this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
10月の☆ハッピーバースデー
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
●10月26日
その日、
羽生 碧南
は17歳の誕生日を迎えた。
とは言っても、何か代わり映えしたことがあったわけでもなく、その日も碧南は放課後の体育館でバスケ部の練習に励んでいた。
この10月で、二年生になって、早半年。
寝子高でも、後輩から「先輩」と呼ばれる学年となり、碧南にもそれなりに上級生としての自覚と責任の意識が芽生えてきた。
(やっぱり、それなりにしっかりしたところを見せとかないと、後輩に対して、示しがつかないもんねー)
おかげで、最近は大好きな乙女ゲームを攻略する時間もほとんどない。
(というか、忙しすぎて、なーんか忘れてる気がするなー)
それを思い出そうとしたところで、「先輩!」と後輩からお呼びの声がかかる。
その後輩は、180cmある碧南とほぼ同じ背丈を持つ高身長の持ち主で、碧南に大変よくなついていた。
「……あ、うん、ごめんね。すぐいくー」
碧南は、そこで思考を切り替えて、練習に戻った。
こうして、その日も、碧南の部活動は滞りなく終了した。
* * *
部活動を終え、碧南はシャワーで汗を流していた。
(うーん。やっぱりなんか忘れてる気がするなー)
シャワーをとめ、タオルで髪を拭きながら、碧南はそこで考えるのをやめた。
そんなことよりも、可愛い後輩達の指導メニューをもっと考えてやりたいと思ったからだ。
(後輩達の面倒を見るの、思ったより楽しいのよねー。卒業していった先輩達と昔の自分の関係を思い出しちゃうときもあるし……)
人懐っこい性格の碧南は、先輩達にもとても可愛がられた。
ときに優しく、ときに厳しく指導をされて、それの自分の後輩指導に役立っている。
(懐かしいな……。よく乙女ゲーのことでイジられたりしたっけ……)
一度思い出すと、思い出はとめどなく頭の中に甦ってくる。
(久しぶりに、先輩達に会いたいな……)
そんなことを思いながら、着替えを終えて寮に帰ろうとしたときだった。
「えっ……?」
ふいに視界が真っ暗になった。背後から誰かに目隠しされたのだ。
「––だーれだ?」
と、背中から声がする。
答えはわかりきっていた。いつもの背の高い後輩。
名前を言い当ててやると、「えへへ。さすが碧南先輩だー」と可愛らしい声が返ってくる。
「もう。いきなりそんなことされたらビックリするでしょー……」
目隠しを解かれた碧南は、後ろを振り返ろうとして、目を大きく見開いた。
すぐ目の前に、別の後輩女子部員が、大きな花束を抱えて、満面の笑みを浮かべて立っていたのだ。
「碧南先輩、お誕生日おめでとうございます!」
「え……?」
思いがけない言葉に、碧南は息を詰まらせる。
(……誕生日? ああ、そういえば、今日、私誕生日だっけ?)
言われてようやく思い出した自分に呆れてしまう。
「碧南、おめでとう!」
と、今度は視界の端からさっき思い出していたばかりの卒業していた先輩までもが姿を現し、碧南にお祝いの言葉を述べてくれる。
それを契機に「碧南、おめでとう!」「先輩、おめでとうございます!」とたくさんの部員達が口々にお祝いの言葉をかけてくれる。
「……先輩……みんな……」
突然のサプライズに、碧南は思わず涙ぐんでしまう。
「ちょっとなに泣いてるのよー。ほら、皆からプレゼントよー」
と、先輩が泣いた子供をあやすような口調で大きな箱を渡してくれた。
「……ありがとう。開けてもいいかな?」
部員達が頷くのを確認してから、箱を開ける。
中には、欲しかった乙女ゲーのグッズがたくさん入っていた。
「あっ、これ前から欲しかったやつ! 凄い……!」
碧南の好みを知り尽くした仲間達ならではのセレクトに、碧南は少女漫画のように目をキラキラと輝かせた。
(……ああ、今日は久しぶりに徹夜で乙女ゲーやろうかな。新作は、推しとのもっと甘いストーリーが楽しめるって噂だし––)
「ちょっとー!すぐに脳内妄想しちゃうんじゃないよ!」
「……っ!? べ、べつに私、妄想とかしてないしっ!」
図星を指された碧南が赤面して叫ぶと、部室が爆笑の渦が巻き起こる。
それから、しばらく碧南はこれまでの乙女ゲーにまつわる残念なエピソードを赤裸々に公開され、後輩に対する先輩の面目(?)を丸つぶれにさせる羽目になった。
だが、それは決してイヤな感じではなく、むしろ良い先輩や後輩に囲まれている幸せを幸福に思える––そんな誕生日になったと碧南は思っていた。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
10月の☆ハッピーバースデー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月07日
参加申し込みの期限
2019年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!