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補習危機一髪! ~白い魔弾とウザイ奴~
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【白い魔弾の射手】
ほぼ後ろを向いたままという無理な体勢から飛ばしたと言うのに正確に環の元へ飛んでいったチョークだったが、環の無駄に良い反射神経と身体能力が映画のアクションシーンさながらの回避を可能にした。
先日のテストですっごい点数をとり今日の補習へと駆り出された環だったが、彼女が真面目に補習に取り組むことを期待する方が間違っている。
類は友を呼ぶ、同じ穴の貉。
うざい者はうざい者同士で惹かれあう。
つまり環はサンマさん達と仲良く遊んでいた。
といってもサンマさんの方は環の妨害に来たわけだが、そんな彼らの行為を環は「好意的」に受け取った。
つまりそういう遊びだと思ったのだ。
耳元に話しかけられれば友達のお喋りを聞くように耳を相槌をうち、シャーペンの芯を折られれば一緒になって折り、消しゴムを転がす様を応援しながら見守る。
環にストレスはゼロだった。
「僕の頭の中を甘く見たら痛い目見るぜ―!」
そしてこの(ドヤ)顔である。
「回転院、良い根性してるじゃない」
ウォルターの笑顔が、周囲の気温がまた冷え込む。
周囲の生徒が緊張に包まれる中、ウォルターの怒りという火に油を注ぐ者が現れた。
「もうこんな教室にいられるか! 私は帰らせて貰う!!」
唐突に席を立ったのは
双葉 仄
。
状況を考えれば、環含めて一部の騒がしい生徒や、容赦のないウォルターに嫌気がさしての行動ともとれるが。
仄はむしろこの状況を楽しんでいた。
つまり、彼女は騒ぎに便乗したのだ。
その証拠に彼女の口角は不敵な笑みを作るように僅かに吊り上った。
「……本当に、君達ときたら」
ウォルターがチョークを構える。
環と仄の二人は白い魔弾をどこか心待ちにしているかのようにわくわくとした表情だ。
一瞬の静寂、そしてそれを打ち破る魔弾が空を切る音。
ヒュン!
音は一つしか聞こえないが、実際には複数のチョークが一度に飛ばされていた。
二人それぞれに目掛けて白い魔弾が飛ぶ。
正確に、まっすぐ、速く、それは二人の額に着弾しようとしていた。
が。
「コントロールが良いということはそれだけ読みやすいということだ!」
「当たらなければ意味がないんだぜー!」
仄は下敷きでガード、環は再び紙一重で体を反らしてチョークをかわす。
得意げな笑みを浮かべる二人に対し、ウォルターはというと。
「はいはい、詰めが甘いよ。お二人さん」
「「!?」」
呆れたように溜息をついてウォルターは黒板の方へと向き直る。
仄と環、二人の額には避けたはずのチョークがめり込んでいた。
(投擲武器は腕や指の力や技術だけじゃない、か……)
撃沈した女子生徒二人の様子を冷静に観察していたのは
逆巻 天野
だった。
彼はサンマさん達に生徒の背後や視覚を陣取るように指示を出していた。
それでサンマさんが起こした悪戯を近くの生徒のせいにしてウォルターのチョークを誘導しようと思っていたのだが。
(瞬時に周囲のヒトやモノ、環境等を把握して利用しているのか。それが命中精度と攻撃力に影響しているようだね)
ウォルターにサンマさんの姿は見えていないようだったが、サンマさん達が動かした生徒の私物はちゃんと視えている。
そう、先ほど仄が弾き、環が避けたチョークは彼女達の近くにいたサンマさん達が持っていた下敷き、そして手鏡に跳ね返って彼女達の額に到達したのだった。
ウォルターには彼女らが飛んできたチョークを弾き返すこと、避けることは想定内。
そして兆弾を計算して弾速や入射角を調節し、チョークを飛ばした。
こういうことである。
こっそり感心する天野の他にもウォルターの射撃の腕に注目する生徒がもう一人いた。
先程までウォルターの解説を受けていた
八神 修
だ。
ちなみに彼も天野と同じく魔弾の餌食になった女子生徒二人の安否については全く意識が向いておらず、純粋にウォルターの腕に感心していた。
……クールビューティーだからしょうがない、ということにしておこう。
「先生は射撃もお得意なんですね」
「まぁね。これでも昔は警察官目指してた時期もあったんだよ?困った生徒を撃つ為の技術じゃないんだけどね」
悪戯っぽく笑いながらウォルターは肩を竦める。
「この学校にも射撃部があるんですよ。俺も所属しているんですが」
「へぇ、それは知らなかった。今度見に行ってみようかな」
「そんな、お見せできるレベルでは……」
思わず口ごもる修の肩にウォルターはぽんと軽く手を乗せる。
「射撃に必要なのは集中力と判断力。誰かに見られていても、どんな状況でも自分のフルポテンシャルを発揮できることが大事だよ。試験と一緒だね。だから八神ならいつ見られても大丈夫じゃない? この間の試験も完璧だったでしょ?」
「は、はい。……ありがとう、ございます」
少し戸惑いつつも、なんだか褒められた気がして、修の頬は少しだけ綻んだのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月26日
参加申し込みの期限
2013年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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