this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【演劇祭】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・寝子島!
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
◆
無事に終わった後のこと。
ひと心地ついた様子の出演者たちに、
佐藤 英二
が言った。
「みんな、本当にお疲れさま」
即興劇、しかも役者は当日かき集めたメンバー。
そんな無茶もいいところな劇をやりきった達成感を皆から感じて、少しほっこりした気持ちになる。
「スタッフの身で言うのも何だけど…劇の内容も斬新で良かったと思う。お客さんにもウケてたしね」
ねぎらいの言葉をかける英二の肩が、軽く叩かれる。
振り返れば、ののこがニシシと笑っていた。
「英二くんも裏方スタッフお疲れ様! 照明も音もすごかったよ!」
「あ、ありがとう。うまくいってたなら嬉しいよ」
なんだか急に照れくさくなって、視線を泳がせて頬をかく。
裏方に全力を尽くしたのは、舞台に立つのだけは絶対に避けようという側面もあったのだが。
そう言ってもらえると、「それだけ」じゃなかったな……と思えて、またちょっぴり心がほっこりした。
そんな話をしているところへ、
曖浜 瑠樹
と
愛猫 萌々子
の二人がやってくる。
「楽しかったよぉ、ありがとうなぁー!」
「誘ってくださってありがとうございますののこ様……じゃなくて、ののこ先輩!」
にこにこ笑顔の瑠樹と、深々頭をさげる勢いの萌々子。
その様子を見て頬を緩めつつ、英二は言った。
「野々さんも、即興劇の企画に勧誘に……色々、ほんとにお疲れ様」
「みんなありがと! きっしっし♪」
とびきり楽しそうな笑顔をののこは返し、三人もそれに笑顔を返すのだった。
◆
志波 拓郎
と
高梨 彩葉
は、フェス会場をぶらぶらしながら舞台のことを思い返していた。
「カオスな舞台で、面白かったね!」
「……うん。……いや、ほんとにカオスだった、な」
「魔女(とお助けアイテム)を配達する謎の男」が成立しちゃうんだから、そりゃもうカオスである。
よくやりきれたな、と思わず遠い目になる拓郎。
それもきっと、彩葉が居たおかげなのだろう。
「……そういえば、足、大丈夫?」
「うん、平気。おんぶしてくれてありがとね!」
「力なら、自信ある……から」
今になってちょっと恥ずかしくなったのか、拓郎は首の後ろをかく。
拓郎が彩葉の魔女をおんぶしていたのは、元を辿れば彩葉の足の怪我を慮ってのことだった。
彩葉が入った段ボールの箱を拓郎が台車で運ぶ、という手もあったのだけれど。」
それでは彩葉が可哀想だから、と拓郎がおんぶで配達することになったのだ。
話しているうちに、屋台の並ぶエリアに入ったらしい。
ほのかに甘い香りが、二人の鼻をくすぐる。
「せっかくだし、ぶらぶら見てまわろっか」
彩葉の提案に、こくりとうなずく拓郎。
「じゃあまずは、甘いもの……買いにいかないか?」
「さんせー! 行こ行こ!」
ゆっくりな歩幅で、けれど楽しそうな足取りで。
二人は、屋台の方へと向かっていった。
◆
観客席の近くを、
八神 修
と
七夜 あおい
が歩いている。
「素敵なウェンディだったよ」
「ありがと。修君のピーターパンも素敵だったよ」
ややって、あおいがくすっと小さく吹き出す。
「どうかした?」
「普通のピーターパンとウェンディとは、全然違ったなぁって」
「確かに」
即興劇だし、ピーターパンがベースというわけでもないし。
全然違うものになるのは当たり前で、そしてだからこそ楽しかった部分もあるのだろう。
「あおいはウェンディを演じてみて、どうだった?」
ほんの少しの間があって、あおいの視線がちらりと泳ぐ。
なんだか言いにくそうな空気に、修の脳裏に一瞬不安がよぎる。
「……アドリブについていくので頭がいっぱいだったから。すぐに出てこないかも……感想」
なんのことはなかった。
即興劇なんて、そうそうやるものでもなし。仕方ない気は少しする。
小さく苦笑する修に、「でも」とあおいは言葉を続けた。
「よく覚えてたね、私が『ウェンディになりたかった』って言ってたの」
以前、古本屋でたまたまそんな話をしたことがあった。
だから、修はあおいにウェンディをやってもらおうとしたのだ。
けれどそれもしばらく前のことで、あおいが驚くのも当然だった。
「そりゃあ覚えているさ」
にっこりと涼しげに、当然と言わんばかりに修は微笑むのだった。
◆
舞台を終えて、着ぐるみも脱いで、それで一区切りついたからなのだろう。
お腹が空いたし、喉も乾いた
嘉渡洲 稀跡
は、次の劇が始まる前に飲食コーナーへ向かうことにした。
先に飲み物を買おうと、自販機コーナーへと向かう。
すると、
「あ、たぬきのお姉さん!」
ちょうど同じタイミングでやって来た瑠樹に、声をかけられた。
「……あら。魔法少女役、お疲れ様」
「ありがとぉー! たぬきさんもお疲れ様なんだよぉ!」
隣同士並んで、別々の自販機で飲み物を購入する。
ガコンガコン、と自販機で買い物した時特有の音が2つ。
ジュースをごくごく飲んで、瑠樹はぷはっとかわらしく息を吐いた。
それから、稀跡の方を見上げて口を開く。
「お姉さんは劇、楽しかった? オレは楽しかったよぉー!」
「そうね……」
手元のペットボトルを見つめて、稀跡は少し考える。
演技ができていたかは、正直わからない。
けれど楽しい中に混ざれていたのは、嬉しい気がする。
ーーだから。
「……なかなか楽しかったわ、ね」
ぷしゅ、っと。
キャップを開ける稀跡の口元は、ぱっと見はいつもの無表情で。
けれどほんのり、楽しそうに頬が緩んでいた。
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
風雅宿
ファンレターはマスターページから!
大変お待たせいたしました。
皆様、即興劇はいかがでしたでしょうか。
性質上、風雅にしては珍しくアドリブ度合い高めのリアクションとなりましたが、
お楽しみいただけたのでしたら幸いです。
それでは、またどこかで。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【演劇祭】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・寝子島!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年09月25日
参加申し込みの期限
2019年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!