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dive into …… ~いざ、絵の中の世界へ!~
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★寝子高ふしぎ大冒険(
恵御納 夏朝
)
「睦君、お待たせ! できたよー!」
睦君の役に立てるなら、喜んで! と睦(むつ)からのお願いを快諾した夏朝。
そんな彼女は、大きめの画用紙に水彩絵の具などを使って描いた絵を、睦の元へと持参した。
「わあ! 夏朝殿が、ご自身で描かれた絵なんですね!」
「うん、そうなんだ。……結構盛ったけど、大丈夫かな……?」
負担がかからないだろうかと案じて問えば、睦は、精一杯キリリとした顔を作って、
「大丈夫です! これもまた、いい勉強になりますので!」
と、両の拳をぐっと握ってみせる。
「良かった……。それじゃあ、」
「あ、夏朝殿、先に一つだけいいでしょうか?」
夏朝が不思議に思いながらも頷くのを確認してから、再び口を開く睦。
「夏朝殿が絵に込めた心は、絵の中の世界に、『本物』として召喚されることがあります」
「……? 睦君、どういうこと?」
「例えばこの、夏朝殿にそっくりな少女の絵。夏朝殿の、特に強い想いを感じます」
睦が示したのは、夏朝の別人格――片割れの少女・夏夜の絵だ。
「それはつまり……本物の夏夜ちゃんに、絵の中で会えるの?」
「恐らく、そうなると思います。あとはこの、何でも屋のお二人も、可能性があるかと」
「あ。2人も一緒に過ごせたらなって思いながら描いたから……」
胸いっぱいの期待と、幾らかの緊張。
それらを抱えて、夏朝は絵の中の世界へとダイブした。
◇
「すごい、理想通り……!」
思わず、夏朝はそう声を上げた。
(細かく描いてたら時間がかかりすぎるから、大まかに描いた部分も結構あったのに……)
それらが、絵の中の世界――夏朝の理想を詰め込んだ寝子高では、ちゃんと補完されている。
「壮観だね。それで、これからどうする?」
いつの間にか隣に立っていた夏夜が、どこか楽しげに言った。
「! 夏夜ちゃん!」
「夏朝、そんなに驚かなくても。嬉しいのは僕も同じだけど……あ、」
「夏夜ちゃん?」
急に黙り込んだ夏夜の視線を、夏朝も追う。
こちらへと向かってくる
犬杜 初
と
犬杜 一閃
の姿が、焦げ茶の双眸に映った。
「夏朝、何ここ! めちゃくちゃ可愛い休憩室があるんだけど!」
「……人によく慣れた犬や小動物と触れ合える場所もあったな」
「あ、普通の休憩室もあるよ。それに、猫さんと一緒に過ごせる空間も……」
初と一閃の言葉に夏朝がそう応じれば、初が、
「夏朝、詳しすぎる!」
と、ビシリ、犯人を突き止めた探偵のように、夏朝に人差し指を向ける。
一閃が、「初、友達を指差すんじゃない」と従妹を嗜めた。そうして、
「詳しいことはわからないが……俺達は恵御納に招待された、という認識で構わないか?」
と、夏朝に尋ねる。
こくり、その言葉に頷いたあとで、夏朝ははたと、夏夜のことを紹介せねばと思い当たった。
が、しかし。
「そっちは、夏夜だよね?」
「え? 初ちゃん、何で……」
「わかんないけど、たぶん、夏朝が初達をこの世界に招待したから? かな?」
「……察するに、演劇祭の対の少女だな。お前のことを記憶して戻れるかはわからないが、よろしく頼む」
「話が早いね、よろしく」
夏朝が驚いている間に、召喚された3人の間ではすっかり話がついてしまった。
ぽかんとしている夏朝の右手を夏夜が、左手を初が包む。
「夏朝。難しいことは今は置いておいて、君が作った世界を楽しもう。折角の機会だ」
「そうそう、夏夜の言う通り! ねえねえ、4人でどこに行ってみる?」
初の言葉に小さく挙手をしたのは、一閃だ。
「すまない。どうやら俺は、この世界で仕事があるようなんだが……」
「……あ。そうだ、一閃さんは図書室に荷物を運ぶところ、だよね?」
自分が描いた絵を思い出しての夏朝の言葉に、一閃が静かに頷いた。
「じゃあ、お兄ちゃんの仕事に付き合うついでに色々見て回る! っていうのはどう?」
「悪くないね」
初が提案し、夏夜がそれに応じる。
「それじゃあ……図書館に向かって、皆で出発!」「うん、行こう、夏朝」
明るい声を零して、さあ、楽しい探検の時間の始まりだ。
「図書室大きい!!」
物語に登場する巨大図書館の如き図書室の様相に、初が声を跳ねさせる。
「図書室では静かにね」
と、一閃より先に、夏夜が言った。
「……それにしても、この場所にいる人達は、皆、笑顔なんだな」
「うん。その……僕が、そうあってほしいと思ったから」
ふと零した声に夏朝がそう応じたのに、「恵御納らしいな」と一閃は少し笑う。
夏夜も、夏朝の目を真っ直ぐに見て、
「僕も、ここまで一緒に探検してきて、夏朝らしい世界だと思ったよ」
と述べ、それから、楽しげな様子の人々や猫達に目を向けた。
夏朝も、かけがえのない片割れの少女と同じものを、彼女と並んで、眼に映す。
(この理想を、絵の中の世界の出来事を、大切な思い出として抱いて、歩いて行こう)
何もかも全ては難しくとも、叶えたいものを叶えられるように。
「睦君……本当に、ありがとう。この経験が、睦君の役に立ちますように……!」
呟いて、夏朝は目前の光景を、確かに目に焼き付けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年09月30日
参加申し込みの期限
2019年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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