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10月の☆ハッピーバースデー
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●10月1日
星幽塔。第一階層。
サジタリオ城下町に軒を連ねる居酒屋『マルトンの店』。
「はーい! シャンパン3つお待たせしましたですわ! あ、いらっしゃいませ! 空いているお席にどうぞーですの!」
店に住み込みで働くケモノ耳の少女
アイオ・キャンドライト
は、その日も、歌に給仕に皿洗い––といつもどおりに忙しく働いていた。
(ああ、いそがしいそがしですの……! なんだか今日はやけにお客が多くありませんこと!?)
疲れなどおくびに出さずに笑顔で客に対応しつつ、アイオはふと気になって考えてみた。
(はて? 今日は何かのお祭りでしたっけ?)
『マルトンの店』は決して流行っていないわけではない。
だが、いつもはもう少し客の数も少ないはずだった。
星幽塔の人々はお祭り好きが多いので、何か催し事でもあれば自然と客も増えるのだが、アイオの知る限り今日は特に何も行われていないはずだ。
(それに、なんだかお客さんの面子も、注文される商品も妙ですわ……)
アイオは新たに注文されたケーキとシャンパンを両手に忙しなく厨房とフロアを行き来しつつ、店にやってきた客の顔に視線をめぐらせる。
(なんだか、いつもごひいきにしてくれている常連さんばかり。おまけに注文されるのはケーキとシャンパンばかりで……)
はじめに断っておくと、『マルトンの店』は酒場である。
おしゃれなケーキが売りのカフェではないし、ましてやケーキ屋などでは絶対にない。
それなのに、
「アイオ嬢ちゃん、こっちにケーキとシャンパン、4つ……いや、シャンパンは8つだ! 一人一本じゃ足りないからな!」
「は、はいですわー!」
店の客足は途絶えることなく増え続け、しかも誰もが皆口を揃えてケーキとシャンパンを注文する。
(……な、なんだかキツネにつままれたような気分ですわ)
釈然としない気持ちを抱えたまま、アイオはせっせとケーキとシャンパンを運び続けた。
そして、客席のほぼ全てが顔なじみで埋まり、しかもテーブルの全てが甘いケーキの匂いで包まれようとした頃のこと––。
「え……? お、お店を閉めるのですか?」
オーナーからの思いも寄らない言葉に、アイオは目を丸くする。
時刻はまだ夕刻だ。本来なら、一仕事終えた塔の住民達がこぞって酒場へ繰り出してくるかきいれどきのはずだった。
「……ま、まあ、オーナーがそういうのであればやぶさかではございませんが––」
いったい全体どういうことかと首を傾げながら、ふと店の表の看板を片付けようとしたきだった。
「え……?」
いつの間にか、店の扉に貼られていた一枚の紙にアイオの蒼い瞳が大きく見開かれた。
『本日アイオの誕生日パーティにつき貸切』
まだ状況が上手く呑み込めずに、茫然としながら店の扉をくぐったそのとき––。
パンッ、と無数の乾いた破裂音とともに、色彩豊かな無数の紙片とリボンが飛び散って、アイオをさらに驚かせた。
「アイオちゃん、160歳のお誕生日おめでとう!」
「ついに160の大台に乗ったなァ!」
「いやいや、人生600年と言われた時代はもう昔。今や人生1000年。アイオちゃんの人生はまだこれからだ!」
顔なじみのお客さんたちが口々にお祝いの言葉を述べてくれる。
率直な祝いの言葉を述べてくれる人もいれば、軽口を叩きながらでしかおめでとうも言えない素直ではない人もいる。
ただ一つだけ確かなのは、『マルトンの店』のオーナーも含めてここにいる誰もがアイオの160歳の誕生日を心から祝福してくれているということだった。
(おかみさんと常連客のみなさんで、こんなサプライズを計画していてくれたのですね……!)
アイオは、今の今まで、今日が自分の誕生日であることを忘れていた。
それだけに、このサプライズはとてもとても嬉しかった。
「よっしゃ! じゃあ、今日はいつも歌を披露してくれている俺達の歌姫に、いつものお礼といこうじゃねぇか!」
店の常連で一番年嵩の獣人が、パンと手拍子で、音頭をとる。
すると、常連客が皆で、アイオのためにバースデーソングを歌ってくれる。
いつもは歌って聞かせる側のアイオも、今日この日ばかりは静かに目を閉じて、常連達の歌声に耳を傾けた。
それは、決して上手な歌ではなかったが、とても胸に染みる、歌を愛するアイオにとっての最高のバースデープレゼントだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月07日
参加申し込みの期限
2019年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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