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dive into …… ~いざ、絵の中の世界へ!~
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★夢色銀河の庭(
八神 修
)
「修殿、ご協力、本当にありがとうございます」
深々と頭を下げる睦(むつ)へと、修はにこやかに笑みかける。
「そんなに恐縮しなくても、俺はこういうの大歓迎だぞ」
そう告げて、「ああ、そうだ」と修は荷物の中からある物を取り出し、睦に手渡した。
「修殿、これは……」
「スイートポテトを作ってきたんだ。力を使ったら疲れるかもと思ってね」
よかったら食べてくれ、との修の言葉に、
「わ、わ! ありがとうございます……!」
と、睦の青い目はきらきらと輝く。
「では早速……じゃなくて、ダイブが先ですね! どんな絵をお持ちになったんですか?」
「ああ、それはね……」
悪戯っぽく微笑して、修が取り出したのは――。
◇
いつの間にか、修は、夜の森に立っていた。
風が木の枝を揺らし、さやさやさやと葉っぱ達を歌わせる。
ふと見上げれば、そこには、七色の煌めきを惜しげもなく散らす、魔法めいた星空。
「やっぱり、綺麗だな……」
呟きが、修の唇を揺らす。
修が睦の元へ持参したのは、近年評価され始めた画家の絵だ。
既にこの世を去った彼は、生前、夜空の絵ばかりを描いていたという。
――くーん。
鳴き声に、修は、ふと我に返った。
足元に、先ほどまではいなかったはずのころころとした子犬が寄り添ってくる。
「うちのカーキーに似てるな」
と呟いて、犬を抱き上げようとする修。
けれど子犬は、するりとその手を擦り抜けた。
警戒されてるのか? と思ったのは一瞬のこと。
修はすぐに、子犬が、自分をどこかへ案内しようとしているのだということに気が付いた。
「成る程。行ってみるか」
迷うことなく、修は小さな案内人を追って、宝石を散らしたような夜空の下を歩き出す。
森を抜けると、そこは、ヨーロッパ風の美しい庭園だった。
子犬の姿は、いつの間にか消えている。
そして、その代わりのように、
「あれは……」
修は、ガゼボ(西洋風の東屋だ)の中に見知った少女の姿を見留め、そちらへと足を向けた。
こちらの気配に気づいてか、少女が、ふっと修の方を向く。
瞬間、修は、息をするのも忘れた。
――あおいだ。
クリーム色のドレスに身を包んだ
七夜 あおい
が、真っ直ぐにこちらを見ている。
修はガゼボの入口で、きちりと姿勢を正し、ドレス姿のあおいへと声を投げた。
「何をなさっているのですか、姫君?」
「ふふ。姫君だなんて、くすぐったいなぁ。星空を見てたんだよ、修君」
「え? ……俺の名前を知ってるのか?」
「勿論知ってるよ。八神修君。ね? 合ってるでしょ?」
変なこと聞くなぁ、と、くすくす笑うあおい。
いや、ごめん、と、修は首の後ろを掻いた。
「えっと……そうだな、軽く説明すると、俺にとってここは、絵の中の世界なんだ」
「ふむふむ」
「それで俺は、絵の世界の登場人物の容姿が俺の記憶から選択された可能性が高いと分析した」
「へえ……さすが修君、難しいことを考えるね」
「だけど、外れだったみたいだな」
「うーん、どうなんだろう? 私は今、自分が夢を見ているってつもりなんだけどな」
「夢?」
「うん、そう。ねえ、修君の絵の世界と、私の夢が繋がるってことは、あり得ないかな?」
あおいに首を傾げられて、「そういえば……」と修は口元に手を宛がう。
(この絵の作者は、魔法めいた星空の絵ばかりを描いた。それには理由があって……)
彼には、若くして命を落とした、大切な人がいた。
彼が、夢の世界を思わせるような幻想的な夜空を好んで描いたのは――、
(そんな空の下ならその相手に再会できるんじゃないかと、そう思ったからだという文献があったな)
ならば、絵に込められたそういう想いが、あおいをここに呼んだのかもしれない。
そんなふうに考え込んでいたら、
「修君」
と、あおいが、花咲く笑顔で修のことを呼んだ。
「変なこと聞いて、ごめんね。折角だからさ、ここで私達が会えた考察は置いておいて……」
一緒にこの夜空を楽しもうよ、と、あおい。
「……ああ、そうだな」
笑みに笑みを返して、修は、ガゼボの中へと足を踏み入れた。
あおいと並んで夜空を見上げ、そうして思う。
(あおいが、この魔法の時間のことを忘れてしまっても、)
――俺はこの記憶を、大切な思い出の一つとして胸に抱き続けるよ。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年09月30日
参加申し込みの期限
2019年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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