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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【演劇祭】魔法のアーティスト☆キュートないぬみん
【ウェディング】月と太陽と星の海
【『魔法のアーティスト☆キュートないぬみん』（５）】
るなちー、それにあかりんにとっては、故郷を取り戻すための戦いです。
「スイート・ボイス！！」
「ウィングレインなの～！！」
「さすがだ、勇者たち。しかしそれでは、我を倒すことはできないな」
飛び交う魔法。交錯する光と闇。
いぬみんもまたその真っただ中にあって魔法を放ちながら、けれどどこか静かな心で、あくの魔法使いを見上げます。
（応えて、いぬみんのマジカルサムシング！）
いぬみんは『グリーンリボン』へと祈りを込めて、願います。
『うわわわ、やばい、今のはやばかった！ どうしよう、負けそう……今のうちに謝っちゃう？』
「……え？ この声は……？」
聞こえてきたのは、ひどく気の弱そうな、男の子の声。
「これが……あくの魔法使いの、本心なの？」
物語における宿敵。倒すべき悪！
そんなキャラクターに、なぎさは別の側面も加えることを提案しました。
『ま、まだワンチャンあるから！ 大魔法を使えば一気に……で、でもその隙がないよ～、どうしよう！？』
『ううっ、負けちゃうよ……負けちゃったら、全部なくなっちゃうのに。終わっちゃうのに……！』
あくの魔法使いは虚勢を張っているだけで、本当は気弱な男の子。なぎさがそれを表現するのに用意したのが、なぎさ自身が吹き込んだ録音テープでした。
それに、あくの魔法使いには、かわいらしい一面もたくさんありました。
いぬみんがマジカルサムシングを通じて見ている光景として、スクリーンへ映像が投影されます。
『このジュース、好きなんだよね～。そうだ！ 魔法の力で買い占めちゃえ♪』
『ふふふ。このお店のおもちゃは、ぜーんぶボクがいただいたよ！ 魔法で動かして、おもちゃの兵隊を作るんだ♪』
『友だちが欲しいな。ひとりはつまらないや……そうだ！ 魔法で、ボクのことを好きになってもらえばいいんだ！』
「……そっか。最初は、ふつうの男の子だったんだね。でも、人より強い魔法を持っていたばっかりに、彼は……」
魔法でちっぽけなイタズラをするだけに過ぎなかったのが、やがては悪の道へと落ちていったなぎさ。けれどその心は未成熟のまま、弱気な男の子のまま。
なぎさは複雑なキャラクターを、演出と自らの演技によって、見事表現してみせたのでした。
「分かったよ。いぬみんたちがやるべきこと……！」
見ればあかりんとるなちーも、いぬみんへこくりとうなずきました。どうやらふたりへも、マジカルサムシングを通じていぬみんの意思は伝わっていたようです。
「あかりん！ るなちー！」
「分かってるのなの、いぬみん！」
「うん……最後のマジカルサムシングを使う時だね！」
そうして再び、勇者たちは『あなた』へ助けを求めるのです。
みみみが心の声で語りかけるのは、四つ目のマジカルサムシング……『民の声』でした。
『みんな！ いぬみんたちに、力を貸してあげてよ！！」
「ふおおおお、トワたちの出番なのデス！ とわわーーーっ」
客席は大興奮！ トワだってテンション爆上げ急上昇！
『声を上げるだけでも、拍手してくれるのもＯＫ！ サイリウムやペンライトを持ってたら、ぜひ光らせてね。それがいぬみんたちの力になるから！』
「大ざっぱだな……そんなんでいいのかよ。せめてやり方は統一してくれ」
相変わらずぶつくさツッコミを入れている楓ですけれど。
「ほらほらー、カエデも！ カエデもー！」
「分かった分かった。そら、これでいいか？ いいだろ」
「懐中電灯……マーよしとするマス！ さー、それではごいっしょニー！」
みみみん！
みみみん！
いーぬーみーん！ デス！
Let's artist！
「アカリやるなちーの応援も忘れてはならぬのデス！」
Lovely！ アカリー！
Angel magicが炸裂するマス！
Sweet！ ルナチー！
honey trap！
甘い誘惑ってヤツデスー！
ある人はあらん限りの大声で叫び、ある人は奇妙なダンスを踊っています。ある人は狂ったようにペンライトを振りたくり、肩を組んで合唱する人たちもいます。
トワも両手をふりふり、声を振り絞って全力応援！ 楓もやる気なさげではありながら、トワのためか懐中電灯をぶおんぶおん。
「これでFINISH！ なのデスー！！」
そんな『民の声』が、ステージ上へと届いた時。ぱあっ！ ひときわにまばゆいスポットライトの輝きが、三人の勇者たちを包み込みました。
天から降りそそぐ光が晴れた時。そこに立っていたのは、これまでの三人ではありません。
清楚で純粋無垢。真っ白の衣装に身を包む、新たな勇者たちの姿です！
「『ラブリーあかりん・エンジェリックフォーム』！ 参上なの♪」
あかりんは、天使というよりもはや女神！ 神々しく美しく降り立ちます。
「『スイートるなちー・インフィニットフォーム』！ 魔法王国のため、お姉ちゃんのために、戦います！」
るなちーは純白のアイドル。可憐に華麗にステップを踏み、高らかに歌い上げます。
そしていぬみんは、
「『キュートないぬみん・エターナルフォーム』！ みんなの想いを、力に変えて！」
一点の汚れもないウェディングドレスを纏い、くるり身を翻して。
「ラブリー！ スイート！ 最後の大技、いっくよ～！！」
三人の力を、今ひとつに束ねて！
きらりん！
「「「ハートフルウイングぅ～！ ドリーミング！ ウェーーーーーーブッ！！」」」
るなちー、それにあかりんにとっては、故郷を取り戻すための戦いです。
「スイート・ボイス！！」
「ウィングレインなの～！！」
「さすがだ、勇者たち。しかしそれでは、我を倒すことはできないな」
飛び交う魔法。交錯する光と闇。
いぬみんもまたその真っただ中にあって魔法を放ちながら、けれどどこか静かな心で、あくの魔法使いを見上げます。
（応えて、いぬみんのマジカルサムシング！）
いぬみんは『グリーンリボン』へと祈りを込めて、願います。
『うわわわ、やばい、今のはやばかった！ どうしよう、負けそう……今のうちに謝っちゃう？』
「……え？ この声は……？」
聞こえてきたのは、ひどく気の弱そうな、男の子の声。
「これが……あくの魔法使いの、本心なの？」
物語における宿敵。倒すべき悪！
そんなキャラクターに、なぎさは別の側面も加えることを提案しました。
『ま、まだワンチャンあるから！ 大魔法を使えば一気に……で、でもその隙がないよ～、どうしよう！？』
『ううっ、負けちゃうよ……負けちゃったら、全部なくなっちゃうのに。終わっちゃうのに……！』
あくの魔法使いは虚勢を張っているだけで、本当は気弱な男の子。なぎさがそれを表現するのに用意したのが、なぎさ自身が吹き込んだ録音テープでした。
それに、あくの魔法使いには、かわいらしい一面もたくさんありました。
いぬみんがマジカルサムシングを通じて見ている光景として、スクリーンへ映像が投影されます。
『このジュース、好きなんだよね～。そうだ！ 魔法の力で買い占めちゃえ♪』
『ふふふ。このお店のおもちゃは、ぜーんぶボクがいただいたよ！ 魔法で動かして、おもちゃの兵隊を作るんだ♪』
『友だちが欲しいな。ひとりはつまらないや……そうだ！ 魔法で、ボクのことを好きになってもらえばいいんだ！』
「……そっか。最初は、ふつうの男の子だったんだね。でも、人より強い魔法を持っていたばっかりに、彼は……」
魔法でちっぽけなイタズラをするだけに過ぎなかったのが、やがては悪の道へと落ちていったなぎさ。けれどその心は未成熟のまま、弱気な男の子のまま。
なぎさは複雑なキャラクターを、演出と自らの演技によって、見事表現してみせたのでした。
「分かったよ。いぬみんたちがやるべきこと……！」
見ればあかりんとるなちーも、いぬみんへこくりとうなずきました。どうやらふたりへも、マジカルサムシングを通じていぬみんの意思は伝わっていたようです。
「あかりん！ るなちー！」
「分かってるのなの、いぬみん！」
「うん……最後のマジカルサムシングを使う時だね！」
そうして再び、勇者たちは『あなた』へ助けを求めるのです。
みみみが心の声で語りかけるのは、四つ目のマジカルサムシング……『民の声』でした。
『みんな！ いぬみんたちに、力を貸してあげてよ！！」
「ふおおおお、トワたちの出番なのデス！ とわわーーーっ」
客席は大興奮！ トワだってテンション爆上げ急上昇！
『声を上げるだけでも、拍手してくれるのもＯＫ！ サイリウムやペンライトを持ってたら、ぜひ光らせてね。それがいぬみんたちの力になるから！』
「大ざっぱだな……そんなんでいいのかよ。せめてやり方は統一してくれ」
相変わらずぶつくさツッコミを入れている楓ですけれど。
「ほらほらー、カエデも！ カエデもー！」
「分かった分かった。そら、これでいいか？ いいだろ」
「懐中電灯……マーよしとするマス！ さー、それではごいっしょニー！」
みみみん！
いーぬーみーん！ デス！
Let's artist！
「アカリやるなちーの応援も忘れてはならぬのデス！」
Angel magicが炸裂するマス！
Sweet！ ルナチー！
honey trap！
甘い誘惑ってヤツデスー！
ある人はあらん限りの大声で叫び、ある人は奇妙なダンスを踊っています。ある人は狂ったようにペンライトを振りたくり、肩を組んで合唱する人たちもいます。
トワも両手をふりふり、声を振り絞って全力応援！ 楓もやる気なさげではありながら、トワのためか懐中電灯をぶおんぶおん。
そんな『民の声』が、ステージ上へと届いた時。ぱあっ！ ひときわにまばゆいスポットライトの輝きが、三人の勇者たちを包み込みました。
天から降りそそぐ光が晴れた時。そこに立っていたのは、これまでの三人ではありません。
清楚で純粋無垢。真っ白の衣装に身を包む、新たな勇者たちの姿です！
「『ラブリーあかりん・エンジェリックフォーム』！ 参上なの♪」
あかりんは、天使というよりもはや女神！ 神々しく美しく降り立ちます。
「『スイートるなちー・インフィニットフォーム』！ 魔法王国のため、お姉ちゃんのために、戦います！」
るなちーは純白のアイドル。可憐に華麗にステップを踏み、高らかに歌い上げます。
そしていぬみんは、
「『キュートないぬみん・エターナルフォーム』！ みんなの想いを、力に変えて！」
一点の汚れもないウェディングドレスを纏い、くるり身を翻して。
「ラブリー！ スイート！ 最後の大技、いっくよ～！！」
三人の力を、今ひとつに束ねて！
きらりん！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2019年09月12日
- 参加申し込みの期限
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- 2019年09月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2019年09月19日 11時00分
