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【演劇祭】魔法のアーティスト☆キュートないぬみん
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【『魔法のアーティスト☆キュートないぬみん』(2)】
(いよいよ出番なのー!)
明里は待ちきれないといった様子で、舞台袖にてそわそわ。わくわく。
勇者たるいぬみんが魔法王国へやってきたところで、まず最初に立ちはだかるのが誰あろう、明里その人というわけでして。
天使な明里が、今回は悪役を熱演!
といっても、
(わるいのは最初だけなの)
みんなの明るい天使を標榜する明里ですもので、あくの魔法使いの手先として悪事をはたらくのは、演技とてちょっぴりの葛藤もあったりしました。
けれど明里の演じるキャラクターには、それにとどまらない大事な役割があるのです。
(舞台へとつげきするのよ~!)
あかりはくりりと悪役っぽく眉毛をねじ上げて、スポットライトの中へ駆け出していきました。
魔法王国は、緑豊かで美しい国。心優しい住人たちは、魔法を穏やかで平和な暮らしのためにだけ使ってきました。
「こ、ここが魔法王国なの……!?」
『うん……』
けれど勇者いぬみんが降り立ったそこは、みみみに聞いたお話とはずいぶん違っておりました。
『ぜんぶ、あくの魔法使いの仕業なんだ』
たくさんの黒い怪物たちが、街を襲っています。ずずんと家々が崩れ、あちこちに瓦礫が転がり、樹々もすっかり倒れてしまっています。空は炎に染まって真っ赤です。
魔法で誰かを攻撃したり、だなんて考えたこともない住人たちは、逃げ惑うばかりです。なんとか魔法でバリアーを張っているので、今はまだひとりもけが人が出ていないものの、それもきっと時間の問題でしょう。
「あはははは! やれやれー、やってやるのよー!」
「あ……あれは!?」
そして怪物たちを従えているのは、いぬみんとあまり歳も変わらないような、ひとりの女の子。
黒い羽で空を舞う、女の子でした。
「おまえがキュートないぬみんか。なの」
「うん……いぬみんは、いぬみんだよ。キミはだれ?」
「なぎさ様の部下、
橘 明里
なの。なぎさ様のところへは行かせないの! あかりのちからを見るのなの……!」
あかりが手を振るうと、黒い羽が天から降りそそぎ、いぬみんを攻撃します。
「わわわ!?」
慌てて建物の下へ飛び込みましたけれど、黒い羽は天井を突き破らんばかりに降り落ちてきて、建物は今にも崩れてしまいそうです。いきなり大ピンチ!
『キュートないぬみん、<マジカルサムシング>を使って!』
みみみの声が頭へと響きます。
『いぬみんの持ってる<グリーンリボン>、<羽のステッキ>、<夢のマイク>……そして<民の声>を力にするんだ! それが勇者の力なんだよ!』
「マジカルサムシング……そっか! そういうことなんだね!」
すっくと立ちあがり、いぬみんはきりりとあかりを見上げます。
「もう、好きにはさせないよ!」
「そのままやられてしまうのなのー!」
黒い羽の雨が今にも頭上を突き崩してしまいそうな、そんな時……いぬみんは、くるりと振り返り。
『あなた』を、見ました。
「ふおー!? いぬみんがこっちを見てるマスー!」
『お願い、魔法王国の国民のみんな! いぬみんに力を貸してほしいんだ!』
「ふおおーーー!!」
最初からクライマックスといった風情で、興奮することしきりなトワ。舞台上のいぬみんが不意に観客席を向き、語りかけてきたもので、あっという間にテンションMAX!
「ああ。国民って俺たちのことかよ……」
トワとは対照的、眉をひそめた楓はリアリストが過ぎるのか、先ほどからなにかとツッコミを入れずにはいられません。
「大体、マジカルサムシングってなんだよ。伝説のアイテムがそんなフワッとしたモンでいいのか? もっとこう、全てを切り裂く伝説の剣とか、全てを跳ね返す伝説の盾とかないのかよ。リボンやらマイクでどう戦うんだ?」
「それが伝説のユーシャの力ッ!」
有無を言わせぬトワのイキオイに、楓はおう、そうか。としか二の句が継げなくなってしまいました。ツッコミ役も形無しであります。
(まあ、お嬢が楽しそうだし、いいか)
「守りたいものがあるから強くなる! 皆のエールが力になるってヤツなのデス! さあ、みんなでいぬみんを応援するのデスーーー!」
おーーーっ!!
トワを中心に、観客たち……いいえ国民のみんなが一斉に声を上げました。彼らの放つパワーが、いぬみんを強くするのです。もちろん楓も控え目ながらに、おーっ。腕を振り上げます。
ワイヤーに吊るされて宙へ浮かぶ明里を見上げ、きとりは叫びます。
その手には、『羽のステッキ』が掲げられておりました。
『いぬみんには分かったよ。キミは、勇者! いぬみんの仲間なんだ……!』
まばゆい光が、空へ弾けて。
「こ、これは……」
いぬみんは、あかりの背にはばたく黒い翼が光に浄化され、真っ白になってゆくのを見ました。
「あかりは……あかりは、勇者なの!」
あくの魔法使いに縛られていたあかりの心が今、いぬみんと国民の声によって解き放たれたのです!
「魔法の勇者、『ラブリーあかりん』! エンジェリックに参上なの!」
きゅぴん! あかりんのまわりにハートが弾けて、見守る国民たちからはアツイ声援が上がります。
残った影の怪物たちが、いぬみんとあかりんへ襲いかかりますけれど、
「必殺! 『ウィングレイン』なのーーー!!」
手には羽のステッキ。降りそそぐのは、純白の羽。ずばばばばばば!
黒い怪物たちはまたたく間に浄化され、もとの人間へと戻りました。
「あかりはなんてことを……あくの魔法使いに騙されて、ずっと悪いことをしてきたなの」
がっくりとうなだれたあかりん。
けれどいぬみんは、その手をそっと優しく包み込むのです。
「大丈夫だよ、あかりん! これからいぬみんといっしょに、魔法王国に平和を取り戻そう!」
「う、うん! あかりもがんばるなのー!」
こうして、新たな勇者と出会ったいぬみん。
はたして次は、どんな困難が待ち受けているでしょうか?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
定員
6人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年09月12日
参加申し込みの期限
2019年09月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年09月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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