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●10月21日
その日、
三折部 朝衣
は、高校時代の恩師である
樋口 弥生
に誕生日プレゼントを贈るため、とあるアクセサリーショップを訪れていた。
(前に来た時から、いいなって思ってたのよね。まだ残っているといいんだけど……)
朝衣が樋口に贈ろうとしていたのは、少々値の張るシルバーのアクセサリーだった。
まだ二十歳である朝衣には少々高い買い物になるであろうことは間違いなかったが、すでに役所で働いている彼女には決して買えない値段でもなかった。
(樋口先生、元からカッコいいけど、あのアクセサリーをつけたらもっとカッコよくなると思うのよね)
記憶を頼りに、以前見かけたシルバーアクセサリーの棚を探し、ひとつひとつのアクセを目で追っていく。
幸い、朝衣の目的の品はまだ残っていた。
「……よかった」
ほっと息を吐いて、店員を呼び止めて、商品を買い求める。
「プレゼントですか? 無料で包装も承っていますが」
「ああ。じゃあ、お願いします」
慌てて買い求めにきたものだから、ラッピングのことなどすっかり失念していた。
(樋口先生、喜んでくれるかな)
慣れた手つきでアクセサリーをラッピングする店員の仕事を眺めながら、朝衣はこれまでの樋口との思い出を振り返っていた。
* * *
樋口 弥生
は、寝子島高校の芸術科の教職員である。
朝衣にとっては、高校一年生のときの『担任の先生』でもある。
朝衣が高校を卒業してからは、しばらく会うこともなかったが、今年の春に偶然再会してからは、しばしば会って話をする間柄になっていた。
(もともと、樋口先生とは音楽の趣味が合うこともあって、結構仲良くしてもらってたんだけどね)
すでに遠い昔のことのようにも思える高校生時代の記憶を、朝衣は少し遠い目をしてたどっていた。
(サーフィンで出会った彼氏と別れたときは、夜通し電話で泣きながら話を聞いてもらったりもしたっけ……)
今思えば何とも迷惑な話であった。
だが、当時の樋口は嫌な声一つ出さずに、ずっと朝衣の話に静かに耳を傾けてくれた。
そのことに、当時の自分がどれほど救われたことか。
「ラッピング、終わりましたよ」
「……あ、はい」
ひとしきり想い出に浸ったあたりで、店員から丁寧にラッピングされたプレゼントを手渡された。
礼を言って商品を受け取ると、朝衣は店を出て、その足で樋口宅に向かうことにした。
(特に仕事がなければ、今頃はもう家に戻っているはずよね)
ついでにコンビニに立ち寄り、『宅飲み』のために何本かお酒とおつまみも買っていく。
(あの頃は子供と大人だったけれど、今はもう立派な大人の女同士だものね)
家に着き、呼び鈴を鳴らすと、いくばくかの間の後で懐かしい恩師の声が聞こえてきた。
突然の来訪に、樋口はやはり嫌な顔一つせずに朝衣を自宅に招き入れてくれた。
「突然訪ねてくるものだから驚いたわ」
「ごめんなさい。どうしても、今日、これを渡したかったんです」
そう言って、朝衣は今日買って来たばかりのプレゼントを樋口に手渡した。
「樋口先生、お誕生日、おめでとうございます」
「あら、憶えていてくれたの? 嬉しいわ」
樋口は口元を手で覆い、上品に驚いた。
仕草こそ隙はなかったが、本当に驚き、そして喜んでくれていることがわかって、朝衣はそれだけでも来た甲斐があったと思った。
「開けてもいいかしら?」
「ええ。もちろんです」
朝衣が頷くと、樋口は丁寧に包装を解いて、プレゼントの中身を確かめた。
「綺麗なシルバーアクセサリーね。とってもセンスがいいわ。さすが三折部さんね」
樋口が微笑んで言った言葉に、朝衣は照れ臭いような、くすぐったいような気持ちになって笑う。
「先生なら、きっと似合うと思って。喜んでもらえたらいいんですけど」
「もちろんとっても嬉しいわ。三折部さん、本当にありがとう。さあ、上がっていって。まさか、このまま帰るつもりじゃないんでしょう?」
樋口の言葉に、朝衣は待ってましたとばかりにコンビニのレジ袋を持ち上げる。
「……じつはそのつもりで、色々と買ってきちゃいました」
いたずらっこのような笑みを浮かべて朝衣が笑うと、樋口もくすくすと笑った。
それから、朝衣は樋口と夜通しで色々な事を語り合った。
なんだか高校時代の教師と生徒の間柄に戻ったような、そんな気持ちになれた一日だった。
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担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月07日
参加申し込みの期限
2019年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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