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\ オーバータイム!/
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悪魔のささやき
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●インスピレーション
それは晴れた日のことだった。
旅鴉 月詠
はインスピレーションを探すため、星ヶ丘寮内を散歩していた。星ヶ丘寮は各部屋が独立した建物で構成されているため、寮全体がひとつの町となっている。だから散歩といってもなかなかに広い。様々な発見や変化を見かけるが、これといった閃きは訪れない。
(特に何もみつからないが、のんびりした休日はいいものだ)
そもそも休日とは文字通り休むための日だ。それゆえスケジュールを詰め込むべきではない。
そう思いながら、町を一通り巡った月詠はエントランスの建物に入った。そこにあるソファに座り、足を休めながら時計にふと目をやるともうじき昼時だった。
昼食は自分で作ることになるが、目に付いたお茶請けを食べようか考える。菓子の材料は自室にあるので、持っていかずとも問題は無い。
(しかしここにあるということは寮にいる者のためだし、遠慮はしなくていいか)
この結論に達した月詠は菓子に向けて手を伸ばす。そのとき、自分の近くを飛んでいた『小さい何か』を自然な動作で捕まえる。それと一緒に白衣のポケットへひょいひょいと菓子も入れると、寮室へ帰るためにソファを立った。
自分の部屋に戻り、戸締りを確認すると持ってきた菓子とともに『小さい何か』を取り出した。みたところ妖精の類だろうか。たまに見かけるので、月詠は特に驚かなかった。外見はフェネックに近い。しかし黒い角や羽が背中に生えている。
「さて、君は何の妖精かね」
「あ、悪魔……」
「ほぉ、悪魔か」
言葉遣いは子供っぽく、どこか怯えているように見える。おそらくいたずらを仕掛けようと近づいたところで捕まったのだろう。そして躊躇いもなくポケットにしまわれ、ここまで連れてこられた。怯えている原因はそれだろう。月詠が気づいているかは分からないが。
「ところでさっき取った菓子食べるかね。ついでにお昼もどうだい?」
月詠はポケットから先ほど手に取った菓子を悪魔の前に並べる。一方、悪魔はその行動と発言にきょとんとした顔を浮かべる。しかし好奇心が勝り、慎重に菓子を食べ始めた。すると気に入ったのか、ぱくぱくと口に入れる。
「その様子ならランチも用意しよう。パンケーキに、追加でベーコンエッグとサラダ。これならバランスもいいだろう」
キッチンに立った月詠がそれらに必要な材料を取り出しながら、2人分のランチを作る。悪魔もすっかり警戒心を解いていて、運ばれてきたランチを美味しそうに食べる。
「パンケーキにはバター? メープル? 両方たっぷりかけてしまえ。食後のコーヒーにはミルクをたっっっぷり入れようか」
悪魔は勧められるままに贅沢なランチを満喫する。いったい唆しているのはどちらだろうか。すべて食べ終わると、悪魔は満足そうに目を細めた。
「さて下準備が整ったし、君を描かせてくれ。君は座って菓子を食べてるだけでいい」
そう言って、スケッチブックと筆記具を構える。
悪魔はもうすっかり寛いでいて、のほほんと食後のおやつを楽しんでいる。
「インスピレーションは消えてなくなる前に描き留めておかなければ」
「絵を描くの?」
「ああ。そもそもインスピレーションを探す為に散歩していたんだ。そしたら君が居たのでね」
話しながら月詠はスケッチを始める。
「菓子ならまだあるし、なんなら追い菓子もあるぞ。」
「そんなに……?」
「インスピレーションのためなら惜しまない」
「……欲望に忠実な人だ」
「当然。魔女だもの」
彼女はそれが当然のように答えた。
それから他愛のない会話とともにスケッチの時間が過ぎる。描き終わると、悪魔は部屋から去っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月05日
参加申し込みの期限
2019年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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