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豪遊! 異世界ショッピングツアー
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部屋で勉強中、気づくとそこは賑やかなショッピング横丁の入り口だった。
「……」
状況がわからず、眉を寄せた
八神 修
に歩み寄ってきたのは艶やかな着物姿の女性だった。クリーム色のロングヘアに黄色の耳といくつかに分かれている尻尾。
「ようこそ、ここへ」
彼女の話によれば、ここは異世界であり、今日はショッピングツアーの実施日なのだそう。修はいつの間にか参加者扱いだった。
「応募した覚えはないな……」
それに、その説明だと一方的に修が、というか参加者が利益を得てしまうのでは? と心配になった。
「まさか、辞退なさったりしませんよね?」
彼女が不安そうに聞いてくる。
「いや、せっかくだからよろしく頼むよ」
修が笑うと、彼女はほっとしたらしい。
「私はツアーコンダクターのアカリです。よろしくお願いします」
「アカリか。改めてよろしく」
修はショッピング横丁へと足を踏み入れた。
修が案内されたのは、看板に魔法陣が描かれた少し怪しげな店だった。
「こちらです」
「ここは何を取り扱っている店なんですか」
「魔女の持ち物だったものが中心ですね。八神さんの世界に魔女はいらっしゃいますか?」
「どうだろうな」
なんとも答えにくい質問だ。ろっこんの存在もあるし、魔法的な力は珍しくはないが。
「雰囲気があるな」
ひんやりとした空気が漂う空間だった。ランプも最低限の明かりで、薄暗い。
カウンターの店主は魚人のようだ。
「いらっしゃい」
修はそう声をかけてきた店主に頭を下げた。
「この変身飴なんて、いかがですか?」
アカリが手にしたのは二つの小瓶だった。一つは赤色、二つ目は青色の飴玉が入っている。
「赤が変身、青が解除です。まあ、青がなくとも一時間ほどで戻れますが」
「変身……何に変身できるんですか?」
「魔物に」
「魔物?」
「店主に言ってきますので、試してみましょうか」
「面白そうですね」
修は頷いて了承した。
カウンターに向かったアカリはすぐに戻ってきた。
「お待たせしました。オッケーです」
「なら遠慮なく」
修はは頂きます、と唱えてそれを口へ。
「!」
ふわりと暖かい空気が体を包んだ。発熱したときのように体がふわふわと浮かんで、すぐに急激に冷めていった。
「見事な変身です!」
アカリが姿見の前へ案内してくれたのだが、
「これが魔物の姿……」
修はそう呟いて、アカリの顔を見た。
「魔物?」
「ほらここに禍禍しい耳が」
修の頭には三角の獣耳が生えていたのだ。毛並みは逆立っていて野生の動物といった印象はある。
「地獄の番人、ケルベロスですね」
「申し訳ないがイメージとかけ離れてて、コメントしづらい」
「ほら、尻尾も禍禍しい」
確かに腰の辺りから生えているのは蛇を模した尻尾である。
「確かにケルベロス……なのか?」
「人間の姿を可能な限り残したまま、魔物の力を引き出せる代物なんですよ」
「そういうことか。画期的なんですね」
「攻撃として炎弾も吐けますよ。試してみますか?」
「……店と俺の安全は確保できますか?」
アカリが複雑な顔をしたので、今回はやめておく、と丁重にお断りすることにした。
「次はこちらです」
それはどうやら羽ペンのようだつた。見た目は普通で魔力が宿っている様子はない。
「吸血ペンです。血をインクに、どんな場所にも書くことができる代物です。例えば空間とか」
「それは面白いですね」
「では早速試しますか。わたしの血を使ってくださって結構です」
するとアカリは自分の指を噛んで、傷を作り、ペン先に染み込ませた。
「! そんな、傷をつけなくても」
女性なのに悪いことをさせてしまった。修は少し申し訳ない気持ちになった。
「お気になさらず」
アカリが笑ったので、お言葉に甘えることにした。
空間に向かってペンを構え、ゆっくりと動かすと、光の線が尾を引くようについてきた。何を描こうか迷ったが、家で待っているはずの猫達を思って描いていく。
「猫さんですね! お上手です」
もちろん、デフォルメされた姿だが、唯一の雌、縞柄のパトラを描いてみた。
「面白いペンだな」
「でしょう?」
と、その時。
「みゃぁ~」
そんな鳴き声が聞こえ、空間の絵が動いた。そして、絵の中心からパトラに似た縞柄の猫が飛び出してきて、
「おっと!?」
修の腕の中に収まったのだった。
「こ、これはどういう」
「イメージが強いと、実体化することもあるんですよ」
「なるほど。……? まさか本物のパトラか?」
「みゃ」
飛び出してきた猫の表情は家へ帰った時に歓迎してくれるパトラのそれとよく似ていた。
「八神さんの思いの力が召喚術を産み出したようですね」
「……無限の可能性があるペンですね」
他にも色々な商品紹介されたが、結局最初の二つと当たる確率はかなり低いが、未来を予知できるという予言の書なるものを購入。
ちなみにパトラはペンの力を解除して家へ送り返してもらった。
その後は飲食街へと出向き、テラス席があるカフェへ。
「乾杯」
恐縮するアカリを正面に座らせて、運ばれてきたノンアルコールカクテルで乾杯をした。
「今日はありがとう」
仕事とはいえ、一日中案内をしてくれたのだ。おかげで暇はしなかった。
「楽しく過ごしてくれたなら、良かったです」
そう笑った彼女に修は自分の思いを伝えた。寝子島に連れて行きたい、と。
「島にも狐の妖怪がいるから紹介したいんだ」
「狐の……それは是非……でもお仕事がありますから」
予想していた言葉に修は小さく息をついた。
「いつでも遊びに来てくれ。今度は俺が案内するよ」
修は笑顔で、そう言った。
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あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
こんにちは、高城ヒトです!
不思議なショッピングツアー、楽しんで頂けたでしょうか? 買ったものは持ち帰って、個人的に楽しんで下さいね。
それでは、ご参加ありがとうございました~。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年08月22日
参加申し込みの期限
2019年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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