイ奴~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
【触らぬ女神にタタリなし】
サンマさんにいら立っているのは刀だけではなかった。
(先生はちょっと怖いけど……化学を克服するためにも頑張らなきゃ)
高梨 彩葉
は頭を捻りながら苦手科目を克服する為に補習課題と向き合っていた。
一番苦手なのは美術で、次に苦手なのはこの化学。
先日の試験ではなんとか赤点はとらずに済んだが、克服しておかないといつ赤点になってもおかしくない。
「あ、あの、先生!ここ……解くコツとかってありますか?」
勇気を出して挙手すればウォルターがすぐにやってくる。
「どこ?」
「あの化学の……」
「化学!」
彩葉の隣の列にある席から弾けるような声をあげたのは
御薗井 E セレッソ
。
ふわふわの赤毛を揺らして身を乗り出す。
「ワタシも化学全然解らないノ!」
プリントが全く分からずぐるぐる目を回しかけていたセレッソにとって彩葉が質問したのはまさに渡りに船だった。
「水は水でいーのに、水素と酸素でーとかよくわからないの……」
困った様子の二人にウォルターはくすりと小さく笑みをこぼすと胸ポケットからペンを取り出してくるりと回して見せる。
「おや、もしかして二人には基礎というよりとっかかりが君達には必要かな?主要な元素記号は最低限覚えなきゃいけないんだけどさ、元素とか分子とかそういうものがイメージし辛いんだったらイメージしやすいもので考えればいいと思うよ。さっき御薗井が言ったように水は水素と酸素でできてる化合物になるんだけど、僕たちが普段見ている水は水で2つ以上のものがくっついたものには見えないからイメージしにくいんだと思う」
そう言ってウォルターは黒板に酸素の元素記号がお腹に書かれた猫が水素の元素記号の書かれた風船を持っている絵を描く。
主要五教科を教えられるハイスペック教師なウォルターだったが、絵心は若干不足しているのか動物達は少し不細工だった。
「水素は軽いから風船、酸素は身近なものだから猫ってイメージ。で、なんでこの組み合わせが水になるかっていうと……」
なんだか説明よりもウォルターの描いた絵の方に気を取られそうな二人だったが、それ以上に邪魔をしてくる存在がいた。
『なんだお前こんなのもわかんねーの?』
セレッソの肩に乗ってきたサンマさんは明らかに馬鹿にした口調でセレッソをからかう。
『中学、いや小学校の理科からやり直した方がいいんじゃねーのー?』
「はぅ!?」
心にグサッとくる言葉に涙目になりつつもセレッソは慌てて口を押さえる。
だって今目の前にはウォルターがいて勉強を教えてくれているのだ。
下手に騒いだら絶対に怒られてしまう。
『へー、お前結構胸でかいなー』
「!?」
彩葉の肩に乗ってきたサンマさんはド直球のセクハラ発言をかましてきた。
下ネタやその手の話が苦手な彩葉の顔が一気に真っ赤になるが、セレッソ同様騒いだら不味いと考えた彩葉は無視を決こむことにする。
しかし、サンマさんのセクハラはエスカレートの一途をたどる。
『いやー、ホントにけしからん。彼氏にでも揉んで貰ってるのか? ん?』
サンマさんが勝手にペンケースから取り出した鉛筆で彩葉の胸をつついた。
ブチッ。
彩葉の中で何かが切れる音がした。
『ファッ!?』
タンッと良い音を立てて教科書が机の上に立てられたかと思うとその陰に彩葉の胸をつついたサンマさんは引き込まれた。
「黙る? それとも三枚におろされる?……どっちがいいか答えろ」
いつの間にか彩葉の手にはペンケースの中に入っていたカッターナイフが握りこまれていて、キチチと不穏な音を立てて伸ばされる刃がサンマさんに突き付けられる。
いつもの彩葉からは想像もつかない低くドスの聞いた声と長めの前髪の隙間から睨みつけてくる冷たい眼差し。
サンマさんはダラダラと冷や汗を流し、彩葉の手の中からポンと煙のように姿を消した。
「もー、あんまり煩いとこの中で削っちゃうのヨ!」
一方セレッソの方もぽそぽそ小声ながらもサンマさんを一匹摘んで鉛筆削りの中に突っ込っもうとしていた。
ぷくーっと栗鼠のように頬を膨らませて怒っている様子は可愛らしいが、こちらもやっていることは結構えげつない。
当のサンマさんも鉛筆削りに足を突っ込まれた所で慌ててその姿を消した。
「で、こうなるわけ。どう、解った?」
無事サンマさんを駆逐した二人の意識はウォルターの声で補習に引き戻された。
「「は、は~い!」」
なんとかばれずに済んだが、なんとも嫌な汗が二人の背中を伝ったのだった。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
補習危機一髪! ~白い魔弾とウザイ奴~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月26日
参加申し込みの期限
2013年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!