「眠いな……眠い。それにお腹が空いたな……」
とても眠い星の下にうまれついた
天 雲日は、道ばたで自分のお腹が鳴る音を聞いた。
昼飯を理由も脈絡もなくオゴってくれるような誰かを視線で探すも、そんな都合の良い人が都合良く現れるわけもない。
「おおっ。1000円拾った! これを使えば昼飯が食べられるが、いやしかし、こういう時は警察に届けるべきか……」
『……ネコババしちゃえばいいよ』
そこで雲日は、不思議なささやき声を聞いた。
「……なんだ?」
声は、耳元で聞こえてくる。
『ね、しちゃおうよ。ネコババ。そしたら、ご飯がタダだよ、タダ。ほら、そこのラーメン屋はどう? 美味しそうだよ』
雲日はくるりと自分の肩口を振り返った。
「動物の、赤ん坊……?」
それはいかにも可愛らしい、動物の赤ん坊のような……いや、よくよく見ると角と羽と尻尾がある。
悪魔だ!
悪魔は耳元に張り付き、雲日にささやいてくる。
『ね、しちゃおうよ。ね? ね?』
「ふーむ」
そんな声を聞いているうち、雲日もなんだか、それもいいんじゃない? やっちゃおっか? な気分になってくる。この悪魔にはそういう力があるようだ。
「ネ、ネコババ? ぬぬぬ……」
悪魔は寝子島中のあちこちに、数え切れないほど出没しているようだ。
果たして君は、悪魔の誘惑に抗うことができるだろうか……!?
こんにちは、よろしくお願いします!
天 雲日さん、ガイドに登場してくださりありがとうございました。
ご参加いただける場合は、ガイドに関わらず自由にアクションをかけてください。
概要
寝子島に、かわいらしい悪魔が出没しています。
悪魔の姿は、なぜか見える人と見えない人がいるようです。
悪魔はいつのまにか耳元へぴたりと張り付いて、イタズラや軽い犯罪など、
ちょっとした悪事をけしかけてきます。
「会社なんてサボってカラオケでもいこうぜー」
「お金ないの? 誰かにオゴらせればお金かからないよ☆」
「スカートめくり、しよ♪」
軽い犯罪といっても罪は罪、流されてしまわないよう気を付けて!
悪魔の言葉には何らかの力が働いているようで、聞き続けていると、
だんだん「それもいいかな」という気分になってきてしまいます。
葛藤したり、頑張って抗ったり、うっかり流されてしまったり、
自由にアクションをおかけください。
今回登場する悪魔は、動物の赤ん坊に角や羽が生えたような姿をしています。
どんな姿をしているかは、アクションで自由に指定可能です。
ところで……悪魔は赤ん坊っぽいだけあり、
性格もまるで子どものようです。
食べ物を与えたり、甘やかしたりして、逆に懐柔してしまうこともできるかも?
可愛い動物の赤ん坊とイチャイチャして楽しむのも良いかもしれません。
なお悪魔は、目的を達するか時間が経つと、どこかへ行ってしまうようです。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
NPCといっしょに、悪魔に翻弄されたり。NPCについている悪魔を何とかしようと奮闘したり。
誘惑にかられるNPCを何とか思いとどまらせたり、その逆だったり。
自由に交流してください。
以上になります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしています!